GMCホイールキャップ用材料

先日お預かりしていましたGMCのアルミホイールセンターキャップです。一個外れて無くなってしまったとの事で、こちらを複製して塗装する内容でご依頼を頂いています。また今後の事も考えて予備も含め合計2個をご依頼頂きました。

マイクモックアップ 完成

複製の方法としては、少し前に紹介した色見本用マイクの作成と同じようにシリコーンで型を作って樹脂を流し込みます。

ただし使用する樹脂は強度を考えてエポキシを、またさらにそれを強くする為に、

 ガラスパウダーとカットファイバーを用意しました。ゴッホゴッホ(体に悪い感じで)。

 こちらがグラスファイバーを3ミリにカットした「カットファイバー」なる物で、1キロ買いました。

 こちらはさらに細かいガラスパウダーなる物で、こちらは2キロを購入しています。

実物を見た限りでは3ミリのカットファイバーは注型用としてはちょっとサイズが大き過ぎる気がする為、今回はこちらのガラスパウダーを遣おうと思います。樹脂の粘度も上がると思いますのでまずは真空脱泡のテストと、さらにその前にシリコーン型が入るデジケーターを作り直す必要もあります。今あるのは内径の直径が23センチで、今回のホイールキャップは18センチ弱、ちょっと厳しいんですよね。

 そしてアルミ部材も届きました。

こちらはボルトを固定する個所に埋め込む予定で、ただしそのままだとすっぽ抜けてしまいますので、横にスリットを入れて外れないようにする予定です。最初はフランジ付きのワッシャーかナットを探していたんですが、厚みが5ミリと言うのが無かったんですよね。アルミ板から切り出して削る事も考えましたが、今回買った物を加工した方が断然早いと思った次第です。

作業はまだ先になりますが進行次第また紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

マイク色見本 本塗り

 少し前から注型用ウレタン樹脂を注いで作っているSHUREマイク用の色見本ベースです。別件でオーダーが入っていたのでこちらも一緒に塗らせて頂く事にしました。

 使用した色は先日導入したキャンディーレッドで、そのまま本番(テールランプ)に行く前にワンクッション入れておきたかったので丁度良かったのです。

塗膜構成は先日試し塗りをしたのと同じく、下地はSTANDOXの原色で一番粗い目のシルバーMIX598を敷いています。ただしそれだけでは延々隠蔽しないのでさらにその下にVWのリフレックスシルバー(LA7W)を塗っています。

 グリルボールは塗るつもりは無かったのですが(シルバーのまま着けようと思ってました)、本体を2つ塗ったので、じゃあせめて片方だけでもと言う事でラインの所だけ色を入れています。

ただ塗ってから気付いたのですが、ラインをシルバーで網を赤にした方が良かったっぽいですね。またはシルバーが白々し過ぎるので、黒かガンメタ(3コートSPFシルバーの黒目)にすればまだマシだったと思います。

 実はメインの方はこちらでして、

 キーホルダータイプのオーダーが入ったのでついでに4個一緒に、さらにマイクも、あわよくば新色の感覚をもう一度確認しておきたかったという事での塗装でした。

裏側にはレーザー彫刻でロゴ入れを施した物で、実は墨入れも試していますが、細かい文字がクリアーで埋まってしまい上手く出来ませんでした。まあメタリックカラーなら塗料で埋まっても文字は確認出来るので、これはこれでOKとしています。

もしくはクリアーを塗った後にレーザー彫刻をするとどうなるのかも気になるので今度はそれも試してみようと思います。塗装屋の見解としてはフチが焼けて塗装が捲れる(剥がれる)と思っていましたが、今回のもサフェーサーを塗った後にそれをやっていて全然大丈夫だったので行けると思うんですよね。

キャンディーレッド 新色確認

先日新たに導入したキャンディーレッド(の原色)を使い、既存のキャンディーレッド2種類と共に色見本の作成と色味の確認、そして曝露試験用の色板を作製します。

下色は粗めのシルバーメタリック「STANDOX MIX598」を原色そのままで、その上に3種類のキャンディーレッドと、また透明なままのアクリル板に直接キャンディーレッドを塗った色見本を作製します。

クリアーを塗って本塗り完了です。

曝露テスト用としては平板とミニカーそれぞれ計6個作ります。

 その後熱を入れて塗膜を完全硬化させました。

平板に比べるとミニカーの色は濃く(黒く)感じますが、どちらも同じように塗装しています。キャンディーカラーは透かして見た時に色味が濃くなる(暗くなる)傾向にある為、立体的な形状だとそれが顕著に表れます。

 それぞれ3種類違う赤ですが、塗り回数などを調整して見た目が同じようになるようにしました。

 こちらが新しく導入したキャンディーレッドですが、色味・使用感共に今までと余り変わりません。イコール、次の本塗りで直ぐに使えそうです。

 上の段がそれぞれ3種類のキャンディーレッドの色見本で、その下が曝露テスト用の物です。

 裏側にはそれぞれどの塗料を使ったか判るようにしていて、

それぞれの塗料との違いと、また室内に保管している色見本との差を比べられるようにします。

あとは屋外の日当たりの良いところに放置してこの後の経過を観察したいと思います。

色見本マイク クロマリュージョンカラー 完成

 まるで日記の記事みたいですが、今回はオーナー様が居る訳では無いのでこちら社外記での紹介となります。ただし撮影自体はいつも仕事で行っている通りで、画像の編集加工は無しとしています(撮ったままのJPEG画像を半分のサイズに縮小したのみです)。

 塗装は先日紹介したDUPONTのクロマリュ―ジョンカラーで、撮影環境はこちらも少し前に紹介した第二撮影スタジオ(仮)です。

いつも撮影している場所は机がただの白(IKEA製)ですが、ここはガラステーブルになっていて、下から光を当てられるようになっています。マイクの形が尻すぼみ(逆円錐形)になっている為、塗装面に下からの光が当たって良い雰囲気に撮れているのだと思います。

 グリルボールは金属ですが、本体は色見本用として樹脂(ウレタンレジン)を型に流し込んで作製した物なので、マイクとしては使用出来ません。また実物は溝の所で分割出来ますが、それも出来ません。

 今回使用したクロマリュ―ジョンカラーの塗料は、見る角度によって青→紫→オレンジと色が変わる特殊な顔料が使われています。クロマフレア顔料は元々米国((多分Flex Products社)の物ですが、日本では日ペからマジョ―ラとして販売されています。

自動車補修塗装(板金塗装)では殆ど出番の無い塗料なので、今までは余り興味はありませんでしたが、今回テスト的に塗装してみたマイクなど、改めて使ってみると面白そうな物は結構ありそうです。

ただし塗料自体かなり高額なので、今回のように面積は小さい物など使用用途は限られますかね。何にしても材料費は調べてみようと思います。