工場整備

factoty本日は朝から一日移転先の工場にて現場の整備をしていました。主に塗装ブースの製作ですね。これが大変です。

対称は「小物」なのでそんなに大きなサイズは必要無いかと思いきや、自動車用の塗装ブースで育ってしまっているせいか結局それと同サイズの物を造ってしまっていたりします。ただし自動車用の物が長方形に対して今回のこれはほぼ正方形に近い形です。

なので奥行きが無い反面、横幅がちょっとあり得無いサイズですから、壁面に付けた蛍光灯だけでは真ん中辺りの光量が足りないのでは?と思って結局中央部分にも蛍光灯ユニットを吊る事にしました。結果、塗装ブース内の蛍光灯の総数は42本とこれも市販の塗装ブースに劣らない程になっています。

天井は蛍光灯がある部分以外は全面フィルターで覆わる事になり、奥には排気装置が設置されるので壁が出来てちょっとした小部屋が出来る感じです。今はまだ木工作業所みたいな感じですが最終的には外板パネルも貼られて全面白色になる予定なのでそれらしく見えるようにはなると思います。

今回何より期待しているのは「排気装置」でして、これ単体でかなりの金額がするのですが、今までには全く無かった画期的なシステムで、余り環境に宜しく無い塗装の問題もこれによりかなり改善されると予想されるのです。なんとフィルターは一切使わず、大気汚染の原因でもあるVOC(揮発性有機化合物)を殆ど無害化出来るという代物です。今まで水洗式でフィルターレスと言う物は存在しましたが、気化した溶剤を無害化するという物ではありませんでした。

今回導入する装置では分子レベルでそういった物質を分解してしまうような物らしく、結果「排気フィルター無しでも住宅街の一画で塗装が出来てしまう」といった事を実現してしまうようなのです。オゾンを電子的に分解するのと同じ様なシステムらしいですがちょっと信じられませんよね・・・。

実際私もまだそれを使っている訳では無いので大きな事は言えないのですが、実は既にお上のお墨付きだったりするので(環境省と国土交通省)、導入コストはちょっと高いのですがそれに値する物はあると思っていたりします(と言うかその費用で当初検討していた塗装ブースが買える費用ですからそう信じたいのです)。

factoty_1そんな感じで一階現場の作業が忙しいので二階作業場は全然進展がありません。ただし色々と必要な物は沢山あるのでお金ばかりが出ていってしまいます(苦)。

ただその中でもちょっと贅沢をしてしまっている物もありまして、とにかく今までは「机」といった物がありませんでしたからこれだけは無駄なお金を遣ってしまったところはあります。中古ではありますが自身の夢であったハーマンミラーのワークデスクです。新品だったら私の初任給よりも高かった金額ですが(恐)、型遅れの中古品であればかなりお買い得な金額で買えたりします。と言うか今回これと同じ物が10個程同時にネットオークションで売られていたので、いつものように入札が重なって落札金額が高騰しないで済んだのです。ただサイズは相当のものなので送料が結構掛かりましたけどね・・・。

メガネフレームなどの小さな被塗物や細かいマスキング作業は今後このデスクを使って作業したりするつもりです。効率が上がるかどうかは判りませんが、少なくともモティベーションは上がってくれると思います。楽しみです。

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