先日色の確認を行っていたチタン製のメガネフレームフロント用の塗料です。取り敢えずある程度見当をつけた配合データから色を作成してみました。
そこからさらに3色追加して、原色8種類を使って色を修正しました。
今回は厳密な調色では無く「簡易的な色の作成」となる為、スプレーガンは使用せず、予め色見本のタミヤ缶スプレーで塗った色板に作った塗料を垂らして色を確認~修正しています。ちなみに艶の無いままだと色は見えないので、シリコンオフを垂らして艶を出しています。
実はここまでやるつもりも無かったのですが、色がオリーブドラブ(国防色)であれば今後も使う機会がありそうだった為、当方としても配合データが欲しかったという事で少し手間をかけています。
一応出来上がった配合データとしては、
ブリリアントイエロー MIX575 16.8
ブラック MIX563 6.6
オーカー MIX574 8.7
ホワイト MIX570 4.0
バイオレット MIX569 5.4
カッパートナー MIX582 3.9
エメラルド MIX573 1.2
ゴールドイエロートナーMIX581 1.2
といった内容となります。
ただし使った分元の色が減っている筈なので、足す分の数値は少し多めにしてあって、その辺である程度誤差は出来ている筈です。
本来はこうやって出来上がったデータで一から色を作り直し、またそこから修正、そしてまた捨てて新たに作るといった繰り返しで精度を高めていきます。ただしコストが掛かるので現実的ではありません。
先日塗っておいたプライマーは表面を軽く研いでおき、十分に脱脂清掃を行います。
また今回は今後の為に、同じベースコートで艶消し・艶ありの二種類を作って比べられるようにします。
(いずれSTANDOX原色全てを使ってこの仕様を作る予定です)。
先ほど作ったベースコートを塗り、艶消しクリアーを塗ったら本塗り完了です。
こちらも一方はメガネフレームと同じように、もう一個は後日艶有りクリアーを塗る時に一緒に塗らせて貰います。
その後一時間程自然乾燥をさせた状態です。 艶が消えているのが判ると思います。
ただし今回は日常的に使用するメガネフレームなので、クリアー層(艶消し)が擦り切れたりしないよう、しっかりとウェットに2コート塗っておきました。場所によっては少し半艶っぽく見えるかも知れません。
さらに今回はもう一個色見本を用意し、タミヤの缶スプレーでも塗ってみました。手前のがそうです。
見比べてみると、もう少しイエローを入れて明るくしたい所でしたが、この辺はやはり実際にスプレーしてみないと(またクリアーも塗って見ないと)判らないところですかね。
それでは完成後に改めて紹介したいと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!