コペン コーナーセンサー&ドルフィンカメラ塗装承ってます

先日到着しておりましたダイハツ純正コペン用コーナーガイドセンサーと、Data System社のドルフィンアイカメラのカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はいずれもダイハツ純正色の「パールホワイトⅢ」(カラーコード:W24)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

コーナーセンサーについては以前も何度か施工しておりますが、中央のソナー部分と外枠は分解が出来ない構造で、その間にはシリコーン樹脂製のゴムが嵌っています。

リング状のゴムのみをマスキングして塗るのは非常に難しく、以前では内側と外側をそれぞれ別にマスキングをして対応しましたので、今回もそれに倣って作業を行う予定です。

以前施工した時の画像も紹介させて頂きます。

こちらはダイハツ純正色の「ブライトシルバメタリック」(カラーコード:S28)となります。

 

こちらは今回と同じくダイハツ「パールホワイトⅢ」(カラーコード:W24)、3コートホワイトパールとなります。

他にはトヨタハイエースのコーナーセンサーも塗りました。

カーショップやディーラーからもよくお問合せを頂くのですが、金額面で難しいらしく、ご依頼に至るのは全て個人の方からとなっています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

トヨタTE47ルーフサイドモール 本塗り~完成

先日サーフェサーを塗っておいたトヨタTE47のルーフサイドモール×4本です。

既に完成して発送も完了しておりまして、改めて途中工程と完成画像を紹介させて頂きます。

サイドモールは全体にエポキシプライマーサーフェサーとウレタンサフェを塗った後、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#600で粗研ぎし、その後#800で整え、最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。心配だったひび割れは研いでみた感じでは出て居なく、この時点では止まってくれたようです。

その後よく脱脂清掃し、台にセットします。

最終脱脂処理を行い、プラスチック素地が露出している箇所にプラスチックプライマーを塗布しておきます。

サフェを塗る時は一本のアルミ板で支えていましたが、念のため2本で固定するようにしました。

まずはベースコートの黒を塗ります。

本物のメッキような塗装=メッキ調塗装の場合は、この時点で下地を艶々の黒にする必要がありますが、その上に足付け処理無しで色を重ねた場合は密着性が悪く、なので簡単に剥がれてしまう傾向にあります(碁盤目テストにガムテープを使って一升も剥がれないという結果になりません)。

今回採用する3コートSPFシルバーはそういった物とは全く違い、通常通りベースコート+トップコートで行う2Kシステム(2komponent)のシステムとなるので、後でペリペリと剥がれるといった心配がありません(componentで無いのはドイツ語だからで、恐らくはそれらの技術(樹脂)が最初に確立したのがドイツだったからだと思われます)。

そしてSTANDOX原色のJLM-906を、9倍の樹脂(MIX599)で薄めたSPFシルバーです。とても目が細かいシルバーで、しかし既存のメタリックに比べて透かしが黒く、ただしそれ単体よりさらに今回のように下地に黒を塗って透かす事で金属っぽい質感に見せる効果があります(ただしムラになり易いので大きい面積には難しいかと思います)。

JLM-906:MIX599(バインダー)=1:9ですから隠ぺい力が弱く、下地の黒を透かしながら3コート程を塗り重ねています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーには軟化剤を入れ、フルフレキシブルな仕様としています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ブース内だと全方向から光が当たっているので陰影が判り難いのですが、

照明を一か所(天井のみ)にすると、通常のシルバーメタリックでは得られない金属感が出ているのが判ると思います。

金属は塗装とは違いますが、その見た目は「正面が明るく透かしが暗い」という特徴があるので、今回はそれを塗装で表現して似せて見せていると言う訳です。

一応参考までにメッキ調の塗装を紹介しますと、

近年材料が良くなったのでこれくらいのメッキ感は比較的簡単に出せるようになっているのですが、色がブレ易いのと、下地とクリアーどちらにも殆ど密着しない為、実用性は全くと言って良いくらいありません(ですのでお受付もしておりません)。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

塗膜構成としては、

「プラスチックプライマー→エポキシプライマーサーフェサー→ウレタンサーフェサー→ベースコート黒→ベースコートSPFシルバー→トップコートクリアー」 といった内容になります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

通常のシルバーメタリックに比べ、粒子がとても細かく正面が明るく透かしが黒いのが特徴で、

さらに下地の黒を透かす事によってコントラストを上げているのが3コートSPFシルバーの特徴となります。

全体にあった細かいヒビ割れ等は全て払拭出来ているかと思います。

こちらのオーナー様からはヘッドカバーの結晶塗装もご依頼頂いておりまして、そちらも作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。

まずはこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

自動車内装カバーパーツ11点 本塗り

先日お預かりしておりました自動車内装パーツ11点です。

こちらの部品は一部が反り返っていたので、

ドライヤーで温めて修正をしておきました。この後熱を入れた際に反発して戻る分を想定して少し曲げ過ぎな感じにしています。

今回のパーツはABS樹脂にカーボン柄の水圧転写が施され、その表面にはクリアーが塗ってありますが、余り仕上がりが良く無い箇所もあるので、そういった部分を修正しておきます。

修正が必要な箇所には#400の空研ぎで研磨、その後コシのあるトレカット(#800)で均し、最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)#800で全体を足付け処理します。

その後良く脱脂清掃し、手で持って塗れるよう芯棒に固定します。

それらを台にセットし、

最終脱脂を行います。

ブースのファンを回し、エアーブローをして 埃を飛ばします。「そんなにやるの?!」くらいしつこくやっています。

固定がし難い物は段ボールなどを使って安定するようにしています。勢いよく振っても落ちないくらいにしています。

裏側まで回り込むようにしてフチまでしっかり塗れるようにしています。

ちなみにドアスイッチパネルは最も既存の塗装の状態が悪く、かなりの研磨を要し、一部は下地が露出した状態となっています。

素材が塗料との相性が良いABS樹脂なので大丈夫かと考えたのですが、

いざベースコートを塗ってみると激しいチヂレが発生した為、その部分にサーフェサーを塗る事にしました(勿論その後熱を入れて研ぎ直しました)。

その後は問題無く、ベースコートの黒を塗布し、

クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

クリアーに使う硬化剤は数種類あり、

また同じくシンナーにも数種類あるので、

その時の気温や被塗物の形状・サイズ等で使い分ける事となります。ここのところ日によって気温がかなり変わっていますが、そういう事に影響されなく日々安定した仕上がりを供給出来るのが重要かと思っています。

当店のような小物塗装の場合は磨き作業を極力減らしたいので、塗りっぱなしで肌が出来るようハードナーとシンナーの設定は比較的遅めにしています。

車体に比べてサイズが小さくなるので通常だと「速乾」という方向に行きがちですが、前記した理由から当店の場合ではむしろその逆となり、車を塗っていた時よりはかなり遅い設定となっています。納期を気にする必要が無いのと、私一人で工場を使っているので他の人を気にしないで良いというのが大きな理由ですね(通常はあり得ない環境だと思います)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スマート内装パーツ 下準備

先日お預かりしておりましたスマートの内装パーツです。未塗装の物は足付け処理のみで問題無いのですが、こちらのダッシュボードサイドカバーは余り芳しく無い塗装が施されていたので、

#120~#180で研摩してある程度の塗装を剥がしました。またシルバーに塗られていたパネルも素地がザラザラした感じだったので同じように作業をしています。

ダッシュボードサイドカバーに塗られていた塗装はどうも変な感じがしたので、シンナーで拭いてみたところクリアーが溶ける事が発覚し、その後全体をシンナーで洗い流すようにして塗装を除去しています。

ABSの場合はシンナーで簡単に溶けてしまいますが、PP=ポリプロピレンは耐溶剤性が高い樹脂の為、洗い流すくらいであれば問題ありません。似たような樹脂でPA=ポリアミドがあり、これが多用されている樹脂製のヘッドカバーやインマニは脱脂洗浄時には同じようにしてシンナーで洗い流す手法を行っています。自動車のガソリンタンク等にも使われていますよね(バイクはPAが多く、ランドローバー系のフューエルタンクにはPPが使われていたのを確認しています)。

最終#240~#320でペーパー目を均し、よく脱脂清掃後、台にセットします。

こちらの塗装はしっかり着いていたので残っていても問題ありません。主に梨地の平滑化の為となります。

耐溶剤性に強いという事は「塗料や接着剤の密着が悪い」という事でもあって、

プラスチックプライマーの前にはガスプライマーを使ったりもします。

特に足付け処理がし難い部分を重点的に行います。プラスチックプライマーが自賠責保険とするとこちらは任意保険といった感じですかね。

プラスチックプライマー塗装後、サーフェサーを塗布します。

ウェットに5コート程塗りました。

フチまでしっかり塗りたかったので裏側に周り込むようにして塗っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日熱を入れて硬化させたら研ぎ作業を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW E92内装パーツ 下準備

先日お預かりしておりましたBMW E92の内装パーツ3点です。元々プロテイン塗装(ラバー塗装)が塗ってあった物を、オーナー様自ら剥がして頂いた物ですね。

ラバー塗装には結晶塗装と同じく「素地の粗さを目立たなくして高級感を醸し出す」という効果があり、それに対して普通の塗装では素地の粗さがそのまま目立ってしまいますから、サーフェサーにて下地を作ってからの上塗りとなります。表面の梨地は#180のダブルアクションサンダーで、ラインは#240の手研ぎで、フチは#320で研磨・足付け処理を行います。

脱脂清掃後、膜厚を着けたく無い箇所をマスキングし、

持って塗れるよう芯棒に固定します。

以前はサーフェサーなら置いて塗る事が多かったのですが、今は下地の塗装でも本塗りと同様持って塗るようにしています。

再びよく脱脂清掃し、

プラスチックプライマーを塗布します。厚く塗り過ぎないよう注意し、また塗り忘れがないよう2回に別けてコートします。

続けてサーフェサーを塗布します。

ウェットに4~5コート程を塗り込みました。

ただし一度に厚塗りをすると思わぬトラブルが発生する為、コート毎に十分な乾燥時間=フラッシュオフタイムを設け、一時間程かけてじっくり塗っています。

この後は一晩以上自然乾燥させて塗膜中の溶剤分をゆっくりと揮発させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!