BMW RnineTヘッドカバー塗装 完成

先日本塗りを終えていたBMW R nineT2バルブスタイルシリンダーヘッドカバー一式です。その後二度焼きを行い、最後にフィン部を削ります。

最初は#120で粗研ぎし、

その後#180→#240→#320→#400→#500→#800と番手を上げてアルミ素地を光らせていきます。

このままの方が金属感が高いのですが、アルミ素地が露出したままだと腐食し易いので、

それの進行を遅らせられるよう、クリアーを筆で塗っておきます。

その後再び熱を入れて数日寝かしたら完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

黒の結晶塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

この様な感じで組み合わさります。

ボルト取り付け部は固着し易いようなので結晶塗装は塗らず、プライマーとベースコートの黒で薄膜に留めています。

近くで見ると塗膜が幾何学模様になっているのが判るかと思います。

遠目からだと艶消しに見えますが、近くで見ると艶があるのが判ると思います。タオルで拭いても繊維が引っ掛からないのは表面が突起していないからですね。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW RnineTヘッドカバー 本塗り

先日下準備を行っておいたたBMW R nineT2バルブスタイルシリンダーヘッドカバー一式です。その後全体をシンナーで洗い流すようにして脱脂洗浄しておきました。

まずはマスキングを行います。最初に穴などを塞ぎ、

養生紙で裏面を覆います。

台に並べます。

全体にサンドブラストが当たって艶消しのような状態になっているのが判るかと思います。

これによりこれから塗る塗料がしっかり密着するようになります。逆を言うと足付け処理無しで塗料やパテ、接着剤を塗っても経年で剥がれてしまうので、この作業を省き、替わりに安易な方法=密着剤(スプレー糊のような物)を使うような塗装は当店では対応していません。メッキの上に透過性塗装を重ねるカラーメッキ風塗装等ですね。

エアーブローをして埃を飛ばしたらプライマーを塗布します。

裏側が乾いたらひっくり返して表側にも塗ります。

続けて結晶塗装を塗りたくない箇所にベースコートの黒を塗ります。ディーラーのメカニックの方曰く、ここを塗ってしまうと固着してしまうというボルト固定部4か所ですね。

カバーパネルは裏側がプライマー色だと格好悪いので、こちらにもベースコートの黒を塗っておきます。

これが乾いたらマスキングし、

まずはテスト塗装を行います。

結晶塗装のチヂレ目は塗り方(主に膜厚)に依存する所があり、

それの確認の為、こちらのパーツにはそれぞれコート数を変えて結晶塗装用の塗料(リンター)を塗っています。左側は右側より1コート多めに塗っているので結晶目が粗くなっているのが判るかと思います。

事前のテスト塗装が終わったら本番の塗装=本塗りを行います。

全体が均一な膜厚になるよう、5コート程を塗り重ねました。

その後赤外線ヒーターで120℃程の熱を掛けると結晶目が現れます。

良い具合に結晶目が並んでくれたと思います。

塗り足りなかったり塗り過ぎたり、巣穴からブリスターが出たりしてトラブルが起きた場合はシンナー層に入れて塗膜を剥がして最初からやり直すか、またはしっかり焼き付けした後にサンディングして塗り直したりします。

安定して仕上げるにはかなり難易度の高い塗装で、最近メガネを掛けたままだと近くの物が見えにくくなって来たので、もう少ししたらプレッシャーの高い結晶塗装は引退=受付を辞めようかと思っています。

というのも、去年の話で大手のメーカーの担当者さんから「結晶塗装用の塗料をどこから仕入れていますか?実は使われている樹脂か溶剤が廃止になるようで、もう国内では入手が出来なくなる可能性があるのです」という話を聞いていて、もしそうなったらそれが当店の辞め時かと思った次第です。

ただその後も普通に注文出来たので(笑)、とりあえずは現状まだ続けている次第です。代替の樹脂が見つかったのですかね。

フィンの部分は一旦一緒に塗っていますが、この後二度焼きを行った後にここを研いでアルミ地を露出させて光らせます。

ちなみにこちらのパーツは趣味で作成している色見本キーホルダーの一部品で、素材は比較的熱に弱いPMMA=アクリル樹脂ですから、熱を掛けて塗膜を硬化させる(熱重合させる)結晶塗装ではこれまで何度も変形等のトラブルが起きています。ただその後色々と検証・対策を行い、現在はある一定数(80%くらい)はなんとか仕上げられるようになりました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

次回透過性塗装のターンで本塗り予定の、テールランプ等レンズ系パーツです。


スイフトテールランプ塗装承ってます

NDロードスターテールランプ塗装承ってます

カワサキZX14Rテールランプ&ウィンカー塗装承ってます

ZX14Rテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

トヨタ86テールランプ レッド&スモーク塗装承ってます


中古品でも比較的綺麗に清掃されていますが、どうしても細かい箇所に砂埃等が溜まっているので、歯ブラシや綿棒等を使って清掃を行います。

トヨタ86のテールランプはお預かりしてから時期的にまだ早いのですが、タイミング的に今回一緒に塗るようにします。尚、次回のレンズ系塗装は三カ月くらい先=真夏を避けて秋頃を予定しています。高温多湿は思わぬトラブルが発生したりするので、塗り直しの効かないレンズ系塗装はこの辺りで気を遣うようになります。

NDロードスターのテールランプは、裏側電球が入る穴部分に元々テープが貼ってありましたが、隙間が空いていたので改めて貼り直しておきました。ご安心くださいませ。

水気を飛ばし、よく乾かしておきます。

バイクでありがちな、土台の着いていない「レンズ単体」の場合、通常通りそのままマスキングテープや養生紙を貼ると塗っていてスモークの濃さが判らなくなってしまう為、仮想反射板として反射フィルムを貼るか、または透明な粘着シート(アプリケーションシート)を貼ってマスキングを行います。今回はそれぞれの差が判り易いよう両者の方法で貼っています。

フロントウィンカーは土台が付いたタイプ=一般的な四輪自動車のテールランプと同じなので、被塗面(レンズ)以外の部分をマスキングするだけで大丈夫です。意外かも知れませんがレンズ単体の方が手間が掛かるんですよね。

被塗面以外には塗料が入らないようしっかり養生します。

被塗面(レンズ)は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でフチからしっかり研磨し、その後#1300相当の同社製品(アシレックスオレンジ)で均します。

この後は本塗りのタイミングが来るまで埃が着かない場所で保管しておくようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW RnineTヘッドカバー 下準備

先日お預かりしておりましたBMW R nineT2バルブスタイルシリンダーヘッドカバー一式です。この間にも何件かお問合せがあったのですが(主にディーラーさん)、現在は納期が未定=六か月くらいとなっていますので、車体に着いている物となると難しいようでご依頼には至っていません。予め塗っておいてそれを販売するという事をすれば結構需要がありそうですが、販売前の中古車の塗装よろしくそれだとどうしても身が入らないので(仕上がりよりもスピードと金額を重視しなければならないので)好きじゃないんですよね。気を付けてはいても知れず知らずのうちに「まあいいや」みたいなのが癖になりそうでして…。

ヘッドカバーの裏側は当たり面にプライマーが塗られているので、それを傷つけないよう保護用にマスキングをしておきます。

今回は鋳造時に出来た粗があるので、

リューターで削り落としておきました。

また今回はフィン部を研磨して光らせるよう承っていますので、塗装前にこの部分を粗削りしておきます。

まずはシングルサンダー#120で丸まった先端を平にしつつ、各フィンの太さを合わせていきます。この部位は型から抜けるようテーパー状になっているので、深く削るとラインは太くなり、また部分的に削り過ぎてしまうとグニャグニャと格好悪くなってしまうので、その辺りに気を付けて削っています。

シングルアクションでの粗研ぎが終わったらダブルアクションサンダー#120で研磨します。

シングルアクションの方が切削力は強いのですが、部分的に抉ってしまったり深い傷が入ってしまうので、その後ダブルアクションで均すようにします。

ただしダブルアクションサンダーだとエッジが尖らない傾向にあるので、塗装後の研磨では当て板を使って手作業で削るようにします。

その後全体の足付け処理の為、サンドブラストを行います。

通常の塗装の足付け処理としてはサンドブラストは粗すぎますが(もしくはその場合はウェットブラストを使ったりしますが)、結晶塗装では素地の粗さを目立たなくしてくれる効果があるので、よりしっかり細部まで処理してくれるサンドブラストを利用しています。

この後は良く洗浄し、いよいよ本塗りです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

バイク用ウィンカーレンズ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたバイク用のウィンカーレンズ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのようなクリアーレンズだった物に、

この時のランサーXのテールランプのスモーク塗装を参考に濃度を調整して塗装を施しました。

ちなみに撮影時にはレンズが上を向いた状態で上手く止まってくれなかったので(位置が安定してくれなかったので)、マスキングテープでそれぞれを固定して動かないようにしています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回のスモーク塗装で内部の基盤が見えにくくなったので安っぽさが軽減出来たと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました!