こちらもお待たせしました!ホンダCB1300のヘッドカバーです。バイクなのに排気量が軽自動車の倍とか意味が分からないですよね(笑)。
元々はアルミの素地に直接クリアーが塗ってあって、ただクリアーに防錆効果はありませんからその下でかなり腐食が発生していました。そこまでとなると当店で使っている吸い上げ式のサンドブラストでは非力なので、いつものブラスト専門ショップさんに強力な直圧ブラストで根こそぎ削り落として貰いました。尚、全体的に少し黒ずんでいるのは燐酸処理によるものです。
パイプの部分も含め全体的に腐食が酷かったので一旦全体的にプライマーを塗布し、結晶塗装をしたくない箇所は普通の黒を塗布します。
その後黒くぬった部分をマスキングし、続けて結晶塗装を行います。
こちらはフェラーリのヘッドカバーのようなイタリアンレッドな赤となっています。少し朱色っぽい感じですかね。
ロードスターのヘッドカバーと一緒に150℃程の熱を掛けて硬化させ、暖かいうちにマスキングは全部剥がしておきます。そこまでの熱となるとマスキングテープの限界を超えているので、冷めてしまうととても剥がし難くなってしまうんですよね。糊残りも酷いですし。
こちらも凸部の研磨作業は無いので少し寝かしたら完成となります。もう少々お待ち下さいませ!