インバータ制御

electric_2塗装ブースの排気側についてはパッケージの製品なのでファンの制御もインバーターで設定が自由自在でしたが、給気側のファンについては自分で設置したのでこちらは電源のオン・オフしかなく「常に全開」と言う状況でした。結果、給気側のファン出力が排気側よりも相当強いプラス圧の状態でした。まあ自動車工場と違って周りに塗装ミストが飛んでもそんなに問題では無いですからとりあえずは放置していたのですが(自動車工場だとこれが大きな問題になります)、それにしても激しいプラス圧だったので、制御関係の仕事をしている友人に協力して貰い給気側のファンを制御する事にしました。ちなみに塗装ブースは中がマイナス圧だと周りからゴミばかり集めてしまうので危険です。排気よりも若干給気が強い弱プラス圧が基本ですかね。

electric_1用意したのはファンの容量に合ったインバーターとサーマルリレー二個です。給気のファンは二基設置していて、それらを同時に使うとなると安全上の問題からしてこのサーマルリレーが必要との事です。片側に起きた負荷を検知して?暴走を止めてくれるらしいです。

12Vの換気扇ならスピードコントローラーを使っての制御はした事がありますが(と言っても基盤を設置しただけですが)、200Vのしかも動力電源となるとこれはちょっと恐ろしいです。まあ秀ちゃん(その友人です)はその道のプロなので多分問題は無いでしょう(と言ってもそのやり取りはメールだけだったりするのですが・・・苦笑)。

electric 最初はブレーカーを壁の板に打ち付けていただけなのですが、秀ちゃん的には「やはり箱があった方が良いでしょう」という事でこれも一緒に買い揃えました。定価は高い物ですが在庫セール品で安く手に入りまして、やはり箱に入るとそれらしく見えますから断然この方が良かっと思います。それにしてもちょっとこれは楽し過ぎますよ。感覚的にはLEGOブロックを組み立てているような感じです(壊)。

electric1そして現在はこんな感じになっています。下は元々あった排気ユニットの制御ボックスで、上が今回作成した給気側の制御ボックスです。ちなみに設置自体はかなり前に終わっていました。

これで給気側に設置した200Vのファンも好きな出力に設定が可能となりまして、ブース内の気圧もジョグダイヤルを回すだけで調整が可能です。また場合によっては塗装ブースに限らず一階の作業場全体をプラス圧にして「ホコリを強制的に屋外に出す」といった事も可能となりました。本日日記の方で紹介しているカーボンフレームの剥離作業でもかなり粉っぽい作業になりましたが、その時もこれを利用して空中に浮遊する研ぎ粉は強制的に外に出していました。

当初200Vモーターについては制御が難しいと考えていましたが、インバーターを使えばこんなにも簡単に出来るのかとちょっと拍子抜けしてしまいました。二階作業場に設置した換気扇も夜中に使うには結構騒音が大きいので、今後はそちらもインバーター制御をして控えめ運転を可能にしたいと思います。眠っている場合じゃありませんよね。

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