蛍光塗料”ピンク” 実塗装テストⅡ

蛍光塗料”ピンク” 実塗装テスト

前回テストして結果が芳しく無かった蛍光塗料ですが、ようやく時間が出来たので改めて問題点を改善してみました。

 まずは下色として通常のベースコートを塗布し、

 白の原色にパウダータイプの蛍光ピンクを、さらに今回は白の原色と同量のバインダー(樹脂)を入れました。

塗料は「顔料」「樹脂」「溶剤」から構成されていて、前回はパウダー顔料の含有量が多過ぎて塗膜にクラックが入ったと思われ、今回は樹脂分を増やして対応しようと考えました。

 結果としては非常に良好で、敢えて無理な塗り方をしてみましたが、前回のようにベースコートにクラックが生じるような気配は微塵もありません。いやー、ようやく安心出来ました。

 尚淡い方のピンクは「白:樹脂:蛍光ピンク」=「MIX570:MIX599:パウダーピンク」=「5:5:1」の割合になっています。前回行った時が白に対してパウダーピンクを40%入れていましたから、今回はパウダー分をかなり少なくして対応しているという訳です。

 他の回避方法としては「ドライコートで」とか「薄膜を重ねるように」といったやり方もあったかも知れませんが、基本的な塗り方は正規の方法から外したくは無かったので(と言うかそこは当然です)今回のやり方で上手く出来たのは安心しました。

濃い方のピンクは「下色」→「先ほどのピンク」→「樹脂バインダー10:蛍光ピンク1」の3コート塗装となっていて、ただかなりのコート数になっているので塗り分けなどには適しておらず「ベタ塗り」での使い方が基本になるかと思います。さすがに蛍光色が10%だと殆ど隠蔽しないので、塗りが足りないとどうしてもダマが見えてしまって実用的では無いのです。

しかしこれでようやく蛍光色が使えるので、今後はまず各色の色見本を充実させ、さらに経過の様子を見ていこうと思います。

車体の塗装をしていた頃は蛍光色なんて使う機会は殆ど無く、むしろ褪色し易いその特性から忌み嫌っていた所がありますが、対象が小物となった今では塗装の幅がさらに広がって非常に楽しいです。

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