サングラスフレーム 下準備

porsche10フレームに接着されていたスポンジが無事取れたので塗装前の下地処理として足付け作業を行います。足付けの作業は昔ながらの耐水ペーパーを使う訳ではなく、最近は空研ぎ専用の物があるので今はそれらをメインに使っています。ちょっと前であれば目詰まりして使い物にならなかったのですが最近の研磨材は本当によく出来ていて助かります。画面左側にある黄色いシートが#800相当の物で、その奥にあるオレンジ色の物が#1500相当になります。業界では有名な「アシレックス」なる製品で、これのお陰で水研ぎが必要な場面が相当減りました。こんな卓上で作業が出来るのもこういった優れた副資材製品のお陰ですね。

porsche11よく脱脂して洗浄したら本塗りに備えてセッティングを行います。いつもだったら既存のネジ穴を使いますが今回のフレームは打ち込まれたシャフトのみなのでいつもとは少し勝手が違います。

ツル(サイドフレーム)は丁度良いサイズの精密ドライバーを穴に差込、フロントフレームの方は数ミリ出ているシャフトをワニクリップで掴みます。ちょっと不安定そうに見えますが4個しっかり掴んでそれを広げるように間に詰め物をすると良い感じに固定できました。ブンブン振ってみて取れないようならOKです。

メガネフレーム程度なら二階作業場でも塗れそうですが、まだビニールカーテンが用意されていないので周りのホコリを集めてしまいそうですから今回は塗装ブースで塗ることにします。と言うか工場の現場を使っているのは私一人ですから塗装ブースはいつも空いているのでわざわざ二階で塗る必要も無いのでして・・・。

色は「白」で承っておりますので今回はSTANDOXの原色の白そのままで塗ります。一応は「ニュートラルな白」と言う事ですかね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!