BMWエンブレム&フューエルキャップ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたフューエルキャップと、BMWエンブレム3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

 当初はこの3点だったのですが、

その後小さなステアリングバッジも追加で、合計4点で承りました。

フューエルキャップはこのようなデザインでご指定を頂きまして、

ベースカラーをBMW純正色の「ガルバニックゴールド」(カラーコード:C1P)で塗装し、

その上に今回エンブレムバッジに施した物と同じデザインのロゴをデカールで表現しました。

 また文字についてはここまで細いラインを塗装(マスキング)では施工出来ない為、

 今回は全てデカールでの施工となります。

尚、デカールの段差を目立たなくさせる為、本塗りをした後に一旦全体を研磨し、もう一度クリアーを塗っています。

そしてエンブレムバッジです。

元々青かった部分を黒に、

白かった部分をBMW純正のチタンシルバー(カラーコード:354)に塗装しています。

フチはマスキングをしてアルミ素地のまま塗らないようにしています。

 クリアーは全て高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMWフューエルキャップ 本塗り

 先日ロゴの準備を行っていたBMW用のフューエルキャップです。サフェを塗った後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして黒のベースコートをパラパラと塗っておきました。

#600→#800で水研ぎし、その後当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)で全体のペーパー目を均します。

よく洗浄し、マスキングをやり直したら本塗り開始です。隙間にはサフェが入っていないので念のためプラスチックプライマーを塗布しておきます。

全体にベースコートを塗布します。色はBMW純正色の「ガルバニックゴールド」(カラーコード:C1P)で、隠ぺいさせる為に3コート程塗り重ねています。

各ロゴはデカールで、いつものようにMDプリンタで印刷を行います。

MDプリンタによるデカール作成については以下の記事が判り易いと思いますので宜しければご参考ください。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

木工用ボンドを溶かした水とデカール接着剤を使って貼り付けます。

デカール貼り付け後、恒温機に入れて40℃30分程の熱を掛けます。

よくエアーブローをし、また不織布に粘着物質が着いた専用の物=タッククロスを使って埃を飛ばします。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

尚、こちらとは別にBMWエンブレムバッジ3点の塗装もご依頼頂いておりますので、そちらも順次進行していきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

また一応後で色を確認出来るよう、イモリの形にカットしたアクリル板にも塗っておきました。ご希望がありましたらこのような感じでキーホルダー化も可能です(別途費用が必要となります)。

BMWフューエルキャップ ロゴ準備

先日サーフェサーを塗っておいたBMW用のフューエルキャップです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

ベース色はBMW純正色の「ガルバニックゴールド」(カラーコード:C1P)で、その他は画像のように文字とロゴ入れを行います。BMWのロゴは以前施工した時のデータを使用し、これの中央の青い部分を黒、白い部分をチタンシルバーに変更します。

 実際にプリントアウトしてサフェを塗ったフューエルキャップに貼ってみました。

そしてエンブレムバッジ3点です。こちらも青い部分を黒、白い部分をチタンシルバーに替えるのでマスキングシートを作成します。

それぞれのバッジの寸法を測ってデータを作成し、カッティングプロッターでマスキングシートを作成します。

何度か修正して丁度良いサイズのマスキングシートを作成しました。実際に使うのはメス型の方となります。

多少ペーパー目(のような物)があったので、表面を#1300相当の布状研磨副資材(バフレックスオレンジ)で軽く研磨しておきます。ここで削り過ぎると下地を露出してしまうので平面のみに留めます。

 その後ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)とナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

ペーパーで全ての部分を足付け処理をしようとすると凸部だけが削れて下地が露出してしまうのでこの方法で行っています。

その後綺麗な水で洗い流してよく乾かしておきます。ペーパーの入り難い谷の部分もしっかり足付けされているのが判ると思います。

この後は埃の付かない環境で保管し、本塗り当日にマスキングを開始します(長時間マスキングテープが貼ったままだと糊がくっ付いてしまう為)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWフューエルキャップ サフェ入れ

先日お預かりしておりましたBMW用のフューエルキャップです。

塗るのは可動するリングの上側となるので下側をマスキングしておきます。

表面はザラザラとした梨地なので、#120→#180のダブルアクションサンダーで研磨し、その後#240で全体を手研ぎします。

よく脱脂清掃します。

素材はオレフィン系で、塗料の密着性が悪いPP(ポリプロピレン)かPA(ポリアミド)が予想されますので、念のためガスプライマーを使った火炎処理を行っておきます。

火炎処理については以下のリンク先の記事が判り易いかと思います。全国の塗装工場で火災の原因になっているみたいなのでどうかお気をつけてどうぞ(当たり前の話ですが塗装工場での火器使用は十分な注意が必要です)。

Mazda Diesel Fuel Cap

その後プラスチックプライマーを塗布し、続けてサーフェサーを塗布します。

サフェは1コート毎に十分な乾燥時間=フラッシュオフタイムを設け、一時間くらい掛けて5コート程を塗り重ねました。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

ちなみに予定より作業の着手・進行が早いのですが、当初想定していた「年末ライブに向けてのマイク塗装依頼のラッシュ」が今年はコロナ禍によって減ったようで、例年に比べると比較的ゆっくり作業が出来ています。

BMWエンブレム&フューエルキャップ塗装承ってます

先日到着しておりましたBMW純正エンブレム二点とフューエルキャップです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

エンブレムは青い部分を黒に、

白い部分をBMW純正のチタンシルバー(カラーコード:354)で承っております。

以前似たような内容でご依頼を頂いた案件がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

この時は青い部分をイエローにしていますが、今回はこれを2色で行います。

ちなみにこの時はフチの部分はクリアーが塗っていなかったようなので(アルミ素地が露出した状態に見受けられたので)そこはマスキングで対応していますが、

今回のエンブレムはどうやら一緒にクリアーが塗られているように見受けられます。テスターで測ったのですがアルマイト被膜があっても通電しないのでそれでは判らず、触ってみた感じと、さらに顕微鏡で見たところそれらしく見えるのです。ただどちらも決定は出来ず、後は実際に作業してみてペーパーを当ててみるなどで確認・作業内容を決めようかと思います(アルマイトなら#2000程度では傷が付かず、クリアーであれば直ぐに白く曇ります)。

 そしてフューエルキャップです。

今回はこちらをBMW純正色の「ガルバニックゴールド」(カラーコード:C1P)で、さらに文字とBMWロゴ入れも承っています。参考として以前施工した時の画像を紹介させて頂きます。

この時のフューエルキャップとは形状が違うのですが、データ自体はこの時のを利用してサイズのみ調整し、またBMWのロゴは同じような感じで中央に配置するようにします。尚BMWロゴのカラーリングは今回一緒にご依頼を頂いているエンブレムと同じカラーリングで、中央の扇形状の色を「青→黒」「白→シルバー」とします。クリアーはいずれも高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!