休日は色見本製作

 今日は春分の日と言う事で休日でしたが、色々溜まっている業務があったので、通常通り出勤していたりしました。

しかしもう3月も終わると言うのに、何故に雪が・・・。

本日行った主な作業は色見本の製作で、 こういった直接売り上げに繋がら無い業務は就業時間中にはあまり出来ないので、仕事が終わった後の深夜や、今日みたいな休日を利用して行います。

ただこの辺は趣味を兼ねたような事なので、仕事と言うよりかは遊びに近い感じですかね。

画像は壁掛け色見本用のベースとなるMDF板を、レーザー加工機でカットしているところです。

配合データを記載した紙を板に貼り、塗装したサンプルを取り付けて色見本の完成です。良く使う色はこうしておくと便利ですし、新しい色を作る時の目安になるのでとても重宝します。

こちらは先日塗ったマジョ―ラのアンドロメダⅡ(左)と、新たに入手したマジョ―ラ風のパウダー顔料(右)です。

今のところ工場に受付窓口は設けていませんが、いずれ土曜日や祭日などには直接のご来店にも対応しようと思っていて、その時には実際にこれらの色を見て検討出来るようになると思います。または色見本自体の販売ですかね。

尚、画面の右手前は、以前色見本用のマイクに塗装した時に一緒に塗っておいたDUPONTのクロマリュ―ジョンカラーで、マジョ―ラだとプレアデスⅡに該当する色になるかと思います。

また今回新たにマジョ―ラ―風の顔料をさらに3種程入荷していて、本日ベースコートのみ色見本の塗装を行っておきました。後日クリアーを塗って硬化したらまた紹介したいと思います。

少し前には蛍光顔料を使った色見本も作成していて、

今回は蛍光イエローをベースに、

 STANDOXのグリーン原色を混ぜたライムグリーン系の蛍光色色見本を作製していました。

上から「蛍光オレンジ」「蛍光ピンク」「蛍光イエロー」を使った三種類の色見本で、それぞれ艶ありと艶消しの二種類構成になっています。

顔料はそれ自体が立体的なので(溶剤に溶けている訳では無く、単に分散しているだけです)、視覚的に色を見る場合は平面だけでは無く立体的な状態で確認出来ると断然イメージがし易いです。

CGやAI化が進んでも、塗りたい物の色を選ぶのはその人自身ですから、最終的にはこういったアナログ的な物が強みになっていくのでは、と思っています。私的には結果だけでは無く過程も楽しみたい(楽しんで頂きたい)んですよね。

塗装サンプル用キーボード 分解

 似たようなキーボードですが、それぞれ違うメーカーの物です。

画像の上にあるのが新たに購入したFILCOのキーボードで、手前にあるのが今まで使っていたARCHISSのキーボードです。使い過ぎてキートップは壊れるは艶は出るはで、そろそろ引退させてあげようかと思いました。

高さは若干FILCOの方が高いくらいですが、全体のサイズはほぼ同じで、メカニカルスイッチも同じCherry赤軸なので使い勝手は全くと言って良い程変わりありません。

自宅でも同じARCHISSのキーボードを使っていますが、一度このタイプのキーボードに慣れてしまうともう他のは使えません。これのお陰でどれだけ仕事が楽になっている事かと・・・(いやしかし打つのが仕事って訳でもないのですが)。

と言う訳で、今までお世話になってきたARTCHISSのキーボードに、先日購入したピンク色のキートップを組み込みこんで今回殿堂入り(?)して貰おうという作戦です。

試しに無くなった部分にピンクのキートップを挿し込んでみると、良い具合に装着出来ました。ちなみにGとWは良く使うキーなので、実用している時は他の使わないキー(QとかXとか)を外して移植していました。塗装の仕事だと細かいように思われますが、余りそう言う所は気にしない性格です。

 ちなみにこのキートップ、オモチャみたいな物ですが、文字部分はちゃんと透過するようになっていて、バックライト付きのキーボードにも対応するようになっています。ただ私のARCHISSは光らないので意味は無いっぽいですが・・・。

 また元々がテンキー付きキーボード用の物なので、今回のショートタイプの物には合わないキートップも何個かあります。印字が違う物もあります。

 と言う事ですが、細かい事は気にしない事にして取り敢えずこんな感じで装着出来ました。

 黒と蛍光ピンクの組み合わせはゴスロリっぽい配色で、これはこれで悪くは無いのですが、これで終わりだと塗装屋的では無いというかサンプル作りの意味が無いので、

 分解して枠を塗装出来るようにします。

スペースキーは長いのを切って繋げて短くしても良いのですが、折角なので既存の黒い物をピンクに塗って再利用しようと思います。この中だとミニカー色見本の真ん中の色が近いのでスペースキーにはそれを、枠は右端の一番濃いピンクにしようと思います。

他にも白い方のHappy Hackingのキーボードと、以前塗装した色見本マイクも新たに塗り直そうと思います。あと違うタイプの凄く大きなキーボードも届いていて、一体何をやっているんだか・・・(仕事の方がパンク気味でこれをやっている場合じゃないんですけれども・・・)。

塗装サンプル用キーボード

普段使っているキーボードを塗り直そうと思い、それの代用品としてほぼ同じ型のキーボードを購入しました。FILCO(とオマケで付いて来たようなHappy Hacking)のキーボードです。

普段使っているのはARCHISSのキーボードで、メーカーは違うのですがどちらも同じメカニカルスイッチのテンキー無し仕様で、何故だか判らないのですがそれぞれの違いが判らない程に良く似た製品なので多分違和感無く使えると思っています。

 キーボードを塗り直そうと思ったのは、CherryMXキースイッチ用の交換用キートップをネットで見つけたからで、

 特にこの鮮やかなピンクは、見つけた瞬間「これは凄い!」と思い衝動買いしてしまいました(まあ凄く安かったと言う事もありまして)。

黒いキートップをこれに交換し、さらに枠を濃いピンクに塗って、彩度の高い派手な2トーンカラーのピンクキーボードを作ってみようと思った次第です。

良い感じに出来たら、以前仕事でご依頼頂いたような感じでマウスなども御揃いの色で塗装してみようと思います。

 

Computer peripherals

蛍光顔料+STANDOX色見本

 先日レーザーカットして作ったMDF製の棚に、蛍光顔料を使って塗装した色見本を入れてみました。

 一番右が「蛍光色100%」の色見本で、それぞれ「艶あり」「艶消し」の二種類を用意しています(ただし今回の蛍光ピンク100%には艶消しがありません)。

またこれらの色見本は全て配合データを残してあるので、後で「これと同じ色に!」となった場合、全く同じ色で再現が可能です。当たり前の事のように思えますが、実はこういう物はこの世に余り存在していません。

事故などに遭った車を元の姿に戻す「補修塗装」(板金塗装)の世界ではこの「配合データ」が基本となっていますが、車のボディカラーにこういった派手な色は無いので、結局自分で一から作るしかなかったんですよね。

比較の為、今までに通常色(STANDOXオンリー)で塗装したオレンジ系の色見本を並べてみました。

それぞれの色見本は、

一番左・・・エルメスカラーに塗装した時のタンブラーの色

中央・・・ブレンボキャリパーに塗装したオレンジメタリックパール
(プレートに表記されている配合データは当店で作成した物なのでSTANDOX社の著作権は侵害していません。ご安心下さい。)

一番右・・・いつもの7種構成のPRO_Fit色見本の一部で、STANDOXのオレンジ原色(MIX579)に白の原色(MIX570)を20%加えた色です。

 これらの色見本の上に蛍光色の見本を置いて見比べてみると、色の鮮やかさが全然違うのが判ると思います。画像で見ると大した事無いように見えるのですが、通常の顔料でこういったオレンジは出せません。

 比較するならこちらの蛍光ピンクの方が判り易いですね。

手前の右側が蛍光ピンク100%で、左がスタンドックス原色の白に蛍光ピンクを混ぜた物です。先日色見本用のマイクにも塗った色ですね。単体で見ると大した事がなさそうですが、比色すると普通では無いのが一目瞭然です。

ただここまでのピンクは仕事では使い難く、また仕上がった状態は若干の艶引けが見られるので、実用出来る場面は限られると思っています。また褪色もし易いので用途は限られます(屋外での使用はお勧め出来ません)。

 私的に気に入っているのはこういった「白+蛍光色+艶消しクリアー」の仕様で、艶消しなら派手な蛍光色でも落ち着いた雰囲気になる為、マイクやタンブラーなどの日常品に使っても良い具合になりそうです。

ピンクは思いやりと慈しみの愛情の色で、またこういった淡いピンクは女性ホルモンの分泌を促し、若返りの効果があるそうです。

近々入るご依頼に魔法少女の色に塗装する案件があるので、早速今回の色見本が使えるかも知れません。役に立ってくれると良いですね~。