先日サンドブラストを掛けてプライマー&サフェーサーを塗布しておいたバイク用の恐らくステップ周りに装着されるアルミ部品です。
その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、全体を#600→#800の水研ぎで研磨します。
何かしらシャフトが挿し込まれると思われる部分と、ステップが入るであろう個所のみマスキングを行い、台にセットします。
通常こういったパーツは針金などで吊って塗るのが一般的なのですが、それだとどうしても肌が悪くなってしまいますので、何とか工夫して最も見せる部分(目立つ部分)を地面に水平になるようにセットしています。以前施工したハーレーのフェンダーが良い例ですかね。仕上りもとても気に入って頂けたようで、近々新たなご依頼品が届く予定です。
塗り難い裏側は最初に台から外して先に塗っておきます。画像だと艶がありますがこちらはベースコートなので乾くと艶は消えていきます。
その後再び台にセットし、表面のベースコートを塗装し、最後に裏表一緒にクリアーを塗ります。
昔は私もこういったパーツは吊るして塗るのが常だったのですが、塗装の対象が小物になってからは固定方法にとても気を遣うようになりました。
以前行っていた自動車補修塗装では「新車肌の再現」が基本だったのですが、今はテロテロに仕上げる塗り方になっています(「デロデロ」ではありませんので念の為)。