2019年を振り返って

 新年明けましておめでとうございます。うっかりしていたらつい年を越えてしまいました。皆様昨年はどのような一年を過ごされましたでしょうか。今さらなのですが、改めて当方の去年一年を振り返ってみようかと思います。

尚、各画像は本件とは全く関係なく、いつもの通勤途中の風景です。上の画像は初詣とお会式以外はとても空いている池上本門寺で、正面にあたるこの総門は少し前に大修繕をしていて、途中の状態だと艶があって微妙だと思っていましたが、最終的にはつや消しで仕上げられて格好よくなっていました。漆にシリカゲルとか入れたのでしょうか(伝統工芸でそんな事しませんか)。

 2019年はマイク塗装のご依頼が多く、アーティストの方や所属事務所、音響関連の会社やさらにはマイクのメーカーから直接依頼があったりでとてもエキサイティングな一年でした(納期が実質3日とか、ワンミスで危うく切腹ものでした)。

体調面はと言うと、以前とんでも無く辛かった腰痛はかなり改善されまして、ただ今度は頸椎(首)に同じような症状が出てしまい、一部の業務(自転車フレームやヘッドカバーの艶々仕上げ)は受付を停止せざるを得ませんでした。特に辛いのがサフェ研ぎで、車体を塗っていた時は体を入れ替える事が出来たのですが、小物の場合だと利き腕(右手)しか使えない為、長時間同じ姿勢で続ける作業が出来なくなってしまったのです。

ただそれらのお陰で逆に仕事効率は上がり、売り上げ自体は増えてしまう(?!)という何とも皮肉な結果になりました(笑)。

また一部の業者さん向けに日曜日に行っていた納品引き取り業務も発送に切り替えて頂き、これにより心身共に楽になり、また休日にダラダラと昼まで寝ていたりするような事も無くなりました(予定が立てられないならそれまで寝ていよう、みたいなダメ人間ぶりでした)。

さらにはこの社外記も毎日更新するのを2~3日おきにしたので、お陰で睡眠時間も以前に比べると大分長くとれるようになっています。

また年を重ねる毎に施工事例も増えるので、見積り業務(メールの返信)も最初の頃に比べると大分楽になりました。施工事例があればその時の作業内容と費用内訳をそのまま利用出来るので、一時間掛かるところが10分で終わる!といった感じです。車の塗装(板金塗装)と違って小物塗装は単価が小さいので、見積もりに掛かる時間は相当の負担になってしまうんですよね。

お陰でその分現場作業に時間を掛けられるようになったので、最初の頃は「その値段でそこまで時間掛けて採算合うの?!」と思われていた事が、最近になってようやくまともになって来た感じです。

ちなみに頸椎症の改善方法の一つとして、デスクワークでは以前設置したスタンディングデスクが非常に有効です。

現在は28インチの液晶モニターを使っていて、座った状態の時と立った時とでモニターとキーボードの位置を変えなければなりませんが、最近のモニターは軽いのでそれも苦ではありません。現場に出る前の午前中とかは、デスクワークをしながら準備運動が出来りしてとても良いです。以前バランスボールも試しましたが、あれは全く仕事に集中出来なくて駄目でした(笑)。

工場の整備については最近なかなか出来ていないので残念ですが、そういった事までやろうとするとその分体力(と口座残高)が減るので、今年も現場作業メインで、また体調管理にも重きを置きながら過ごしていこうと思います。

3月の通勤路

 いつもの通勤路の途中にある池上本門寺ですが、何故かこの日は真っ暗・・・(しかも何か怖い)。

 そう言えば去年も同じような光景を見ていて、もう雪の季節でも無いのに何故こんな所に雪の燈篭が?!

と思って調べてみたら、なるほど昼間のうちにこういうイベントをやっていた模様です。その後階段の電灯を点け忘れていたっぽいですね。

2019 雪灯り回廊 in 池上本門寺

雪ん子の格好をした子供たちが超絶かわいいです(笑)。

それにしても大田区タイムズなんてあったの全く知りませんでした・・・。

 先ほどの本門寺の裏の方には、ソメイヨシノより少し早めに開花する枝垂れ桜があります。

 この場所はほぼ行き止まりになっている所なので、普通の人はこの樹の存在すら知らなく、満開時でもいつでも貸し切り状態です。お酒が好きな人ならここで一杯やってしまうのではと(笑)。

 その後気温も高くなり、通勤途中の呑川沿いの桜も満開となりました。

 普通の街路樹は食み出た枝は剪定されてしまいますが、川沿いの桜はこんな感じで目線の高さで楽しめるのが良いところですかね。

 そして池上本門寺です。この日は雨が降った後で、路面はまだ濡れた状態でした。昼間には屋台も出ていたようで、夜間用にいつもより余分に照明が点いています。

最近は防水仕様の靴(主に登山用)とリュックを通勤に使うようになったので、雨の日でも徒歩通勤が快適です。

 こちらは普段の通勤路では使わない、呑川の下流の方です。

 向こうに見えるのは二階建ての京急蒲田駅で、通っている整形外科が向こうの方にあるのでいつもとはちょっと違う道を歩いています。

京急がまだ高架化されていない頃、表通りは開かずの踏切のせいで酷い渋滞となっていて、この辺の裏路地はそれの抜け道として使われていたりしました。

今は高架化のお陰で道が広くなり、大きなマンションも増え、ちょっと小奇麗なお店増えたりと、昔に比べて大分雰囲気が変わったと思います。

まあでも所詮「大田区民は海苔でも食っとけ!」とか言われそうですが(笑)

(大田区は海苔漁業が盛んでした)。

2月の通勤路

 朝の通勤途中、いつも平穏な呑川で何やら不穏な空気が・・・。

 どうやらトラックに積んで持ってきた重機を、クレーンでここから下の船に降ろしているようです。普通に住宅街の中で、まさかこんな光景を見れるとは(笑)。

 頸椎で起きている問題により自転車には乗れなくなってしまいましたが、歩く分には全然大丈夫なので(むしろ何もしていないより痛みが緩和されて楽です)、最近は雨の日も登山靴の足慣らしとして徒歩で来ていたりします。登山用の装備だと服もリュックも防水なので傘が要らないんですよね。

ただ傍から見たら怪しい気がするので傘は差しますが(笑)。

 帰り道は出来るだけ走るようにしていて、さらにここ本門寺の階段を登って少し遠回りして帰っています。行きは4キロ、帰りは6キロくらいで、ほぼ毎日10キロは歩くようにしています。通勤代は掛からず、登山のトレーニングにもなるので、一石二鳥と言うか、もう至れり尽くせりです。

頸椎ヘルニア(多分)は投薬で経過を見ていますが、もう少ししたら鍼治療で完全復帰を目指そうと思います。お医者さんは骨が治る事は無いと言っていましたが、腰痛は自転車のお陰でここまで復活出来たので、首もきっと今よりは良くなるかな~と思っています。ストレッチ命ですね!(今は辞めとけって先生は言っていましたが。笑)。

池上本門寺総門

いつもの通勤路の途中にある、池上本門寺の正面入り口となる総門です。

上の画像は今年の2月くらいの時で、修繕の為に足場が組まれ始めた時でした。

その後の3月頃には足場全体にシートが被せられ、

 先日ようやくそれらが撤去されていました。

門の脇にある看板を見てみると、来年の2019年がどうやら何かの報恩事業と言う事で、今回の総門補修工事をしている模様です。

明治時代に撮影した写真を引き伸ばし、シートに印刷して貼ってあったりもしました。まるでタイムスリップしたみたいでこれは面白いです。

 今回の施工内容の一つには「塗装の復元」があって、元々貼ってあった千社札なども綺麗に取り除かれて新たな塗料で塗り直されています。あれらの札、剥がすのは相当大変だったのではと・・・(まるで他人事とは思え無く想像しただけで寒気がします)。

仕上がったそれは妙な黒光りをしていて、最初にこれを見た時は「ペンキでも塗ってしまったのか!」と思ってしまいましたが、造られたのが元禄と言う事を考えると、漆とかの天然樹脂を使っているのでしょうね。

 後日、休日の夕方頃に訪れた時、先程の総門を抜けて階段を登ったところに風鈴が沢山吊るしてありました。どうやらこの時期に毎年行われている「500個の風鈴の音を聴く」と言う催しのようです。

 先程の風鈴があった場所から少し歩くとこちらの池上会館の屋上に出れます。

さらにこの上に階段で登れる展望台があるのですが、うっかりしていたら終了の19時を2分過ぎてしまうと言う・・・。

今回の風鈴の催しはもう終わってしまいましたが、毎年やっているみたいなので癒されたい方は是非。