新★クロマフレア風顔料 完成検証

 先日塗装を行っていた、クロマフレア系のパウダー顔料を使った色見本です。

検証も兼ねますので、それぞれの色に分けて紹介したいと思います。

 まずは先ほどの画像の一番右上にあった「No.2」なる色で、公式では「青→紫→赤→橙」に変化する顔料となります。

塗膜構成としては、下色にSTANDOX原色の黒(MIX571)を塗り、その上に「バインダー(STANDOX MIX599):パウダー顔料」=「10:1」の割合で混合し、クリアーを塗っています。

 色見本は平面と立体の2種類作るようにしていて、こうして見ると全く違う色のように見えますがどちらも同じ色です。

 先日試した顔料に比べると粒子が細かく上品なのが特徴です。

 サイズが小さいので色の変化が判り難いのですが、マジョーラやクロマリュージョンカラーに比べても遜色ありません。

 と言う訳で、知りあいの塗装屋さんから分けて頂いた本物のマジョーラと比べてみました。

左が日本ペイントのマジョーラ「アンドロメダⅡ」で、右が今回の新顔料、No.2です。

判り易いよう、マジョーラの方の画鋲に葉っぱのタイプの物を着けています。

少し角度をつけてみました。

さらに向きを変えてミニカー型の色見本を隣にしてみました。左が日本ペイントのマジョーラ「アンドロメダⅡ」で、右が今回の新顔料、No.2です。

並べて見てみると微妙な違いは判りますが、前回試した顔料に比べると断然こちらの方が近く、また綺麗です。

先程と同じ色ですが、角度をつけるとここまで色が変化して見えます。普段は判り難いのですが、公式の説明にあった「橙」の色ですね。

顔料自体の金額は通常の塗料に比べると大分高いですが、それでもマジョーラやクロマリュージョンカラーに比べればかなり割安なのでご要望にも応じ易くなるかと思います。

また顔料自体が粉末の為、既存のパウダーパールと同様に樹脂(バインダー)と混ぜて使えばSTANDOXのベースコートとして使用が可能です。経年によるクリアーとの層間剝離の心配も無く、耐久性は既存の塗膜と同様と考えて頂いて大丈夫です。

他の色も後日改めて紹介しますね。

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