スバルブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルWRX STI(VAB)の純正ブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は鮮やかな青味のあるイエロー(レモンイエロー)に塗装されていて、ただし初期の状態からするとかなり褪色しているようです。一番左のリヤキャリパーに比べると、他の3点は彩度が落ち、グレーっぽくなっているのが判るかと思います。

元々は黒いキャリパーだったようで、後からこのイエローに塗られているようですね。

ご依頼内容としては現状と同じような感じで、以前当店で施工した以下ブレーキキャリパーと同じ色への塗装で承っています。

こちらのページで他の画像や作業内容を紹介していますので宜しければご参照くださいませ。かなり鮮やかに見えますがサイズの縮小以外は画像の加工は行っていません(意図的に彩度を高くしたりコントラストを強調していたりしていません)。

また今回は塗装の他にオーバーホール(シール・ブーツの交換)も承っています。ピストン等のチェックについては担当してくれるブレーキ屋さんにて分解時に確認をして貰いますが、ぱっと見は状態が良いので問題無いかと思います。

ブレーキ屋さんについては以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

全体的にデロデロとして何か雰囲気が悪いがあり、

ボルト部には塗料が流れ込んだような跡も見受けられます。さすがに刷毛塗りでは無いでしょうから、相当厚塗りをしているのかも知れません。それ以前にしたから艶のある黒い塗装が出て来ているので足付け処理もされていないっぽいですね。

ロゴは現状シールで一部剥がれたり浮いていたりしますが、今回はこちらを同じような感じにしつつ黒の塗装で再現するようにします。

フロントは横幅80mm、

リヤは50mmとなります。

ロゴについては、以前施工した以下のデータを参考にしようと思います。この時のロゴですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レンジローバーオーバーフェンダー 本塗り

先日下塗りを行っておいたレンジローバー2ndの純正オプションオーバーフェンダーです。その後60℃40分の熱を2~3度程掛けて塗膜をしっかり硬化させておきました。

ゴミが着いた箇所や素地が悪い部分を#800で均し、全体を#1500で水研ぎ、その後#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン→オレンジ)で足付け処理を行いました。

棚板に置いた際にフチが下にくっつかないよう、裏当てを貼っておきました。

棚板に並べ、よく脱脂清掃したら本塗り準備完了です。

ちなみに今回は手で持って塗れないので、

先にフチの裏側箇所に色を入れておくようにします。

車体に装着すれば見えない筈ですが、もしかしたらフチの隙間から見えてしまう可能性もあるので、

ここにも色を入れておきます。

十分に乾かしたらひっくり返して元に戻し、

表面にベースコートを塗布します。

色はポルシェ純正色の「graphit」(カラーコード:691)となります。

肌を荒らさないようウェットに3コート程塗りました。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ここでもクリアーには軟化剤を入れています。

サフェでは軟化剤を20%、下縫り(黒)も20%、今回はこれを15%としています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BBSホイールセンターキャップ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBBSの日本製ホイールキャップです。表面に塗ったクリアーは常温で硬化するタイプの物ですが(STANDOX K9600エクストリームプラス)、そのまま恒温器に入れておいたので60℃40分で熱を掛けておきました。

最初の状態も紹介します。

元々は背面がシルバーだった物を、

裏側からその塗膜を削り落とし、新たに日産純正色の「ブルーブラック」(カラーコード:BG8)で塗装を施しました。

裏側にはクリアー塗装も行っていて、

また表面からもクリアーコートしています。

また裏側の塗装では、直接ベースコート(カラーコート)を行うとクラックが生じる場合がある為、一旦クリアーのみで下地を作り、その後にブルーブラックを塗る方法としています。なのでトータル3工程の塗装を行っています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

カメラのホワイトバランス設定はオートにしていて、途中バッテリーが切れて交換したところ、そのホワイトバランス設定が変わってしまったようで最初に撮影していた時と色味が違ってしまいました。

ただ完成時の画像はサイズの縮小以外は未加工を基本としているので(そうでないといくらでも実物より綺麗に見せる事が出来る為)、そのままとしています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


尚、今回もテスト的にご依頼品と同色の仕様=枠をブルーブラックで塗った色見本キーホルダーを作成したのですが、通常の黒と余り変わらないので一般受けは難しいかもですね(笑)。

スバルエンブレム(スモーク&枠艶消し黒)塗装 完成

先日本塗りを終えていたスバル純正エンブレム前後です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

予め作成しておいた両面テープを貼って枠とプレートを固定したら完成です。

大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

メッキの枠を艶消し黒に、

アクリルプレートにスモーク塗装を施しました。

それぞれ単に塗るだけでは無く、装飾クロムメッキの枠は通常の塗膜と同様の密着性が得られるよう下地処理を行った上で上塗りを行い、

アクリルプレートは一旦クリアーのみで下塗りを行って微細なクラックの発生を抑えています。自家塗装を行った事がある方なら判るかも知れませんが、よく見ると細かいクラックが生じていたりしますよね。特に既に紫外線を浴びて劣化した中古品の場合はその確率が高くなっているかと思います(ただそこまで目立たないですし、ご自身の物と言う事であれば問題無いかと思います)。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

アクリルプレートは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

  枠は艶消しクリアーで、

こちらも缶スプレーのような塗料(1液ラッカー艶消し黒)とは違い、ポルシェやメルセデス等のボディの塗膜と同様の物となります(2液性アクリルポリウレタン塗料)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スーパーカブウィンカーレンズ2セット塗装承ってます

先日到着しておりましたスーパーカブ用のウィンカーレンズ前後一式です。こちらのオーナー様は10年程前に同じパーツで塗装をご依頼頂いておりまして、今回事故に遭われてしまったとの事で改めて今回もその時と同じ内容でご依頼承りました。この度もご贔屓頂き有難うございます!

尚、事故で破損したのはレンズ一個だけなのですが、透過性塗装の場合それ単品で塗ると他の部品と色が違ってしまう為、全部一式ご用意頂いております。

こちらのリヤウィンカーはアンバー=透過性の橙色、オレンジキャンディーべた塗りで、

フロントウィンカーについては前回と同様ウィンカー部のみオレンジ、ポジション部はマスキングしてクリアー抜き、最後に全体にクリアーコートで承っています。

尚、レンズ塗り分けの位置は内部反射板の「壁」の位置を参考にする為、こちらの土台部分も送って頂きました。

この様な感じで装着した状態でオレンジに塗る箇所のラインの位置決めを行います。

参考までに以前行った時の画像を紹介しますね。

この様な感じで同一レンズ内でオレンジを塗り分けます。

完成時の画像も紹介します。

10年前なので、恐らくこの時はまだオレンジキャンディー単体で塗っていて、この後もう少し純正っぽくと言う事でイエローキャンディーを足した今の仕様になっているかと思います(なので今回はもう少しイエロー寄りのオレンジにする予定です)。

そして今回先ほどのレンズとは別に、カブC125の純正ウィンカーレンズ一式の塗装もご依頼頂きました。

ご依頼内容は同じくアンバー=透過性の橙、オレンジキャンディー塗装で、

こちらのフロントウィンカーはオレンジキャンディーべた塗りに、

こちらのリヤウィンカーはオレンジキャンディーと黒の塗り分けでご指定頂いています。

正面の方が光るようになっていて、後方の方は内部反射板で光らない感じです。

その反射板の所を境界線に後ろ側を黒、表側をオレンジキャンディーとします。いずれもスモーク塗装は無し、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!