2022年9月26日(月)代替え休業日のお知らせ

注目

平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。

9月23日は秋分の日で祭日となっておりますが、こちらは通常営業とし、代わりに9月26日(月曜日)を休日とさせて頂きます。

ご不便をおかけしてしまうかも知れませんが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

RB26→RB27タイミングベルトカバー 下準備

先日「7」の凸文字を制作していたBNR34純正の樹脂製タイミングベルトカバーです。既存の塗膜(プライマー)がシリコンオフで溶けてしまうので、全体をクリアーで下塗りしておきました。

「6」を削り落として穴が開いた箇所は、裏にアルミ板を当てて構造用接着剤(3Mオフホワイト)で固定しています。

「6」の箇所を研磨して平滑にし、全体を足付け処理しました。

「6」があった箇所に「7」を置いてサイズ等の最終確認を行います。

構造用エポキシ接着剤(3Mオフホワイト)を使って「7」を貼り付けます。タイミングベルトカバー側はプラスチック素地が露出している箇所が無く、また今回作成した「7」は2液ウレタンレジンなのでプラスチックプライマーの塗装は必要がありませんから、そのまま接着しています(PP=ポリプロピレン素地が露出している場合はプラスチックプライマーの塗布は必須です)。

その後60℃15分程の熱を掛けて接着剤を半硬化させました。

いつも行っている「8」のアルミ板と違い、ウレタンレジンで複製した7は柔らかいので被塗面の形状にも馴染むと考え、接着剤の塗布は少量にしています。

なので食み出しも最小限で済んでいますから、

このまま再度熱を掛けて本硬化させます。

その後周りをマスキングし、食み出た接着時を研磨して均しておきます。

そして当て板とペーパーを使い、全ての凸文字を研磨して高さを合わせました。

よく脱脂清掃し、マスキングを行います。タイミングベルトカバー全体は下塗りのクリアーで覆われているので、再度全体に塗装を行う必要はありません。

PP素地が露出した「RB2」の部分にプラスチックプライマーを塗布します。ちなみに「7」の周りもPP素地が露出しているように見えますが、こちらは下塗りクリアーで覆われているので(そしてその下には既にPPプライマーが塗られているので)、ここにプライマーを塗る必要はありません。

ちょっと信じられない事ですが、プロの塗装屋さんでもFRP製品(ゲルコート仕上げ)にプラスチックプライマーを塗る事が当然と思っている方も居て(昔アルバイトに行っていた会社の塗装屋兼社長)、「タカハタくん!エアロパーツは塗装が剥がれ易いからちゃんとプライマー塗って貰わないと困るよ!」と言っていましたが、その塗装屋さんが塗った物が剥がれるのは単なる脱脂不足で、被塗面に残った型から剥がす際に使う離型剤がしっかり取れていない事が原因なだけだと思います。念のためですが、ゲルコート=不飽和ポリエステル樹脂にプラスチックプライマーは必要ありません。恐らくプラスチックプライマーを塗るとその後の塗装が弾き難くなるので、それのおまじない的に塗っていたのではと(ただ商売は上手でその後会社は大きくなっていきました)。

そしてグレーの1コートソリッド=STANDOX VOC 2Kエナメルを塗布します。

通常であればサーフェサーを塗るところですが、サフェはそれ自体が凸凹とした肌になってしまいその後の研ぎが必要ですから、その作業を省けるよう肌が平滑になるトップコートをサフェ代わりに使っているといった感じです。または途中の下塗りで使ったようにクリアーを使っても良いのですが、下地(フェザーエッジ)の模様が見えない方が凸文字を確認する際のバランス感が判り易いと思い、色のついた(顔料が入った)1コートソリッドを使ったという訳です。サフェを使う程では無い梨地を艶ありにする場合の「2度塗り」と同じような感じですね。

「RB2」の部分がザラザラしていますが、こちらはPP樹脂を研磨した際に出来る毛羽立ちで、これは問題ありませんのでご安心くださいませ(むしろ樹の根っこみたいで密着性が上がると思っています)。後の研ぎで均しておきます。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、細部を研いで足付け処理を行ったら本塗り前の準備が完了です。

残るアルミパーツも作業着手しておりますので、そちらも進行次第紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(裏黒表青/枠艶あり黒)塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルアセント(アウトバック)用のスバル純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としては、中央のアクリルプレートの裏側を削ってこれを黒に、表側からは透過性の青=ブルーキャンディーで承っております。つい先日に施工した新型レヴォーグSTI Sport R EXの純正リヤエンブレムと同じ内容ですね。

メッキの枠は艶あり黒で、クリアーはいずれも高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

裏の両面テープは既に剥がされ新たな物が貼られていますが、こちらは作り直しておくようにします。

両面テープのデータは以前作成しておいた物を使います。フォレスターと共通の物ですね。

マスキングシートやカッティングシートはカットプロッターで切りますが、両面テープはそれでは切れないので、レーザー加工機を使います。

一応最初は紙でテストカットを行い、ちゃんと合っているかを確認します。

問題無ければ両面テープを切ります。

参考までに、以前施工した同型パーツの画像を紹介します。

こちらは前後セットと言う訳では無く、アセントとアウトバックそれぞれ違う車両の物となります。どちらも同じ部品で同じ仕様となります。枠は艶あり黒で、今回の御依頼と同じとなります。

こちらはフォレスターの前後エンブレムで、左側の大きい方が、今回と同じ部品となります。各車で共通にしてしてきていますね。

今回はこれらのアクリルプレートがブルー(表)&ブラック(背面)となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダストリームインパネ塗装 完成

先日本塗りを終えていたホンダストリームのインパネについていた部品です。全体に埃が付いていたので水洗いをしてよく乾かしておきました。

それぞれを元の通りに組み付けていきます。

一応分解前の画像を沢山撮影しておきましたが、使われているネジは二種類だけなので特に迷う事も無く組付けが出来ました。

ビビリ音防止の為についていたフエルトテープは塗装前に剥がしていたので、そちらも元の通りに貼り付けておきます。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行って素地を平滑にし、

スバル純正色のWRXブルー(カラーコード:K7X)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ボケットの塗装は一回目は上手くいかず、2回目で仕上げています。

ポケットは一体成型で外せず、それでいて奥が深い構造で、塗れていたと思っていた箇所の肌が余り良く無かったので、2回目はそれを意識してしっかり塗り込んでいます。

触って頂くとサラサラスベスベシットリとした艶消しクリアーの質感を感じて頂けるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有り難うございました!

ホンダS660カーボンルーフ 色確認

先日お預かりしておりましたS660 ModuloX VersionZに取り付け予定の八千代工業社製CFRPルーフハードトップです。

今回はこちらに、現状着いているロールトップのボルドーに似せたような感じに、且つカーボン地を透かした塗装で承っておりまして、まずはそちらの確認を行います。

使用するのは市販のウェットカーボン製の板をカットした物で、これにご指定頂いた色を実際に塗装し、カーボン地の透け具合を確認します。

まずは御指定の塗色、プジョー「Rouge Lucifer」(カラーコード:EKQ/BL)を作成し、それをベースコート用樹脂(STANDOX MIX599)で倍に希釈した物を適当なカーボン板に塗って隠ぺい性を確認します。結果2倍だと簡単にカーボン地が見えなくなってしまうので、この後3倍、さらに4倍=「EKQ:MIX588=1:3」としています。ちなみにこの場合シンナーで希釈するのはNGです(自動車補修塗装屋さんなら当然の事なのですが、模型の塗装だとシンナーで希釈するのが一般的なようなので一応説明しておきました)。希釈に使うのはベースコート用のクリアーのような物で、主にホワイトパールで使う塗料ですね。

本来ならクリアーで下塗りして下地を作っておく必要があるのですが(目に見えないような細かい巣穴が沢山あるので)、今回は色の確認だけなのでそのまま上塗りを行います。

まずは全体に3コート程塗り、

順番にマスキングをしてコート数を重ね、4種類の濃さにしてみました。

意外にもカーボン地が見えなくなるのが早く、ただ下地の黒さは隠ぺいしていないので、オーナー様に選んで頂いた色見本帳に比べると暗めの傾向になります。

その後クリアーを塗り、一日経った状態で色見本と見比べてみました。

色見本と比べると、一番塗り重ねた箇所でも色味が暗いですが、これ以上塗るとカーボン地が見えなくなるので、そのギリギリで止めてあります。

屋外でも確認しました。

カーボン色板で、一番コート数を重ねた塗色=最上段だとカーボン地が殆ど見えませんから、本番では真ん中より下にしようと考えています。

室内の自然光が当たるところでも確認しました。

塗装したルーフがカーボン製だとはっきり判るようにするには一番下か、下から2段目までが良いかと思っております。以前施工したスーパーセブンのグリーンの場合だと、この下から2番目くらいですかね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

色見本ミニカー 本塗り

先日本塗りを終えていたスバルエンブレムと一緒に御依頼を頂いている色見本ミニカーです。樹脂を注型して色見本用の素体として使っている物を、サフェで整えてキーホルダーとして販売している物ですね(単体での販売はしておりません)。

まずは下色として隠ぺい力の高いシルバーを塗布します。具体的にはVW社のリフレックスシルバー(LA7W)を使っています。ちなみに御依頼頂いているのは一個ですが、予備としてもう一個塗っておく事にしました。

続けて粒子の大きいメタリック=STANDOX MIX598を塗布します。スタンドックスの原色で一番粗いメタリックで、ただ隠ぺい性がかなり低いのでそれ単体での使用は難しいのです。

ちなみに下色に黒を使うと正面と透かしでの明度差が大きくなり、より金属感が高く見えるようになるのですが、そうなると塗り方によって色の差異が大きくなってしまうので色見本としては適さないでしょう、と言う事を、少し前にスタンドックスのデモマンの方と話しています。

その後透過性の青=ブルーキャンディーを塗布します。使用しているのはハウスオブカラー社のKK-13 BURPLEです。

ハウスオブカラー社の塗料は、樹脂と顔料(または染料)が混ざった物と(UK)、今回のように顔料(または染料)単体の物=KKシリーズがあって、今回のようにこの後者=KKシリーズの物を、自分が使用する塗料=当店の場合だとSTANDOXベースコート用樹脂であるMIX599に入れればスタンドックスの塗装システムとして使用する事が出来ます。ポカリスエットの粉末を買って自分で水と混ぜて作るか、またはペットボトルのを買ってそのまま飲むかといった感じですかね、

ただハウスオブカラー社の色見本に使われている下色=シルバーはSTANDOXのそれとは違う物なので、わざわざ自分用の色見本を作っていたりする訳です(画像のミニカーは以前塗っている物です)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーはエンブレムに使ったクリスタルクリアーでは無く、現在テスト的に使っている同社STANDOXのVOCエクストラクリアーを採用しました。

スバルのエンブレムは下地がメッキなので色の見え方は全然違うかと思いますが、上に重ねている青は同じ物となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

ちなみにこれ単体で塗ると採算が合わないので、

今回はこちらの色相環キーホルダー用のピースも一緒に塗らせて頂きました。

今回の色見本ミニカーと同様下地にシルバーを塗る物と、それとは別に現在こちらのミラーアクリルを使ったタイプそれぞれ作成しています。色相環12色を塗装で表現したキーホルダーですね。

元々はソリッドカラーで作っていたこちらのタイプと、

それを改良してキャンディーカラーにしたタイプ、そしてさらに今回ミラーアクリルを使った物を新たに制作しています。11月に開催されるデザフェスに出店するので、そちらで販売する予定です。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!