色見本プレート作成

一時期に比べると色見本を作る機会は大分減りましたが、それでも新しい色を作った時には後でそれが再現できるよう、極力サンプルを残すようにしています。

この時はマイク塗装のご依頼で、サンプルとしてご提示頂いたパンプスの画像に合わせ、薄いピンクのメタリック(キャンディーカラー)を作成しました。

もっと粗いメタリック(ラメ)もあるのですが、それを埋める為にクリアーを厚塗りするとホルダーに挿したマイクが抜けなくなる(または塗膜がズレる!)という事態になる恐れがある為、当店では基本的にSTANDOX原色の使用に留めています。

こちらはつい最近仕入れた顔料等です。左下はスバルSTIのエンブレムバッジを参考に作ったチェリーレッドですね。

こちらはオレンジとピンクに変化する顔料で、パウダータイプの物を海外から取り寄せ、スタンドックスの樹脂に混ぜて使っています。

先ほどのピンクですが、角度が変わるとこのようにゴールド(オレンジ)になります。

こちらは一見するとただの黒に見えますが、

見る角度によってはマルーン系の色に変化します。少し前に紹介した、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が使っていた物と同じような顔料だと思います。

こちらも同じように見えますが、先ほどより少し青味があります。

同じマルーンでも青味が強くなった感じですね。

派手さは無いのですが、パールの粒子が細かく、上品な感じです。

今までは自分の仕事の為に色見本を作成していましたが、

意外と「この塗料を売って欲しい!」という方が多く、また最近ウェブショップで自作した製品の販売が好調な為、今後はそういった事や、さらには樹脂を変えてプラモデルに使える塗料(1液型アクリル樹脂塗料)なども販売していこうと考えています。

STANDOXから配布されている配合データは著作権があるので出せませんが、ご希望があればそれで作った塗料の販売などもしていこうと思います。

新色 クロマフレア風 H01R H02R No.72

海外から仕入れている顔料が届いたので、早速色見本を作成してみました。

ヘッド(正面)が黒でサイド(透かし)も黒、光源を対面にして斜め45度で見た時だけ色味が出るパールです。赤っぽくなる色(H01R)と、紫っぽくなるのがH02Rです。

こちらはゴールドからマゼンタに変化する顔料「No.72」ですが、思っていたようなゴールドでは無いので期待外れですかね。まあ販売用に利用されている画像の多くは加工されて実際よりも派手に見えるので、こういうのはある程度覚悟しています(そもそも通販で買うなんてそんな物でしょうし)。

という事ですが、出来上がった色見本を早速Twitterに投稿した所、それを見た知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が直ぐに食いついて来て、

 実際に氏が塗装したBLACKRABBiTを持って来て貰いました。さすが毎日テレワークしているだけあって動きが早い(笑)。

私が塗装した物とブラックラビットを比べてみると、ほぼ同じような色に見受けられます。

こちらはスマホ(Google Pixel3a)で撮影した画像で、実際の色より派手に映っています。勝手にHDR補正が入っているんですかね。

自動車補修から離れた今、塗装業界の事情については殆ど情報が入って来ない状態ですが、今まで気にもしなかった事や知らなかった事を話せる知り合いが居るのはとても楽しいです。

今の私の仕事にコロナ禍は余り関係無いですが、早く集団免疫を確保して以前のようにまた塗装関係の人同士で集まりたいですね~。

色相環壁時計【25センチ・艶消し・背板グレー】完成

 背面がグレー、色相環が艶消し仕上げ、直径25センチの色相環壁時計です。

こちらの画像の、左から三番目の物となります。

針は三角形のタイプで、色はゴールドとなります。

いつもと同じく画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ベースコート+艶消しクリアーの2コート仕上げとなります。

塗装に使っている材料と作業内容は自動車ボディを塗る内容と同じですので、強度についてもそれと同様と考えて頂ければと思います。日の当たる所に置いておいても色褪せたりしません。ちなみにsnap-onの工具箱に使われているような焼き付け塗装は耐候性が弱いのが特徴で、屋外に置いておくと比較的早い段階で色が褪せてしまいます。焼き付け塗装=高級と言う訳では無く、むしろコストが低いから使われているのが一般的な理由だったりします(職業訓練学校に来ていた金属塗装業界の権威みたいな講師の方がそう言っていました)。

こちらもウェブショップに出品しますので、宜しければご検討くださいませ!

色相環壁時計【25センチ・艶あり・背板白】完成

最初に作成した「背面が黒」を、背板を白くして明るくなった仕様となります。

色相環は艶ありクリアー仕上げとなります。

 各画像はいつもの通りサイズの縮小以外は未加工となります。

次はこれの「針が白いバージョン」も作る予定です。針まで白かったら見え難いのでは?と思いましたが、Twitterでの反応を見るとそれが一番良さそうな感じです。

さらには色相環自体も白くしたバージョンや、DIYが出来るよう未塗装の物なども販売していこうと思います。

背板の白はVW社のキャンディホワイト(LB9A)となります。

とりあえず壁時計はこれを雛形とし、他にも色々な仕様を作っていこうと思います。