BMWカーボンパニアケース用エンブレム 本塗り

bmw13BMWのカーボンパニアケースに貼るプリプレグカーボンプレートの下塗りクリアー(2回)が完全硬化したので本日本塗りに挑みました。上の画像はまだ作業前の時で、プリプレグカーボンプレートもこの段階ではまだ何もしていない状態です。

今回このカーボンエンブレムを製作する工程としては、大きいロゴの方はシルバーの塗装で対応し、細かい文字の方は塗装では難しいので(細か過ぎてマスキングシートがカット出来ません)こちらはデカールで対応します。詳しくはこちらで紹介していますので宜しければどうぞ。

bmw65 カーボンプレートに合わせてマスキングシートの余分をカットしておきます。しつこくて申し訳ありませんが、自作のマスキングカット用定規が今日もかなり役に立ちました(笑)。

bmw66そしていよいよ本塗り開始です。まずはシルバーを塗る前にベースクリアーを塗布しておきます。これは通常のクリアーでは無く「ベースコートとして塗るクリアー」で、要は「色の着いていないベースコート」みたいな感じです。ちゃんとした2液のウレタンクリアーとは全く別の物で、そちらは最後に塗ります。

bmw67 ベースクリアーを塗っておくのは後に塗るシルバーのロゴの輪郭を美しく仕上げる為で、もしかしてやらなくても大丈夫なのかも知れませんが任意保険みたいな感じで一応やっておいています。一般的な塗装では余り行われていないかも知れませんが、自動車補修塗装では毎回やる方が普通で、これをやらないとベースコートのボカシ際の馴染みが悪くなってしまいます。

bmw68 その後30分くらい自然乾燥させてテープフリーな状態になったら先程のマスキングシートを貼ります。

standox8今回のシルバーは最近よく使っているMIX818なるベースコートで、メタリックの粒子が非常に細かくて正面が明るく透かしが黒く、しかもクリアーを塗ってもメタル感が損なわれないと言う優れものです。私的には以前使っていた(今も使っていますが)プラッティングシルバーWを濃くしたような物だと思っていて、ネタが濃いのでペーパー目が出難いのも特徴ですかね(勿論シルバーなのでそれなりには出易いですが)。

bmw69 先程のMIX818のシルバーをシンナーで希釈して塗布しました。

bmw70 マスキングを剥がし、さらにもう一度ベースクリアーを塗りました。今度のはデカールを貼るための準備としてですね。

bmw71 そして二階に移動です。今日こそは早く帰ろうと思っていましたが、もう大雨で帰れない様な状況になってしまいまして・・・(苦)。

bmw72 デカールを水に浸けて台紙を剥がします。デカールの接着にはマークセッターなる専用の物を使いますが、強度を上げる為に木工用ボンドも併用しています。画像中で水がモヤモヤしているのはそれが溶け出しているからで、デカールを貼り付ける際にさらにタップリ塗りつけておきます。

bmw73 デカールが台紙から剥がれそうになったら位置を合わせて貼り付けます。プレート右上にある「®」のマークもデカールで、あちらは既に貼り終わった状態です。

bmw74ベースクリアーを塗っておいたお陰で以前起きた「白化」の問題も解消され、今回はかなり綺麗に貼れたと思います。例の極小エンブレムの製作で散々練習した事がようやくここで活きて来た訳ですね(笑)。

この週末の内にデカールを定着させ、来週になったら何かでクリアーを塗る時にこちらも一緒に塗ろうと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!