思いたったらハンティングトロフィー②

deer5この時は台風が来ていた連休中で、丁度会社の近くのホームセンターに車で買い物に来ていたので一旦自宅に持って帰って作業をする事にしました。

作業としては前日に貼っておいた発砲スチロールをカッターでカットしてある程度の形に仕上げます。この時気が付きましたが、ハンディタイプのスチロールカッター(ニクロム線が熱くなる工具)があればこんなに粉だらけになる必要は無かったんでしょうね。カッターだと大変です(後片付けが・・・)。

deer6発泡スチロールにそのまま紙粘土だとなんだか密着性が悪いと思ったので、一旦全体に木工用ボンドを塗ったら濡れた新聞紙を貼っていきます。イメージとしてはFRPみたいな感じですかね。木工用ボンドがリゴラック(ポリエステル樹脂)、新聞紙がグラスファイバーの代わりといったところです。「樹脂と繊維の組み合わせ」と言う点では多分変わり無いかと(強度は大分違いますが・・・)。

で、本当はここで一旦乾かしてから粘土をと考えていたのですが、やはりと言うかそのままの勢いで粘土の貼り付けまで行ってしまいました。ちょっと作業はやり難いですが、ウェットオンウェット工法みたいな感じで性能は多分大丈夫だと思います。

deer7てっきり濡れた新聞紙の内部から木工用接着剤成分が出てくれるのかと思いきやそんな事は無かったので、結局貼り付けた新聞紙の上からさらに木工用ボンドを塗りつけて紙粘土を盛っていってます。職業柄「剥がれる」と言うのが凄く嫌になっているのだと思いますが、しかし手がもうベトベトに・・・(苦)。

で、全体的に薄く粘土を貼ったら見本のミニチュアを見ながら肉付けをしていきます。

deer8ベースの発泡スチロールの成型がかなり手抜きだったのでどうなる事かと思いきや、何とかそれなりの形にはなってくれました。

次は「耳」の作成になりますが、こちらは肉厚が薄いので発砲スチロールでは無くアルミワイヤーか何かで芯を作っての肉付けになるかと思います。本体内部の接着剤が乾くまでには相当時間が掛かりますが、耳は別体で作るのでむしろ丁度良いところまで作業は進んだと思います。

ちなみに余り細かい部分まで作る込むつもりは無く(そもそも技術が・・・)、完成イメージはモフモフとした柔らかい感じ(?)の艶消しピンク仕上げにする予定です。本当はあんまり筋肉とかつけるつもりも無かったのですが、やっている内に楽しくなってしまいましてつい・・・(笑)。

尚現在の総重量は約5キロで(使った紙粘土が5キロ分です)、乾いて水分が飛んだら4キロくらいになってくれると思っています。後はこの後の乾燥過程で粘土が割れなければ良いのですが、まあそうなったらパネルボンド(仕事で使っている強力な接着剤)を注入して固めてしまえば良いんですけどね。むしろそっちの方が得意ですし(笑)。