大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式の内、黒系パーツ32点の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
元々黒いパーツだったのですが、バリを削った跡などが残っていた為、同じ様に黒の塗装でご依頼を頂きました。
ベースコートはSTANDOXの原色黒(MIX571)で、クリアーは2液ウレタンの艶消しクリアーをコートしています。
「どうせ傷付いてしまうのでは?」と思うかも知れませんが、事前に耐久性のテストなども行って頂いてのご依頼ですので問題はありません。
尚、先に赤系のパーツと白系のパーツも完成していて、それらは既に納めております。
しっかりウェットで2コート塗り込んでいますので、ツルンとした艶消しに仕上がっているかと思います。
ただし細かい箇所が埋まってしまうのを避ける為、クリアーの希釈は通常20%のところを30%にしています。大きい面積でこれをするとムラになり易いのですが、小物であれば殆ど気にならないかと思います。
逆にムラの目立つ車のボンネットに艶消しクリアーを塗る場合、シンナーを入れないで軟化剤を入れて塗る事もあります(とデモマンから進言を頂きました)。塗装した表面の乾燥を送らせてミスト(塗りムラ)を馴染ませて防止する方法ですが、延々乾かないのでゴミが付きやすいと言うデメリットもあります(なので私はしません)。