いすゞ117クーペテールランプ 素地調整

isuzu19 先日フロントグリルと共にご依頼頂いていたいすゞ117クーペの純正テールランプです。タイミング的には先日他のご依頼品と一緒に塗れたのですが、如何せんそのまま塗れる状態ではありませんでして・・・。

とりあえず全体的に油のような物が塗られているのでシリコンオフとブラシをウエスを使って清掃しました。

isuzu20そしてレンズ部分を確認してみると、まだ何もしていないのに深いペーパー傷のような物が・・・。しかも番手で言うと#80くらいの超深めの傷です。

isuzu21 表面もかなり来ています。まるでスチールウールで擦ってしまったのかのように・・・。

isuzu22 また一部には何故か外側から熱を掛けて溶かしたような跡が・・・。タバコの先が当たってしまったような感じです。

isuzu23 と言う事で状態は今まで見た事が無いくらい宜しく無いのですが、仕事としては結構こういうのは嫌いではありません。先にメッキの枠をコンパウンドで磨いておきます。ここも大分腐食が出ていますが年代物なのでこの辺はもう仕方無いですかね。レンズが外れれば一番良いのですが・・・。

isuzu24 やはりと言うか結構深い傷だったので普段は使わない#320→#400の空研ぎペーパーで削ります。

isuzu25 その後は傷が深く入らない足付け用の布状研磨副資材を使ってペーパー目を均します。

isuzu26と言う訳でとりあえずは全体のクリーニング~深い傷の除去まで完了しました。

この後は根性焼きをされてしまったようなレンズ部分をもう少しどうにかして、レンズ部分は全体を#800まで細かく仕上げ、先にバックランプ部の黒い枠(多分アルミ製)を塗ってから全体をマスキング、そして次のレンズ系塗装のターンに間に合わせたいと思います。並行してフロントグリルも作業開始しておりますのでそちらも後ほど紹介しますね。いやー、どちらも大変です(笑)。