先日お預かりしていましたGMCのアルミホイールセンターキャップです。一個外れて無くなってしまったとの事で、こちらを複製して塗装する内容でご依頼を頂いています。また今後の事も考えて予備も含め合計2個をご依頼頂きました。
複製の方法としては、少し前に紹介した色見本用マイクの作成と同じようにシリコーンで型を作って樹脂を流し込みます。
ただし使用する樹脂は強度を考えてエポキシを、またさらにそれを強くする為に、
ガラスパウダーとカットファイバーを用意しました。ゴッホゴッホ(体に悪い感じで)。
こちらがグラスファイバーを3ミリにカットした「カットファイバー」なる物で、1キロ買いました。
こちらはさらに細かいガラスパウダーなる物で、こちらは2キロを購入しています。
実物を見た限りでは3ミリのカットファイバーは注型用としてはちょっとサイズが大き過ぎる気がする為、今回はこちらのガラスパウダーを遣おうと思います。樹脂の粘度も上がると思いますのでまずは真空脱泡のテストと、さらにその前にシリコーン型が入るデジケーターを作り直す必要もあります。今あるのは内径の直径が23センチで、今回のホイールキャップは18センチ弱、ちょっと厳しいんですよね。
こちらはボルトを固定する個所に埋め込む予定で、ただしそのままだとすっぽ抜けてしまいますので、横にスリットを入れて外れないようにする予定です。最初はフランジ付きのワッシャーかナットを探していたんですが、厚みが5ミリと言うのが無かったんですよね。アルミ板から切り出して削る事も考えましたが、今回買った物を加工した方が断然早いと思った次第です。
作業はまだ先になりますが進行次第また紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!