先日到着しておりましたヤマハVMAX純正のメーターフード(メーターカバー)です。こちらのオーナー様は同車製品で何度も塗装のご依頼を頂いている方で、この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!(6回目くらいでしょうか…)。
状態としては塗装済み品で、全体に細かい傷が多数ついています。
メーターカバーは鍵などが当たって傷が付き易い傾向にあり、浅い傷であれば塗装前の下地処理(足付け処理)で一緒に削れるので問題ないのですが(ですので見た目ほど酷くはないです)、ところどころで点のように深い傷が入っているので、
上塗りの前に「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も承りました。ちなみに樹脂素地は白系で(アイボリー)、その上に黒が塗られています。
全体にあるのは浅い傷なので見た目ほど酷くはないのですが、1ミリ程でも下地まで達している傷がある場合はこの周りを研磨して緩やかな傾斜になるようにしなければならない為、思った以上に処理する面積が必要となり、結果的に部品全部にサフェを塗って削る事となります(まあまあ面倒な作業になります)。
ご依頼頂いている色はトヨタ「ブラックメタリック」(カラーコード:205)で、以前ご依頼頂いた時の画像がありますのでそちらを紹介します。
この時のアルミ製ウィンカーカバーに塗装した色が今回と同じトヨタブラックメタリックです。クリアーもクリスタルクリアーへの変更で承っています。
こちらは濃いめのグレーの結晶塗装でご依頼頂いたヘッドカバーです。
5年前には同車サイドダクトカバーの塗装もご依頼頂きました。
こちらのキャブレターサイドカバーの塗装もご依頼頂いていました。
他にも紹介していない案件がありますのでこれまで6~7回はご依頼頂いているかも知れません。有難い限りです(大丈夫でしょうか…笑)。
ちなみに最初にお問合せを頂いた10年程前に比べると塗料材料の金額は4倍くらいになっている物もあり、その他光熱費等の固定経費も増えていますから、それに伴い塗装費用もかなり上がってしまっています。年に2回程は見直しをしているのですがその都度値上がりなので、初期の頃に比べると倍くらいの金額になっているかも知れません(それにしてもあの記録的な円高でも輸入塗料が全く下がらなかったのはどういう事なんでしょう…)。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!