先日下準備を行っておいたトヨタ2000GTのヘッドカバー二個です。
この型のヘッドカバーは当時はまだ鋳造技術が未熟だった為か全体に粗が多く、
巣穴が結構開いているので耐蝕性の高い浸透型エポキシプライマーサーフェサーを使用しています。
巣穴が残っていない事を確認したら60℃30分程の熱を掛けて半硬化させます。爪を立てると跡が残るくらいですね。
こちらは趣味で作成している壁時計の背板で、それぞれコート数(膜厚)を変えて結晶目のサイズを確認します。
これくらいが丁度良さそうなので、これを参考にしてヘッドカバーの塗装を行ないます。
全体に膜厚が均一になるよう、結晶塗装用の塗料=リンターの黒を塗布します。
素地が粗いので、それを目立たなく出来るようしっかり塗り込みます。
今回は塗り終わってから熱を入れてチヂレ目が出ていく状態をタイムプラスで動画で撮影してみました(思い付きで始めたので余りよく無く、次回またチャレンジしてみようと思います)。
この後は恒温機で再び120℃30分程の熱を掛けて二度焼きを行い、最後に凸部を研磨してアルミ地を光らせます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!