インプレッサ内装パネル ロゴデータ作成

インプレッサ内装ミラースイッチパネル塗装承ってます

先日お預りしておりましたインプレッサの内装、ドアミラースイッチパネルです。

 今回の塗装をするにあたって既存の照度マークも元の通りにする為、撮影した画像を基にIllustratorなるソフトを使って輪郭をトレースし、データを作製します。

 この辺りになるとノギスではサイズが測れない為、予め数種類のサイズを印刷して一番近い物を採用します。

 サイズは6.4ミリで、ただちょっと全体的に太かったのでこの後-0.1ミリ細くしています。

位置についても数値で測るよりそのまま転写してしまった方が早くて確実なので、透明な糊付きフィルムを貼り、目安となる位置にラインテープを貼りつけます。

 先程作ったデータからドライプリンターを使ってデカールを作製しました。

既存の照度マークの位置に合わせ、デカールを貼り付けます(画像では既に貼り付けられていて二重になっています)。

 

本番ではこのフィルムを重ねて見ながら照度マークを元の位置に配するようにします。

尚これは「ギャラリーフェイク」なる漫画の作中で、主人公の藤田氏が作品の真偽を確認する為に使った方法と同じでして、いつか私もこれをやろうとずっと思っていました(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装部品 サフェ入れ

 先日お預りしたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ一式の内、ザラザラとした塗装が施されていて、さらに歪が酷かったリヤドアインナーハンドルパネルです。

表面をダブルアクションサンダーの#120→#180で研磨し、

サンダーが入らない個所は#240の手掛けで研磨します。

 素材は塗装との相性が良く無いPP(ポリプロピレン)の為、さらに全体をウォッシュコンパウンド&スコットで研磨しておきます。

空研ぎのペーパー掛けだけでも足付け処理にはなりますが、PPやPA、PEなどのオレフィン系樹脂は研磨した際の毛羽立ちが激しく、その点では摩擦熱を発生させない水を使った研磨が有効です。またこの際にはウォッシュコンパウンドを使う事により、粗いペーパー目の中にさらに細かい目の足付け処理が出来てこの後に塗るプライマーの密着性が高まる事も期待します。

 良く乾燥させ、脱脂処理を行ったら念の為火炎処理を行い、プラスチックプライマーを塗布します。

続けてサフェーサーを塗布します。ウェットに6コート程塗っておきました。

この後一晩程寝かしたら60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。大抵は何かしら本塗り後の強制乾燥時に一緒に焼かせて貰うという感じですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装ミラースイッチパネル塗装承ってます

 先日ご依頼頂いておりましたインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装部品4点の追加案件として、こちらのドアミラースイッチパネルの塗装も承りました。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

ご依頼内容は他の部品と同様「艶あり黒」のクリスタルクリアー仕様で、またこちらのメーター照度マークの復元も承っています。

復元の方法としては、これをスキャナーで読み込んでそのまま印刷・・・と言う方法では到底まともな形になりませんので、読み込んだ画像をトレース&細部の修正を行ってベクトルデータを作製し、「デカール印刷→ベースコート(黒)→貼り付け→クリアー塗装→磨き処理」といった工程を行います。

素地は梨地では無くツルツルの上に艶消しの黒が塗られただけなので、下地処理は足付け処理のみと想定しています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

インプレッサ内装部品塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容は艶ありの黒(ピアノブラック)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

 リヤドアインナーハンドルパネルについては、パッと見は梨地のような感じなのですが、こちらはわざとザラザラするような感じの艶消しで黒メタリックが塗られています。

その理由としては、

 普通に見ると判らないのですが、パネルの表面には凸凹とした跡があります。

梨地や艶消しの状態だとこれらは殆ど判らないのですが、今回のように艶あり(しかも黒)でご依頼を頂いた場合、そのまま塗るとこれがが目立って非常に残念な仕上りになります。

先程の凸凹の原因は裏側にある骨のせいで、部品を成型する時に素材を高温にした際、体積が大きい部分は冷えた時にその分伸縮するのも大きいので、表側を引っ張って凹ませてしまうのだと思われます。現在お預りしているランエボXのヘッドカバーと同じですね。ですのでこちらは「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で素地を平滑にしてからの上塗りとします。

ちなみに今回のこちらのオーナー様ですが、当店施工例のページにある、レガシィの内装パーツ一式の塗装例を見つけて頂き今回の御依頼に至ったとの事です。有り難い限りです。ちょっとそちらも紹介をさせて頂きますね。

SUBARU LEGACY Interior parts

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!