色見本用素体作成

 色見本用の注型ミニカーの在庫が無くなったのと、以前マイクの塗装を御依頼頂いた方から新たなマイク塗装のサンプルを見てみたいとの事で、こちらも見本用の素体を作る事にしました。

 気温が低い今の時期なら硬化の早いウレタンレジンでも真空脱泡が可能です。

 ドライポンプで容器内の空気を吸い出し、樹脂中にある気泡を取り除きます。

 30分くらい置いてシリコーン型を開くと、こんな感じでマイク本体の形をした樹脂の塊が出来上がります。

 いくつかは脱泡中に反応が始まって上の方に気泡が残ったまま固まっている物もあります。ちょっと欲張り過ぎた感じですかね。

 こちらは同じように注型で作成した車型の色見本で、かなり前ですがキーホルダー用としてサフェーサーを塗っておいた物です。艶があるのは軟化剤がかなり入っているからで、以前BMW M6のサイドスカートにサフェを塗った時と一緒に行っていました。普通サフェでここまで艶は出ません。

注型したままの仕上がりは一見綺麗なのですが、型の合わせ部や注口付近に巣穴が残っていたりするので、綺麗に仕上げる為には「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」 といった工程が必要です。サフェは普通の2液ウレタンなので当然熱を掛ける必要があり、ラッカーサフェと違ってかなりしっかり砥がないと削れないので結構な手間が掛かります。今回ようやく時間が取れたので、注型している合間にこれを行っておきました。

 と言う訳で今回の注型作業は5ターン行いました。ミニカーも40個は作れたのでこれで色見本が3色分作れます(それでも3色だけか・・・といった感じなのですが)。

 表面には塗装に有害な離型剤がタップリ残っているので、強力な洗浄液に浸けて綺麗にしておきます。

ちなみにこの洗浄液、いつもヘッドカバーなどを浸け置き洗浄しているのとは違うタイプなのですが、先日塗装の剥離に使えるかと思って試してみたら大変な事になりました。

こちらはいつもブレーキキャリパーを吊るす時に使っているアルミ製の冶具なのですが、シンナーより強アルカリの方が早いんじゃ?と思って一晩漬けておいたところ、アルミが露出した部分が溶けて細くなっていました(恐)。

まあある程度こういう風になるのは判っていたのですが、まさか半日でここまで無くなるとは思わなく、改めて薬品を扱う上での重要さを感じました(と言っても誰でも普通に入手出来る物なのですが)。

ちなみにエンジンパーツの浸け置き洗浄に使っているのはこれとは違うKMC-500です。

かのアルカリ洗浄液については以下の記事で紹介していますので宜しければどうぞ。

第3回~ 遠心注型

色見本用素体作成」への2件のフィードバック

  1. あ~…その液体の正体はアレですね…
    以前ステン地(かと思ってた)素材の剥離をするのに1日浸けたら、実はアルミで翌日には完全に溶けて無くなってました。
    小さいパーツだったので重量で判別できなくて…。
    漬け込む夢をみたのかな?と自分のアルツ具合を真剣に考えたという(笑)

    • 小さい物なら消えてしまうでしょうね!
      浸けた時に泡が出ていたのでこれはヤバいだろうと判ってはいたのですが、湾岸ミッドナイトのリカコよろしく、どうなるのかを見てみたかったと言うのもありまして(判りますよね?笑)。
      知り合いはヘッドカバー半分浸けておいたらそっち側だけ小さくなって困ったと言ってました(恐)。

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