アルファロメオアウターハンドル 本塗り

先日サーフェサーの研ぎ作業を行っておいたアルファロメオ用社外品アウターハンドルです。

それぞれ手で持って塗れるよう芯棒に固定しています。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。

樹脂素地が露出している箇所にはプラスチックプライマーを塗布します。

黒い箇所は隠蔽し難いので全体にピンクを下塗りしました。

下色はグレーでも構わないのですが、隠蔽が弱い色の場合は多少色相も合わせるようにしています。スズキのチャンピオンイエローは隠蔽力がかなり低いので下色にオーカー系の無機顔料を含んだイエロー等を塗っておくような感じですね。今回は同じく無機顔料系のオキサイドレッドを含んだピンクとなっています。

続けてご指定頂いたアルファロメオ純正の「ROSSO ALFA」(カラーコード:289A)を塗布します。

青味の赤(MIX816クランベリーレッド)を多く含んだどす黒い感じの赤ですね。

ベースコートで肌を荒らすと仕上がり時に艶が引けた状態になってしまうので、

しっかりウェットに塗ってツルンとした肌に仕上げます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

トップコート(クリアー)に使うスプレーガンは通常口径1.0mmでしたが、

少し前から0.8mmも使うようになりました。

今回のようにパーツ毎に表面積が小さい場合は0.8mmの方が塗り易い感じです。

逆に面積が広い物だとミストが馴染まなく肌が荒れてしまう場合があるので今まで通り1.0mmを使ってます。

逆にこの時のようにピンポイントで細かい隙間までクリアーを塗りたい場合は口径0.3mmのエアーブラシを使ったりします。それぞれ違う塗り方ですがどちらも難しいです(とは言えご依頼頂いた預かり品では無い塗装は精神的に断然楽です)。

元々の塗装は裏側がザラザラしていましたが、こちらもヌメっとした仕上がりにしておきました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオアウターハンドル サフェ研ぎ

先日サーフェサーを塗っておいたアルファロメオ用社外品アウターハンドルです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

今回もそれぞれのパーツでラインを合わせたいので両面テープで固定しています。

オーナー様から送って頂いた画像を見ながら作業しています(とは言え余りにも形が違い過ぎる所があるので参考程度ではあります)。

ある程度研いだらそれぞれのパーツを入れ替えて再び研ぎ作業を行い、

最後に分解してペーパー目を#800~#1500に均し、フチなど細部を足付け処理します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルブレンボキャリパー 色板作成

先日お預かりしておりましたスバルブレンボキャリパー一式です。

御依頼内容としてはキャリパー本体をスバル純正の「WRブルーパール」(K7X) で承っていますが、ロゴ色について黒系か白系(シルバー系)か悩まれているとの事で、実際に色味の確認が出来る色板(テストピース)の制作をご依頼頂きました。以前イヤホンの塗装で行った時のような感じですね。

ロゴについてはフロント80mm、リヤ50mmに合わせ、色板でも同じサイズでそれぞれ作ります。

カッティングプロッターでマスキングシートをカットし、塗装する箇所を取り除きました。

色板に今回ご指定頂いているスバル「WRブルーパール」(K7X) を塗り、位置を合わせてマスキングシートを貼り付けます。

こちらはスバル純正「クリスタルブラックシリカ」(D4S) で、

こちらは同社「アイスシルバーメタリック」(G1U) となります。

マスキングを剥がし、

クリアーを塗って本塗り完了です。

元々はこちらのクリスタルブラックシリカでご指定頂いたのですが、ベースカラーの青に黒のロゴだと目立たないかも知れないと言う事で、実際に目で見て確認が出来る色板の作成をご依頼頂いています(勿論費用が必要となります)。

ちなみに作業的にはもっと早く行っていたのですが、最初完全に勘違いをしてSTIでは無くbremboで見本を作ってしまっていました・・・。

普段は作業内容書を見ながら作業するのでこういったミスはまず無いのですが、サンプル作成と言う事でうっかり油断していたようです。本番でこういう事を繰り返すようになったら引退も考えないとですね・・・。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら発送の手配を行います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

自転車用カーボンホイール 下塗り

先日2回目のサフェ研ぎを行っておいた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイールです。

その後再びマスキングを行い、地面に平行した状態で塗れるよう枠を固定しました。

サーフェサーはぶつ切りで段差が付いている箇所があるので、今回はそれを覆うように上塗りを行うようにします。

ただしアルミ素地に直接上塗りは密着しないので、

まずはプライマーを塗布します。

本塗りでは極力艶を出した状態で仕上げたいのでベースコートの厚塗りやプライマーの塗装は極力避けたいところですが、今回は下塗りと言う事なのでこの辺を気にしなくて良いのが精神的に楽です。

ただし厚塗りをするとその分ぶつ切りマスキングをした塗膜の断面の仕上がりが悪くなってしまうので薄膜に留めておきます。

まずはベースコートの白を塗布します。

今回は上塗りに1コートソリッドカラー(STANDOX VOC 2Kエナメル)を使うのでベースコートの塗布は必要ないのですが、軟化剤を入れて隠蔽力が弱くなるという事もあり、適当な白(VWキャンディホワイト)を1コートだけ塗っておく事にしました。

その後クリアーでは無く白のトップコート=2Kエナメルを塗布します。

2Kエナメル=1コートソリッドとはクリアーに直接顔料が入ったような塗料で、下色(ベースコート等)は使わずそれ単体で上塗りが完了出来る塗料です。STANDOXの2Kエナメルは艶具合も良いので見た目は2コート仕上げとほぼ変わりはありません。

画像は2Kエナメルの1コート目が終わった状態で、この時点でかなり艶が出ているのが判ると思います(ただし1コートのみだと隠蔽力が弱く下地が透けてしまっている感じです)。

しっかりフラッシュオフタイム=コート間の乾燥時間を設け、ある程度塗膜の表面が乾いたら(指触乾燥)2コート目を塗って下塗り完了です。

2Kエナメルの色は白単体=MIX411を採用しています。また軟化剤は15%添加しました。

2コート目を塗り終わったら直ぐにフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後に行う本塗りはクリアーだけと考えていましたが、厳密には原色の色が2Kエナメルの白とベースコートの白で色味が違うので、一応MIX570(ベースコート用白)を塗る2コート仕様にしようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーE935マイク 本塗り

先日グリルの上部分をシルバーに塗っていたゼンハイザーE935ボーカルマイクです。

グリルはその後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

マイク本体は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理してあります。

グリルはシルバーに残す部分をマスキングし、下部リングの箇所は同じく#800で足付け処理してあります。

カラーベースの白を塗り、さらにパールベースを塗布しました。

パール顔料自体には隠蔽力が殆ど無い為、まず下色となるカラーベースを塗布し、その上にパールベースを重ねてホワイトパールを表現します。

ちなみに暗い色のパール=例えばブルーパール等は原色(青)と混ざってもパール感がちゃんと残るのでそれらを混ぜた「2コートパール」が可能ですが、明るい色=今回のような白系のパールは原色(白)とパールを混ぜるとパール感が目立たなくなってしまうので(そしてパール感を出そうとすると塗料自体の隠蔽力が下がるので)「3コートパール」となっています。

グリルの下部リングも同じく3コートホワイトパールで塗りました。尚、今回採用したホイトパールはこの時と同じくトヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)となります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回は艶消し仕上げで承っていますので、クリアーはそれ専用の物となります。

塗った直後は艶がありますが、

時間の経過と共に艶が消えていきます。

艶消しのホワイトパールはシルクのような質感になるのが特長ですね。

シルバーの部分は艶あり仕上げ、ホワイトパールの部分は艶消し仕上げとなるのでそれぞれ一緒には塗れず今回別々に塗りました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!