透過性塗装 テールランプ関係下準備

透過性塗装 テールランプ関係下準備

先日に引き続きテールランプ関係の下準備です。

 CBR250RRのテールランプに着いていた板ゴムは一旦剥がしておきます。塗装後に同じように両面テープで貼り直しておきますね。

 こちらはBMW E46のテールランプで、画面右側の小さいテールランプの上部「バックランプ」のクリアーレンズ部分で、クリアー抜きのサイズを最初のご指定よりも小さく変更となりました。内部反射板の壁部分から8ミリ内側で承っています。元の画像はこちらから見れますので宜しければご参照下さい。

と言う訳で、今回はフリーハンドによるマスキングでは無く、データから作ってマスキングシートを作製する事にしました(と言うかこうしないと角のアールは綺麗に作れませんので)。

また位置を出し易いように、周りに幅8ミリのガイド用シートも一緒に作成しています。角の形が変なのは気にされなくて大丈夫です。

 それぞれがバラバラにならないようマスキングシートで固定し、外周を内部リフレクターの壁に合わせて貼付け、

 ガイド用のシートを剥がすと枠から内側8ミリの位置にピッタリ貼れると言う寸法です。

 また社外品のテールランプには製造時のバリがあるので、

空研ぎペーパー#120→#180→#240→#320→#400で平らに研ぎ付け、最終#800で目を均しておきます。

他の部品も#800→#1300でレンズ表面の足付け処理を行い、よく脱脂清掃をしておきます。この後は埃が乗らないよう一旦保管しておき、来週早々~半ばまでに本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

透過性塗装 テールランプ関係下準備

次回透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等部品です。本日より作業着手しておりますのでどうぞご安心下さいませ。

今回は5セット10部品で、内容は以下の通りとなります。

・BMW E46 テールランプ レッド&スモーク塗装

・ハイマウントストップランプ塗装

・メルセデスベンツCLSテールランプ スモーク塗装

・CBR250RRテールランプ スモーク塗装

・フォレスターテールランプ レッド&スモーク塗装

まずはレンズ面をシリコンオフで脱脂し、次に裏側を清掃します。今回はどれも綺麗でしたのでそんなに時間は掛かりませんでした。

電球が装着される穴に貼ってありましたガムテープは熱を掛けた時に糊が残ってしまう恐れがありますのでマスキングテープに貼り直しておきました。こちらは最後まで貼りっ放しにしておきますのでどうぞご安心下さいませ(基本的にいつもこうしております)。

レンズ以外を養生します。マスキングの貼り方としては、台に置いた時や持った時に紙が破れないようピンと張らないようにします。またネジで突起した個所などは、紙を突き破らないようマスキングテープで補強しておきます。

 養生に使うのはこういった「ロールマスカー」なる専用の物があって、予め紙の端にマスキングテープが張ってあります。手前が300ミリで「シングル」、左奥が550ミリ幅を半分に折りたたんで二重になっているので「ダブル」と呼んだりします。

その他もっと幅の広い紙を専用台にセットする物や、ポリ塩化ビニルに炭酸カルシウムを添加した「タンカルマスカー」などがあります。炭カルマスカーは車を覆う程のサイズからハンディタイプもあるので車の塗装や建築関係の現場では良く使われいますが、小物を塗装している今では殆ど使っていません。

ビニール系は伸びるという利点がありますが、静電気が発生してビニール表面に埃が付着し、本塗り時にスプレーした時に塗料の溶剤分が揮発→気化熱によってその周辺の温度が低下→結露が発生→湿度が上昇→静電気が消滅→ビニール表面にこびり付いていたホコリが一気に放出!と言う事になるのが嫌で(あくまでも私的なイメージです)使う機会は殆ど無くなりました。

ロールマスカーをセットする「マスカーカッター」にはギザギザの刃が付いていて、紙を貼りながら片手で簡単に紙を切る事が出来るようになっています。刃が剥き出しなので無造作に扱うと怪我をしたりしますが、保護用のカバーが付いているタイプとかだと作業効率が落ちるので私的にはこれがとても気に入っています。と言うかこのマスカーカッター、見習いの頃からずっと一緒です(笑)。

今週中には下準備を終わらせておき、来週早々~半ばに本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

STARBUCKS THERMOS イエローパール塗装 完成

 先程のホワイトパール黒メタリックの塗装に続き、イエローパールの紹介となります。大変お待たせしました!

こちらもサーモス社製ですが販売はスターバックスで、商品名は「ハンディーステンレスボトルイエロー(500ml)」と言う製品のようです。

オーナー様のご要望としては「元と同じような黄色で」「3コートパールに」といった内容で、また正面の下部にネームロゴとヤギのイラストも承りました。

 今回使用したクリアーは3本とも高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 画像だと白っぽく見えますが、かなり彩度の高いイエローです。

 ネームロゴとヤギのイラストは塗装では無くデカールでの施工となっています。

 画像だと判り難いのですが、実物はもっとイエローパール&ゴールドパールのキラキラ感を感じられると思います。

 ヤギのイラストには特に拘られまして、何度か修正の後こちらで決定となりました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

THERMOSケータイマグ 黒メタリック塗装 完成

 先程紹介したホワイトパール(画像右側)の仕様に続き、中央の黒メタリック塗装も完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々も同じような、ちょっと茶色掛かった塗装の物だったのですが、

 オーナー様からの「真っ黒」で「メタリック」とのご要望により、

 黒ベースに粗目のメタリック(MIX598)とガラスフレークを入れ、アクセントとして極少量だけ粗目のブルーパール(MIX845)を入れています。青味を入れたのは茶色っぽくしないように(漆黒っぽい感じに)したかったからです。

 ただ元の状態から大きく色が変わったと言う訳では無いので、恐らくですがオーナー様的には保護の事を考えて今回こちらの塗装もご依頼になったのだと思います。クリアーだけでも良かった、みたいな感じでしょうか。

尚、クリアーのみの塗装についてはの記事が判り易いかも知れませんので宜しければご参照ください(その後の報告では塗膜は良い状態を保っているとの事でした)。

尚、塗装屋さんなら良く判ると思いますが、「クリアーだけ塗装」の方が神経を使いとても大変です。

STARBUCKS Tumblers

日陰だと真っ黒ですが、光に当たるとメタリックとガラスフレークが光るので、これは元の塗装では無かった表現が出来ていると思います。

続けてイエローパールのサーモスを紹介しますね。

STARBUCKS THERMOSホワイトパール塗装 完成

 大変お待たせしました!サーモスのケータイマグ×3本の塗装、本日完成となります。

紹介はそれぞれ個別に、まずはホワイトパールから紹介しますね。

元々は艶消し白の塗装だった物を、

オーナー様のご要望によりロゴデータを作製し、

 艶有りの3コートホワイトパール&ロゴ入れ塗装を行いました。

 オーナー様のご要望としては「真っ白」「3コートパールに」との事でしたのでカラーベース(下色)の白はSTANDOX原色の白(MIX570)をそのまま使い、

 パールベースは粗目のホワイトパールを使用しました。またメタリックアディティブ(MIX008)も入れてギラツキ感を強調させています。

 画像だと判り難いのですが、キラキラしているのがホワイトパールです。実物はもっとパール感が判りますのでご安心下さいませ。

続けて黒メタリックも紹介しますね。