大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたメルセデスベンツ純正のフロントグリル、ワイパーアーム&カバー、ボンネットオープーナー4点の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
元々はこの様な状態だった物に、
メルセデス純正色の「アズライトブルー」(カラーコード:366)で塗装を施しました。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
ワイパーアームは飛び石傷が多かったので「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を整えてから上塗りを行っています。
カバーパネルは新品塗装済み品だったので下地処理は足付け処理のみとなります。
フロントグリルも同じようにウェットブラストを使って足付け処理をしています。
ですので通常の足付け作業=ペーパー掛けに比べて隅までしっかり処理されているので塗膜が十分に密着出来ているかと思います。
塗料は接着剤とは違いそれ単体での密着性は低く、なので被塗面を傷つけて剥がれ難くする必要があります。
その他に比較的簡単な方法としては「密着剤」なるスプレー糊のような物もあるのですが、最初の数年は持っても経年でその効果が落ちて自然にペリペリと剥がれてしまうので通常の補修塗装でそれを使う事はまずありません(ただバンパー裏など補助的に使うのはOKだと思います)。密着剤が多用される場面としては、クレームの心配が無くただコストを下げたいだけの中古車の塗装などで、30年くらい前のオールペン全盛期ではこれに悩まされたオーナーや塗装屋さんが多く存在しました(現代はそんな商売をすると簡単に特定&炎上するので大分抑制される環境になったとは思います)。
参考画像を紹介しますね。