Y32 VG30サージタンク結晶塗装 下準備

      先日お預かりしておりました日産Y32用VG30のサージタンク(コレクトケース)です。

外側に貼ってあるアルミシールは剥がすと再利用が出来ない為、そこが浸からないようしっかりマスキングをしてアルカリ洗浄槽に浸け置きをして油分を除去しておきました。

シール付近、アルカリ洗浄槽に浸からなかった部分には、中性洗剤を吹き付けて少しの間放置し、残った油分を除去しておきます。

その後ケルヒャーを使ってスチーム洗浄します。既存の塗膜(新車時の塗装)はプライマーが塗っていない為にしっかり密着しておらず、溶剤やサンドブラストを使わずとも比較的簡単に剥がれてくれます。

ただし完全に除去出来ている訳では無いので、この後マスキングを行い、サンドブラストを行います。エアブローをして水気を飛ばし、よく乾かしておきます。

カバーの方は洗浄後、溶剤槽に浸け置きをして旧塗膜を剥がしておきました。こちらは今後リン酸処理となります。

本体の方はマスキング後、

ブラストボックスの中に入れ、

サンドブラストを行います。

残っていた塗膜も綺麗に剥がせました。

この後はリン酸処理を行い、再び洗浄をしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!