フェラーリ鍵 塗装承ってます

ferrari67こちらも先日到着しておりましたフェラーリのリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

パッと見は今まで施工していた鍵と似ているのですが、今回のはサイズが少し大きい事と、エンブレムは四角い七宝焼きでは無く、「跳ね馬」が埋め込まれている事です。

ただこれに関しては、現在別件で施工中の360モデナの金属製の鍵とは違ってプラスチックカバーに埋め込まれたタイプですから、これならいつものように裏から穴を開けてポンチで押出すと言う方法が可能です。壊す可能性が少ない分全然安心感が違いますよ。

ferrari68裏側はこんな感じになっていて、首の方には基盤を押さえる為の突起があるのでその辺は避けるようにします。

ferrari70穴を開けたのは一番折れるリスクが少なそうなお尻の方で、また固定はモデナのように接着剤では無く両面テープだったので比較的簡単に外す事が出来ました。穴は最後に裏と表からテープで塞ぐので防水面では問題もありません(勿論シーラーや接着剤でも大丈夫ですが、次回の可能性があればそのまま残しておいた方が良いです)。

ferrari69という事で分解完了です。電池は新しい物を用意してあるのでそれに交換しておきます。蓋を開ける時に折角の塗膜に傷が付いたら嫌ですしね。

ちなみにご依頼いただいている色は赤では無くホワイトパールで、別件で先日紹介したSHUREのマイクにも採用した「BIANCO FUJI」(カラーコード:226027)」です。

尚このビアンコフジなる色ですが、当初は「ビアンコイタリア」なる色でご指定頂いていまして、ただこちらで調べてみるとこの両者は同じ色でした。STANDOXからの見解がそうですので間違いは無いと思います。ちなみにインターネット上では違う色だと紹介している所もありますが、色番号が同じ以上である以上、それらは単なる「色ブレ」と言う事ですのでどうぞご安心くださいませ。意外と普通の事です。

逆に色名や色番号が違うのに「同じ色」と言うケースもあって、例えばレンジローバーのリオハレッド「RIOJA RED」(カラーコード:601)と、ローバーミニのナイトファイア(NIGHTFIRE RED 2(カラーコード:CAQ)は同じ色だったりします。しかも確かミニの方は最初COQでしたよね(笑)。名目上は違う色ですが、塗料として扱うのであればどれも同じ色なのです。

ただしこれらの車はお国柄の為か(英国です)車体毎の色ブレはとても激しく、配合データから作ってみても「これって全然違う色じゃ・・・」なんて事もよくありました。まあそのお陰で大分鍛えられたのだと思いますが(笑)。

それでは作業進行したらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!