蛍光塗料”ピンク” 実塗装テスト

蛍光塗料

先日導入していたパウダータイプの蛍光塗料です。ようやく使う時がやって来ました。

 取り敢えず今回はテストと言う事で、まずは需要がありそうな蛍光ピンクから試してみる事にしました。

ちなみに左側にある色見本も一応は「ピンク」の部類に入るのですが、右の蛍光ピンクと比べると彩度が全然足りないのが判ると思います。

 と言う訳で、今回は2通りの方法でテストしてみる事にしました。内容は以下の通りです。

①(右)・・・ベースコートの白に40%蛍光ピンクを混ぜた物

②(左)・・・ベースクリアー(バインダー)に25%ピンクを混ぜた物

 塗る物はいつもの色見本用マイクと注型ミニカー、そしてレーザーでカットしたアクリル板です。

 最初に下塗りとして適当な白(VWのキャンディーホワイト)を2コート程塗り、まずは①の「白に蛍光ピンクを40%混ぜた物」を塗ります。

・・・しかし何か様子が変な気が・・・

 おおお・・・(恐)。

 まるでクラック塗装(と言う塗料があります)のように塗膜にヒビが入ってしまっています。

 状況を観察してみた限りでは下色の白は関係が無さそうで、上に塗った「白10:蛍光ピンク4」の塗膜が縮んでいるようです。

実は色を作っている時点で「随分粉っぽい感じがするけど、これって駄目な奴じゃ?」と感じていた所もあるので、ある程度は予測出来たというか、こういう結果になってもそんなにショックはありませんでした。それ故のテストでもありますので。

ちなみにメーカーサイトでは「クリアーに対して50%まで」と記載されていて、恐らくこれは「2液ウレタンクリアー」の事だと思うので、今回は使い方が違っていたのだと思います(と思いましたが、知り合いの塗装屋さんが使っている塗料ではこういう事は無いそうです)。

ちなみにこちらはベースクリアーに蛍光ピンクを25%添加した物ですが、やはりと言うかクラックっぽい亀裂が入っています。若干ではありますが、こういうのは少しでも兆候が出たらマズイ物なので、ちょっと使えそうもありません。

知り合いの塗装屋さんからいただいた情報からすると、恐らくはSTANDOXのベースコートとの相性が良くないようで、ただ2液のウレタンクリアーであれば問題は無いでしょうから、次回は1コートソリッド(STANDOX 2Kエナメル)にこちらのパウダーを40%入れた物で塗ってみようと思います。さらにはそれを一旦完全硬化させた上に「ベースクリアー+蛍光色パウダー」を混ぜた物を塗ってみて、再びクラックが出る兆候があるかどうかも確認してみたいと思います。

出来れば「ベースコート→デカール(もしくはロゴ入れ塗装)→クリアー」の1工程で済む塗装にしたかったのですが、そうは問屋が卸してくれない模様です。まあいつもの事なのでもう慣れましたが(苦笑)。

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