大変お待たせしました!いきなりですが、スチール製の記帳台は本日無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。
部品点数は4点で、楕円形の底板は表面のみ塗装なので裏側はマスキングしています。通常はそのまま置いて塗るだけなのですが、裏面にはフエルト製の脚が付いていて、そこに色を付けたく無かったんですよね。
既存の塗膜はボディーシューツのようにザラザラとしていて、完全に平滑にするには「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要ですが、今回は艶消し(激安コース)でのご依頼ですので、軽く表面を研ぐのみでの対応となります。上の画像に写っている青い物が布状の研磨副資材(アシレックススカイ中目)です。
全体に足付け処理をしたらよく脱脂洗浄し、本塗り準備を行います。
トッププレートは裏表共に塗りますが、吊るして塗るのには少々バランスが悪いので、最初の方は画像のように置いた状態で裏表を塗っていきます。片面を塗って乾いたらひっくり返して反対を塗るといった感じですね。
足付け処理をした時点で素地の鉄板が露出した部分もあるので、そこはスポット的にプライマーを塗り、さらに下塗りとして白→下色の赤を塗布します。
今回はクリアーを塗らない仕様ですので、ベースコートに直接硬化剤を少量入れて艶消しの状態で完成となります。
色はフェラーリの赤、「ロッソコルサ」(カラーコード:300)です。
トッププレートは最後のコートのみ吊るして表裏を一緒に仕上げました。ムラも無く良い感じの艶消し仕上げになったと思います。
明日中には熱を掛けて数日寝かしたら完成予定となります。もう少々お待ちくださいませ!