先日下準備を行っていたスバルGHインプレッサ用の社外品(Valenti社製)テールランプ一式です。
透過性塗装は通常の塗色(隠ぺいさせる色)と違ってゴミが混入するとそれが見えてしまうので、本塗りの前日にはブース内の床と壁、塗装代と棚板を高圧洗浄機で清掃してから塗装を行うようにしています。
よく脱脂清掃し、予め作成しておいたマスキングシートを貼り付けます。
プラスチックプライマーを塗布し、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。
しっかり色味が着いたらマスキングを剥がし、その部分にプラスチックプライマーを塗布します。プライマーは既に赤く塗った箇所にオーバースプレーしても問題ありません(ただし意味が無いので無用にぬる必要もありません)。
ここまでがベースコートで、塗り始めてから終わりまでが大体4時間くらいといった感じです。コート間のフラッシュオフタイム(乾燥時間)をしっかり設けているので、トップコート(クリアー)よりかなり時間が掛かります。数が多い場合は昼食が17時!なんて事もあります(と言う事もあって最近は数を少な目に小刻みに塗るようにしています)。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
スモーク無しに比べると、シットリ落ち着いた雰囲気になっているかと思います。
作業中の撮影画像はどうしても暗い場面があったりするので画像加工をする場合がありますが、今回の本塗りでは全ての画像はサイズの縮小以外は未加工となります。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!