マイク レース塗装

マイクの塗装で「マーブル塗装」(ラップ塗装)についてのお問い合わせが多いのですが、如何せん手間が掛かるのでその分コストも掛かり、どうにかもう少し手軽にそれらしい塗装が出来ないかと色々考えていました(と言うのが一年くらい前の事なのですが・・・)。

と言う訳で、我々大田区民の誇り(?)でもある蒲田ユザワヤで材料を買って来ました(と言うのが去年の秋くらいだったのですが・・・)。

ちなみに昔のユザワヤの店員さんはかなりの塩対応で、子供ながらに「ここは卸問屋か!」と思う程でしたが、最近は随分と親切になっています(笑)。

 購入したのはスカートの裾?などに着けるレース生地で、

 マイクに使うので細かい模様の物を、

 また伸びるタイプやそうで無い物など、色々な種類を選んでみました。

 かなりの種類がありましたが、やはりと言うか花柄模様が多かったです。

 「レース塗装」は元々自動車やバイクのカスタムペイントに使われている技法で、昔からそう言うのがあるのは知っていましたが、私が行っていたのは元の状態に戻す「補修塗装」(板金塗装)だった為、こういった塗装には今まで全く興味がありませんでした。周りにやっている塗装屋さんも居ませんでしたし、実際に見るのもやるのも今回が初めてです。

 塗るのはいつもの色見本用に作ったレジン製のマイクで、下色に粗めのシルバーを塗って、十分に乾いたら先ほどのレースを巻いてクリップで固定します。

 その上から黒を塗り、レースを剥がすとこんな感じになります。和柄っぽくてマイクに良く似合いますよね。

 左は黒の面積を多めに、右はシルバーを多めにしてみました。

今回は先にシルバーを塗ってから黒を塗り重ねましたが、逆のパターンでも良いのかも知れません(この辺はいつもの通り前情報は無しで何も調べずに試しています。間違っていてもどうか気になさらないようにと)。

 ちなみに今回はどれも仕事の序で、この度ようやくキャンディーブルーの御依頼が入ったので一緒に試してみようと思った次第です。このまま何も無ければ今回のレース生地はあと数年は放置されていたかも知れません。忙しいのは有難いのですが、いつもとは違う事を試す為の時間がもう少し欲しいところです(まあこれはやる気の問題でもあると思いますが)。

 仕上げにSHUREのデカールも貼り、最後にクリアーを塗って本塗り完了です。こちら側はゴールドのロゴですね。

 やはりと言うかキャンディーレッドと黒の組み合わせは鉄板で、パンクやヘヴィーメタル、ロックや演歌などにも似合いそうです。

SHUREのロゴはゴールドとシルバーを使いましたが、ただシルバーがちょっと目立ち過ぎたので、今度は赤メタリックのロゴを作ってみようと思います。青メタリックは上手くいったので、多分そちらも行けるのではと(その節はご教授有難う御座いました!)。

使ったレース生地は同じですが、こちらは何回か重ねて黒を多めに塗っています。柄が重なっても違和感は無いので、工夫次第で色々出来そうですね。

 今回は花柄のレース生地でしたが、鳥や虫、竜などの動物柄などがあれば面白いかもですね。服飾関係の仕事に従事している従兄弟ならきっとその辺について詳しい筈なので、今度色々教えて貰おうと思います(靴関係なので全然違うと思いますが、取り敢えずプレッシャーだけ掛けておこうと思いまして。笑)。

もう少し回数を重ねて、問題無さそうなら(安定して出来るようになったら)正規にお受付も出来るようにしたいと思います。いやー、楽しいですね(笑)。

2 thoughts on “マイク レース塗装

  1. ラップ塗装よりも意匠が効いているし綺麗ですねぇ。
    シルバー→キャンディカラーで迷彩→マスキングで黒塗装なんてのも、クレヨンのスクラッチ技法のようになって面白いのではないかと(手間は大変そうですが)

    >鳥や虫、竜などの動物柄などがあれば

    レーザーカッターの出番ですね(笑)

    • >レーザーカッターの出番ですね(笑)

      そうなんです。マスキングテープ(シート)では無く、単なる紙をレーザーカットすればこれに応用出来ると思います。
      紙の場合での問題は、丸めた時に端が浮く事ですが、それをメッシュ状のネットで抑えれば多分大丈夫だと思います(既に発注しました。笑)。

      マスキングシートのように粘着しなければ塗装後に剥がす手間も無いので、凄く楽に色々なデザインが楽しめると思っています。

      まあ詳しくはまた紹介しますね!

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