SUBARU XVハイブリッドテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

xv135こちらも本日到着しましたスバルXVハイブリッドの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はいつもの仕様で、

・全体をレッドキャンディーに

・バックライトとウィンカー部分はクリアーレンズのままで

・最後に全体に薄くスモーク

・クリスタルクリアー

といった内容になります。以前の施工完成画像がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

xv100製品自体は同じ物で、塗装で大きく雰囲気が変わるのが良く判りますよね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。本塗りはまだ少し先になりますがどうぞもう少々お待ちくださいませ。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SUBARU XVテールランプ 下準備

xv20こちらのテールランプは元々クリアーレンズの物をレッド仕様に承っておりまして、ただウィンカーとバックランプ部分も赤く塗ってしまうとマズイですのでそこはクリアーのままに残すようにします(ただし最後にここは薄くスモークは塗ります)。上の画像は御依頼時に撮影した物で、一緒に写っているシートはオーナー様が用意してくれた指示書です。判り易くて助かります。

xv22クリアー抜きの部分は大抵はこうやってラインテープ(プラスチック製のテープ)を使ってマスキングをするのですが、これを足付け処理後に行うとなると被塗面に極力触れないように作業しなければならないので神経を使いますから結構大変で且つ時間も掛かるのです。

なので今回は予めそれを行っておき、それをデータ化してマスキングシートを作っておこう、という事にしました。二度手間ではありますがこれなら本塗り当日に時間を節約出来ますし、余計なところで神経を使わなくて済むので本塗りに専念出来る、と言う感じです。

または「今後同じ様な案件が続くと見込まれる」という事であればいずれ元は取れる筈なのですが、うーん、どうでしょう(笑)。

xv21方法はいつも通りで、テールランプに貼ったラインテープの上にコピー用紙をしっかり固定し、その上をクレヨンや鉛筆の芯などで擦って輪郭を転写します。所謂「石摺り」ですね。

それをスキャナーでパソコンに取り込んだらIllustratorなるベクターデータが取り扱えるソフトでトレースしてデータ化します。ちなみ一つデータが出来ればそれをリフレクト(反転)させれば良いので反対側も自動的に出来上がります。これに関しては助かりますね。

xv23そして実際にテールランプに貼って既存のラインにマスキングシートが合っているか確認します。今回は平面的なので ズレも無く一回で出来ました。これが曲面となると3次元→2次元→3次元での誤差が生じて何回か修正を繰り返さなければなりません。今回は比較的平面に近いのでそこまで大変な作業にはならないと判っていましたからそんなに躊躇わずこの作業が出来ました(どちらが楽出来るのか悩みましたが、当日焦るくらいならと昨日はこれに費やす事にしたのです)。

ちなみに現在お預かりしている案件でインプレッサGRBのテールランプがありますが、こちらは既にデータが出来ていますので後はマスキングシートをカット出力するだけ作成可能です。特にあちらはテールランプ(クリアー抜き)が4個ですからさらに時間が掛かるところですが、これのお陰で本塗り当日の作業時間を大幅に短縮出来るのです。一度に10個以上のテールランプを塗ると言うのはそういう下準備のお陰で成立っている訳ですね。近代機器様様です(と言う程の物では無いのですが・・・)。

という事でこちらも近々本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SUBARU XVテールランプ 本塗り

xv15 こちらもお待たせしました!一緒に御依頼いただいている内装パーツは既に完成しておりまして、残るはこちらのテールランプとなります。無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

xv16 このテールランプがまた不安定でして、何もしないで置こうとするとズルっと滑って落ちてしまいます。なので裏側にマスキングテープの残り芯をガムテープで貼り付けそれが台のフチに引っかかるようにしています。

xv17 そして本塗り完了です。濃度は「薄目」で承りました。ちなみに今回のターンで塗っているクリアーは全てクリスタルクリアーです。

xv18今回は6案件を一緒に塗っているように紹介しておりますが、実はそれとは別に業者さんからベンツのテールランプも塗っています。今回は場所を取らない小物が多かったのでそんなに窮屈な感じはしませんでしたが、それにしても結構な量を一度に塗る機会が多いので塗装ブースのサイズは(小物塗装にしては)広めにしておいて良かったです。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SUBARU XV内装パーツ一式塗装 完成

xv12 こちらもお待たせしました!スバルXV(オレンジ)とエクシーガ(ブラック)の内装パーツも完成となります。

ただこちらのオーナー様からはテールランプのスモーク塗装も承っておりますので発送まではもう少々お待ち下さいませ。

xv13 中央の一番大きなコンソールパネルは元々素地が「ヘアーライン」(溝状)になっていたのでそれだけ平滑にする為の下地処理を行っています。その他の部品は足付け処理のみ行って塗装しています。

xv14コンソールパネルのエアコン吹き出し口の横には開閉を表す記号が立体になっていたのですが、下地処理を行う上でそれがあると困難だったので今回は削り落としています。元々そんなのがあったなんて現状では全く判らないと思います(良いことなのか判りませsんが・・・)。

それではテールランプももう少々お待ち下さいませ!

レガシィ&XV内装パーツ サフェ研ぎ

legacy76 こちらもお待たせしました!レガシィとSUBARU XVの内装パーツです。先週サフェーサーを塗っておいたので塗れるように準備をしておきます。

レガシィの内装パーツは殆どサフェーサーを塗っていますが、XVの方はセンターコンソールパネルのみサフェーサー処理が必要で、その他は足付け処理のみで塗装可能です。これらのパーツは本塗りも同時に行う予定なので平行して作業しています。

legacy77 サフェ研ぎは先程紹介したオーディオケースの下地処理と同じで、ただこちらは機械(エアーツール)を使える箇所が殆どありませんから全て手研ぎで行います。平面は#320からスタートで、その他全体には#400までを空研ぎ、そして#600→#800は水研ぎで行います。

legacy78面倒なのはやはりこういった入り組んだ箇所で、サフェーサーが塗ってある箇所はしっかりペーパーを掛けなければなりませんのでここからはひたすらネチネチとした作業が続きます。勿論細い段になった箇所も綺麗に研ぎ付けます。

またこういった箇所は「ペーパーの角」がたち易いところでもありますから(角が当たると深い溝状の跡が残ってしまいます)、最後はそれを均すように布状の研磨材を使います。画像にある黄色いのです。これは業界では有名なアシレックスレモン(#800相当)で、従来の「紙」の代わりに「布」状になっていますから今回のような複雑な場所の研磨や足付け処理には重宝するのです。既存のペーパーに比べるとちょっと高いですがこれのお陰で随分と仕事はやり易くなりましたね。昔のように「古くなったシワシワのペーパーを取っておく」なんて事は必要無くなりました(懐)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。内装関係は一緒に本塗り予定です。もう少々お待ち下さいませ!