BE@RBRICK色見本

何か塗装して面白い物は無いかと色々考えていたところ、そう言えば以前当店のお客様のご友人がBE@RBRICKなる物を造っている(!)と言う事を思い出し、ネットオークションでそれらしい物を幾つか購入してみました。

 サイズは5センチ程度で、恐らくですが今回購入した殆どはペプシのオマケに付いていた物だと思います。所謂「食玩」と言う物でしょうか。

 少し前まで全く知らなかったのですが、BE@RBRICKは世界的に有名なフィギュアらしく、数多くのアーティストやブランド、アニメキャラクターや企業とコラボレーションをしたモデルを制作しているそうです。凄く大きい物もあるようで、つい先日には表参道ヒルズにコンセプトストアもオープンしていました。

 ちょっと強引な感じも否めませんが、なるほどこれは集めたくなりそうです。

これを見てジャックバウアーだと判る人がどれくらい居るのかは判りませんが、相当幅が広そうなのが伺えます。

今回の物は 「まとめて沢山」みたいな感じで購入したので、少しサイズの大きい物も混ざっています。画像に写るのが7センチ程の物なので、恐らくこれが基本となるベアブリック100%になるかと思います。

他には、先ほどの小さい物が「70% (5cm)」、その他「50% (3.5cm)」「150% (10cm)」「200% (14cm)」「400% (28cm)」「1000% (70cm)」(!)といったラインナップになっているようです。

と言う訳で、キーホルダーにする為&固定用の穴を頭頂に開けておきます。

 ピンバイスだと時間が掛かるので、普段はこんな感じでインパクトドライバーにチャックを付けて使います。チャックはキーレスなのでキリの交換から穴あけまで瞬殺です。

と言う訳で早速塗装もしています。素材はABS樹脂なので塗装用のベースとしては非常に相性が良いのも良い点です。

画像にあるマイクは日記では紹介していない案件ですが、先日オーナー様より掲載のご承諾を頂きましたので、作業内容の詳細については後日改めて紹介をさせて頂こうと思います。色は勿論同色で、マイクに入れたロゴ2種はサイズを変えてベアブリックの胸と背中に配しています。

これなら塗って販売しても問題が無いので(複製では無いので)、車型キーホルダーと同様、塗装の御依頼を頂いた方向けのサービスとして制作・塗装を承ろうと思います。「単に塗るだけ」なら、¥3,000くらいからご利用出来るようにしようと思います(ぶっちゃけ注型ミニカーをサフェ仕上げにするよりも断然楽です)。

取り敢えず作業はまだ終わっていませんので(半艶仕上げなので一旦下塗りクリアーを塗ってデカールの段差を消します)、完成次第改めて紹介をさせて頂きたいと思います。

時間が出来たらPRO_Fit仕様も幾つか作ってみようかなぁ、と・・・。

AlfaRomeo凸文字鋳造制作 完成

先日より作成していた金属製のAlfaRomeoの凸文字です。鋳込んだのは合計6個で、一応それぞれを残しておきました(材料に余裕が無かったら溶かして再利用しています)。

作業内容が判り易いよう、改めて最初の記事から紹介をさせて頂きますね。

↓まずは本業でヘッドカバーの塗装ご依頼を頂いている、PRO_Fit日記の記事からです。

アルファロメオヘッドカバー塗装&凸文字制作承ってます

↓今回行っている鋳造作業については私的な趣味(本業の付帯作業)も含まれていると言う事もあり、こちらの社外記での紹介としています。

AlfaRomeo凸文字 鋳型作製

時々「これと同じ文字だけ作って欲しい」(特にスカイラインのRB26を28にする為の「8」)といったお問い合わせを頂くのですが、当店はあくまでも「塗装屋」で、そういった事は単体ではお受付をしていませんので、それを明確にするべく「日記」と「社外記」で別けるようにしています。

AlfaRomeo凸文字 鋳込み

今回の鋳造やフライスにしても、その道のプロからすれば私が行っている事は遊び程度でしか無く、これを日記で紹介するにはさすがにおこがましいと言う事もあり、こちらで紹介をさせて頂いている次第です。

AlfaRomeo凸文字 鋳込み 2回目

またこういった付帯作業はそれ単体では利益は出せなくとも、「趣味」と銘打てばある程度の事は許される(笑)と言う事もあり、ただただ楽しくやらせて頂いています。

AlfaRomeo凸文字 切削(簡易フライス)

と言う訳で完成となります。

 上の三個は切削する前の段階で失敗したと判断した物で、ただ終わってから見てみると、「Alfa」と「Romeo」それぞれを別けて使えばこのうちから一つは作れたかも知れません。ただし型枠から外してしまったのでバイスに固定するのが難しく、なのでこれはこれで終了となります。

 上から4番目の物は途中まで切削はしたのですが、削った中から巣穴が見つかり、これは使えない物と判断してこの状態で止まっています(むしろなんか格好良いので工場の外壁に飾ろうかな、と)。

念の為ですがこういった物の販売、または単体での制作はしておりません。あくまでも「塗装の付帯作業」といった事に限られていますのでご了承下さいませ。

 そして実際に使える物が一番下の物で、ただこちらも実は一度で出来た訳では無く、「Alfa」と「Romeo」をそれぞれ良く出来た物から選んで使う「ニコイチ」となっています(下から二番目のがそれの余りです)。

ちなみに簡易フライスで削ったカスですが、最初は掃除機で吸っていましたが、今回はかなりの量になったので途中から回収するようにしました。これらも溶かして再利用出来ます。

 試しにヘッドカバーに置いてみました。

 大き過ぎず、良い感じのサイズになっているかと思います。

 また今回は結晶塗装では無く「艶々の塗装」の為、貼付け面の処理ではかなり気を付けた作業が必要になるかと思います。

結晶塗装ではある程度の粗は目立たなくしてくれますが、艶ありの塗装だとちょっとした隙間や接着剤の食み出しなどが目立ってしまうので、次の工程ではそこをどうするかです。峠を越したように見えても実はまだ趣味のレベルで、本番はこれからと言う感じです。

次からは本業(塗装)での作業になりますので、今後の内容についてはいつもの日記の方での紹介とさせて頂きます。少し先になるかと思いますがどうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリリモコンキー ステンレスリング作成

フェラーリ458リモコンキー塗装 完成

先日完成しておりましたフェラーリ458のリモコンキーですが、その後オーナー様から「やっぱり傷防止リングも」といったオーダーを頂きましたので、そちらの制作をする事にしました。

ちなみに通常は塗装前に作製しなければ対応が出来ないのですが(仮合わせ等で本体に傷が付いてしまう為)、今回は丁度別件でフェラーリ430のリモコンキーの塗装&リング制作を承っていましたので、そちらと一緒に行う事で対応出来ました。奇跡的です(笑)。

 使うのはいつものフレアー加工用の工具で、

 この円錐状の先端をステンレスパイプに押し込む事で、パイプの縁を広げてキーリング取り付け部の穴の形に合わせた物を作製するという方法です。

 ステンレスパイプを固定し、

 先程の円錐形の工具を当てて押し込みます。

ただしこの時、力いっぱい押し込むとフレーが広がり過ぎて穴の形に合わなくなってしまうので、この辺はある程度「勘」を頼りに力加減を行います。

 するとこんな感じでパイプの先端がフレアー状に広がります。

 ただネックなのはそのままではリモコンキーカバーの穴に形を合わせられない事で、フレアー形状がどれくらいになっているのかはカットしてからでしか判りません。ここまでがどうしても「勘」に頼らないといけない所なのです。

 と言う訳でフレアー加工をした部分をバンドソーでカットし、穴を開けた板に嵌めてカット面をヤスリ掛けします。

 内側のバリも削ります。

 と言う訳で、勘を頼りに8個作成しました。

 その中から形の合うものを選び、採用していきます。所謂ワンオブサウザンド方式ですね(さすがに4000個も作れませんが・・・)。

 こちらにも合うものを選び出し、

 透明なエポキシ接着剤を使って、

 取り付けます。

 接着剤が硬化したら、

 取り付けて完成です!

傷防止用のステンレスリングはそれ単体だとちょっと野暮ったい所もあるのですが、実際にキーリングを取り付ければ殆ど目立たない(気にならない)筈なので問題は無いかと思います。まあ今回の塗装は塗色にシルバーが使われているので殆ど気にならないと言うか、むしろ自然な感じなんですけどね。

一応週末の間は寝かしておき、週明けに完成出来る予定です。

フェラーリ430リモコンキーの作業はもう少ししたら着手出来るかと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

MIDIキーボード 分解

 塗装のサンプル用として、ネットオークションで中古のMIDIキーボードを落札してみました。

「電子ピアノを塗装したい」と言ったお問合せは何度かあるのですが、分解しないと塗装には対応が出来なく、また費用もそれなりになるので中々実現しなかったんですよね。

 と言う訳で分解です。爪では無くネジで、殆ど見える部分にあるので公衆電話に比べれば全然簡単です(比べる物でも無いですが)。

 スイッチパネルのコネクターを抜き、カバーを外しました。

 鍵盤の稼働構造はまさかの引っ張りコイルバネとか(笑)。

 今回白い鍵盤は塗らないのですが(さすがに仕事じゃ無いと厳しいので)、ただ黒い鍵盤を外すにはまず白い方を外す必要がある為、後で判るように印をつけておきます。

 黒い方は塗装するので、塗っても区別が付くよう見えない箇所に印を彫っておきます。

 鍵盤を全て外しました。

 鍵盤の裏にはプラスチックグリースが塗られているので、ホコリが付かないよう箱に入れて保管しておきます。機会があればこの白い鍵盤も塗ってみたいですね。

 ボタンやジョイスティックなども塗らないので、

 こちらも取り外して保管しておきます。

今回塗装するのは表面のカバーと黒い鍵盤となります。

実は当初、これらをピンクに塗ろうと思っていたのですが、届いたこの製品が予想以上に綺麗だった為、折角なので素地(印字)を活かした塗装にしようと思った次第です。

下地を透かした塗装と言うと・・・

パール顔料の一種でもある、クロマフレア系の塗装を施そうと思います。

これなら下地の黒によりマジョ―ラ感が強く出てくれますし、また印字のシルバーも見難くはなりますがそのまま残せるのでは、と思っています。ただしその反面、足付け処理が出来ないので(印字が削れてしまいます)、仕事としてはお受付が出来ない内容になるかもですけどね。

尚、取り敢えず下地としてのクリアー塗装は既に終わっていて(カーボンミラーカバーと一緒に塗らせて頂いておりました)、後日また進行状況を紹介したいと思います。