先日下地処理を行っておいたW124のトランクスターエンブレムです。元々メッキが施されている物なのでそれ用の下地処理～プライマーを塗布し、さらにサフェーサーを塗布～研磨しています。

また丁度脚の根元部分で３箇所（苦）でメッキが割れていたのでエポキシ接着剤で修正しておきました。素材自体のABS樹脂はある程度軟化性があるのでそんな事で割れたりしないのですがメッキは追随しないので外す時に割れ易いんですよね。コツとしては一箇所だけを外すのでは無く、出来ればヘラを3方向から差し込んで全体的に持ち上げるように外すと良いと思います。

 と言う訳でベースコートを塗って艶消しクリアーを塗布します。奥のダースベイダーは当店の色見本用ですのでどうか気にしないで下さいませ。

その後1時間くらい自然乾燥させるとこんな感じで艶が消えてくれます。この後熱を入れるのですが、一旦これはブースから出して、今回一緒にご依頼頂いているヘッドライトロアパネルを塗装してしまいます。

 こちらも先日までに下準備を終えていたヘッドライトロアパネルです。ちなみに凹んでいた箇所は板金である程度元に戻せましたのでパテは使わなくて済んでおります。

 色はメルセデス純正色のボーナイト（カラーコード：４８１）で、紫掛かったメタリックとなります。

残るテールランプとフロントウィンカーレンズについては次回のテールランプ関係塗装のターンで塗りますので完成までにはまだもう少し掛かりそうです。どうぞもう少々お待ち下さいませ！

 

先日旧塗膜をサンダーで削って作業がストップしていたW124メルセデスベンツのヘッドライトロアパネルです削ってみたら傷が亜鉛メッキを突き抜けていて、サンダーでは取り切れない錆があったのでサンドブラストを掛ける事にしました。

サンダーは面で削るので根深い箇所へのアクセスは難しいのですが、その点研磨粒子自体を直接対象物に当てるサンドブラストは今回のような錆に効果的です。

脱脂洗浄後、プライマーを塗布します。今回は念のため耐食性の高い浸透型エポキシプライマーを塗りました。

ウェットオンウェットでそのままサフェーサーを塗布し、念の為熱を掛けるのは常温で固まってから行います。下に塗ったエポキシとその上に塗ったウレタンとで硬化（反応）速度が極端に違うとクラックなどが生じるからですね。エポキシの上にスプレーパテを塗った時に一度それが出た事があります。ちなみにウォッシュプライマーではありませんので念の為（これはやってはいけない組合わせです）。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ！（スリーポインテッドスターはメッキが割れていた箇所を一応エポキシ接着材で固めています）。