色相環壁時計【キャンディーカラー+結晶塗装】完成

先日接着作業を行っていたメタリックキャンディーカラーの色相環壁時計(30cm)です。

今回はムーブメントを高性能なセイコー製SKPへの交換も承りました。沢山あるのは、こちらも纏めて買う事でコストを落とす為ですね(10個だと単価が下がり送料も無料になります)。

針はそのままだと長すぎるので(当たってしまうので)カットします。

ちなみに以前は針を取り付けた状態で発送していましたが、その後取り付け説明書を作り、購入者様ご自身で着けて貰う様にしました。これによりかなりコストを落とす事が出来たと思います。

そして完成です。お待たせしました!

現在ウェブショップで壁時計の販売は停止していて、今後は今回のようにオーダーを頂いてから制作するといったスタイルにしようと思っています。

なので金額も高くなりますから、恐らく普通の人はこれを買おうとは考えないと思います(むしろそれで良いかと思ってます)。

代わりに一度廃盤と考えていた15cmの壁時計を復活させ、そちらを量産して値段を下げ、一般の方でも買い易いようにしようと思います。それでも市販品に比べるとかなり高くなりますから、買う人は限られると思いますが・・・。

ちなみに今回の壁時計は背板に単に結晶塗装にしただけの仕様ですが、これを何かしらの模様にレーザーカットで穴を開ける!と言う事もオーダーメイドであれば可能になるかと思います。いつもの仕事と同じく色を指定して貰ったり、ロゴ入れなんかも出来るようになるかもですね。

ちなみに今回のオーナー様は最初にこちらの色見本キーホルダーを買って頂いていて、そちらをとても気に入って頂けたとの事で今回の御依頼となりました。同じ様に最初にキーホルダーを買って頂いた方がその後15cmの壁時計に興味を持って頂き、さらに今回のように25cm・30cmを検討して頂ければと思っています。

それにしても好きな物を家と外どちらでも身近に感じられる!と言うのは結構良いんじゃないかなぁと思っています。

動画も撮影したのでそちらも紹介します。

こちらは針が着いていない状態で、自然光での撮影です。

 

こちらは室内照明での撮影となります。

色相環壁時計【キャンディーカラー+結晶塗装】

先日色見本キーホルダー用に結晶塗装の黒を塗装していて、

そのついでに壁時計の背面につかうMDF板にも塗装を施しておきました。

丁度その時、Twitterのダイレクトメールから「以前購入したキーホルダーと同じキャンディーカラーの壁時計を購入したい」といったお問合せがあり、だったらという事で既存の物=背面が艶消し黒では無く、キーホルダーと同じ「黒の結晶塗装」仕様の壁時計を作りましょう!と言う事になりました。

その時購入して頂いたキーホルダーは、上の動画にある枠がマジョーラ風クロマフレア系の色だった物ですね。

ちなみにアクリル樹脂=PMMAもプライマー無しでは接着剤のつきが悪いので、足付け処理をした後にプラスチックプライマーを塗ってあります。

結晶塗装は表面が凸凹していて両面テープではくっつか無く、また経年で剥落したら嫌ですので、自動車ガラスの接着にも使っている信頼性の高いシーカフレックス221を採用しています。

位置が決まったらジグを使って固定しておきます。

このまま数日寝かします。

最初に塗った接着剤が固まったら、さらに裏返してフチの所にも接着剤を塗布しておきます。念には念を入れてですね。

さらに数日寝かし、次はムーブメントと針を取り付けて撮影&動作チェックを行い、問題無ければ針を外して梱包・発送します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

色相環壁時計 背板MORTEX②

来る2022年11月のデザフェス出店に向け、少し前から準備をしている色相環12色の塗装品です。

通常の壁時計はいくつか在庫が残っているので、今回はその中に無い、以前作って売れてしまったモールテックス背板仕様の壁時計を作る事にしました。

塗装したピースの裏側にプラスチックプライマーを塗り、自動車のエアロパーツ等を固定する際にも使われる接着剤(シーカフレックス211)を塗って、

ガイド用のジグに合わせてピースを貼り付け、

ジグを抜いて少しだけ角度をズラし、接着したピースを押し付けるようにしてナットを締めて固定しておきます。

その後シーラーが固まったらジグを外します。デザフェスで販売するのは色相環の色見本キーホルダーや、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)に許可を頂いて作成しているBLACKRABBiTのキーホルダーですね。今回の色相環12色とお揃いで作っています。

そしてムーブメントと針を取り付けて完成です。

各画像はいつもの完成時の撮影と同じく、サイズの縮小以外は未加工となります。

各ピースの塗装は自動車ボディの補修塗装を行う内容と同じで、クリアーはスタンドックスのクリスタルクリアーまたはVOCエクストラクリアーを採用しています。

ピースのフチには表面張力でクリアーが盛り上がっていますが、これは極力ピースの塗り肌を無くす為で、その分塗装に映り込む背景は自動車ボディのそれより美しく見えるようになっていますのでご安心くださいませ(自動車ボディの塗装肌はその殆どが凸凹になっていて、それをこういった物に再現すると良い仕上がりに見えないのです)。

染料や蛍光顔料は使っていなく、純粋にSTANDOXの塗料での塗装となっていますので、長期間紫外線に当たっても褪色するような事はありません。

モールテックスはコンクリートのような質感で、実際これを塗ってシンクを作ったりできる程の素材だったりします。こちらの記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

裏側はこのようになっていて、若干接着剤が食み出た跡や小傷等がありますが、使用上(壁に掛ければ)見えなくなりますので問題は無いかと思います。

こちらもデザフェスで販売する予定ですが、壁時計としては比較的高額なので多分そこで売れる事は無いと思われますので、当ウェブショップでも販売しておこうと思います。

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2022デザフェス準備

以前作成していたGUNさんのBLACKRABBiTピアスですが、

今年の11月に開催されるデザインフェスタに私も出店する事にしたので、GUNさん本人と、大元のデザインを行ったhotaniさんの許可を得て販売する事にしました!

ちなみに前回はこのように一個一個ヒートンを埋め込んで塗っていましたが、

それだと効率が悪すぎるので、今回は鈴なりトマトよろしく一度に纏めて塗れるようにしました!これなら販売価格を前回の半分以下に落とせると思います。

また今回はピアス用のはもっと小さいサイズにしました。元は全長30mmで厚みが3tだった物を、21mmの2tとしています。

ここまで小さくなるので、さり気なく身につけられて良いと思います。大きい方はキーホルダーですね。

これだと纏めて塗れるので、単色でもこのようにグラデーションで塗る事でそれぞれ違う濃度の物が出来たりします。まあこれは単にテスト塗装で先日丁度テールランプの塗装をする時に一緒に塗っただけですが。

こうやって見ると普通のレッドキャンディーより薄くしたピンクの方が可愛かったりするのに気づきます。普段の仕事だと薄い仕上げにする事が無いので、こういった発見は面白いですね。

そして以前テスト的に作成した透過色見本キーホルダー(本来はピアスにしようと思ってた)ですが、こちらも販売出来るように仕上げようと思っています。ちなみに画像は着色したエポキシレジンを流し込んで作っていますが、次はちゃんと塗装で仕上げるつもりです。

あとは以前遊びで作っていたイモリキーホルダーですが、こちらも改めて色相環の12色を使った物で販売しようと考えています。

とりあえずこんな感じで隙間に樹脂を流し込んでみましたが、クォリティを担保したままこれをするのはかなり難しいので、もう少し検証して何とか仕上げたいと思っています。てっきりシャバ―と流れて行ってくれるかと思いましたが、一か所一か所シリンジで流し込んでいてとても大変です。

あとそれの大きいタイプも作りました(笑)

これは以前塗っておいた色相環のピースに合わせて新たに土台を作成しただけなので、実はそんなに手間は掛かっていません。2個分だけあったんですよね。

サイズを大きくしただけなので全体で見た雰囲気が野暮ったく、ただこれは販売するのではなく、私の首から下げてPRO_Fitの人だと判るようにですね。デザフェスではGUNさんと並んで出店するので多分そちらのお手伝いもする事になるでしょうから(BLACKRABBiTは開店早々凄い売れ方をするので手伝わざるを得ない感じです!)、フォロワーさんに私だと判って貰えるようにですね(Twitterのアイコンがこれなので)。

あとは以前から出来上がって在庫している壁時計も販売する予定です。通販だとどうしても通常業務の合間にやらないといけなく、さらに本業が赤字になってしまいますから、だったらという事で針を外した状態での店頭販売にしようかと思った次第です。それなら10個でも余裕で持っていけますからね。

という感じで、また作業が進行しましたら紹介させていただきます!