先日下準備を行っておいたスバルブレンボキャリパーです。
最終脱脂を行い、
エアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。
まずは全体にプライマーを塗布します。
この時点ではマスキングはせず、プライマーを薄膜で2コート程塗布します。
続けて塗膜の厚みを着けたくない箇所にベースコートの黒を塗布します。具体的にはガスケット当たり面、ボディ固定部、ブレーキパッド固定ピンを通す穴の内側です。
それが乾いたらマスキングを行います。
マスキングは最初に和紙タイプのマスキングテープを貼り、その上にコシのあるマスキングシートを貼り付けます。今回のようにマスキングを庇状にはみ出して貼る場合、マスキング1枚だけだと飛び出た箇所が塗料(溶剤)によってヨレが生じ浮いて剥がれてしまう場合がある為、馴染みの良い和紙タイプと、コシのあるマスキングシート(または市販のシール)を2重に貼ってそれを防ぎます。
続けてご指定の色でベースコートを塗布します。
キャリパー本体色はスバル純正色の「WRブルーパール」(K7X)となります。
数十分ほど乾燥させたらロゴ入れを行います。
ロゴは左右のキャリパーで位置がズレないようそれぞれ並べた状態でマスキングシートを貼っています。
元々あったロゴは「brembo」で、今回そちらを「STI」に変更します。サイズはフロントが80mm、リヤが50mmとなります。
キャリパー本体の塗装には一般的なスプレーガン=口径1.2mmを使っていますが、ロゴ入れの際は無用に膜厚を着けて見切りをガタガタにさせたく無いので口径0.3mmのエアーブラシを使っています。
ロゴの色はスバル純正「クリスタルブラックシリカ」(D4S)となります。
ロゴ入れが終わったら再びブース天井から吊るし、エアーブローとタッククロスで埃を飛ばしたら、
最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは通常と同じ2コートで、
2コート目を塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしてクリアーを馴染ませます(そのまま放置するとエッジがカッターみたいに鋭利になってしまう為です)。
キャリパー内側はそのままだと塗り難いので、
スプレーパターンを絞って各部を狙い撃つようにして肌を作っています。
ブレーキキャリパーの塗装は個人の方からよりも業者さんからの御依頼が多く、
全国の整備工場やチューニングショップ、正規ディーラーからの御依頼もあります(ただ納期が長いのでその間車を動かせないというのがネックとなり、お問い合わせ頂く半分以上は諦めて頂く事になっていますが・・・)。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!