フェラーリリモコンキー塗装承ってます

先日到着しておりましたフェラーリカリフォルニアTのリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

この型のリモコンキーは、F430等の古いタイプに比べると比較的しっかりした塗装の筈なのですが、一部がぺりぺりと剥がれてしまっています。通常こういった剝がれ方はしないので製造時の施工不良かも知れません。

ご依頼内容は、現状赤く塗られた表裏のカバーパネルを、フェラーリ純正色「アズーロカリフォルニア」(カラーコード:524)に、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更へ、また今回はキーリング取り付け部の傷つき防止に、ステンレスリングの制作・取り付けも承っています。

参考として以前施工した時の画像を紹介します。

市販のステンレスパイプにフレアー加工ツールを使って加工し、

塗装後のキーカバーに、この時と同じような感じで取り付けます。

また今回はキーリングの取り付けも承っておりまして、こちらの直系20mmの少し焼けたような色味をした物を取り寄せました。電池も新しい物に交換しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

いすゞホーンパッド塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたいすゞホーンパッドの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような感じで、今回の塗装でどこが変わったのか非常に判り難いのですが、最初の状態は表面にワックスか何かが塗られてこの質感だったので、

そのヌルヌル感を払拭しつつシットリとした艶消し仕上げになった事で、見た感じは勿論ですが触った際の質感も良くなったと思います。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

よく見ても塗ったとは判らない感じですが、本塗り時の画像を見ると比較的しっかりクリアー(艶消し)が塗られているのが判るかと思います(逆に途中工程が判らないと詐欺みたいに感じそうですが…)。

ISUZUのエンブレム部分はマスキングをして塗らないようにしています。

比較的隙間が空いているので、そこにマスキングテープを差し込むようにして塗り分けています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご贔屓頂きありがとうございました!

マツダリモコンキーカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたマツダ純正リモコンキーカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品で、

ホワイトパールに塗装済みの製品を用意して頂きました。

尚こちらは未塗装品の物もあるようですが、ザラザラとした梨地はそのまま上塗りを行っても綺麗に仕上がらない為、別途「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理が必要で、その分コストが上がってしまいます。なので今回のように塗装された新品であれば簡単な下地処理(足付け処理)のみで上塗りが可能なのでその分費用を抑えられます。

ただエンブレムを外す際に傷が付いてしまうと結局下地処理が必要になってしまう為、ここは慎重に作業しました。ドライヤーで十分にカバーを熱して両面テープの糊を効果を弱くし、隙間からピンセットを差し込んで無事傷を着けずに外せました。

色はマツダ純正色「レーシングオレンジ」(カラーコード:A8X)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

こちらの色ですね→ccef731d94e04ef1aa2bbb4bfdccac94.pdf (mazda.media)

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

いすゞホーンパッド 本塗り

先日お預かりしておりましたいすゞホーンパッドです。全体的にヌルヌルしていたのでシリコンオフで脱脂し、中央のISUZUエンブレムをマスキングしました。

シボ模様はそのまま残しますので、スコッチとナイロンブラシ+ウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。こういった場合はペーパーだと皺の奥に届かないので余り意味が無いですかね。

その後よく清掃し、乾かします。

裏側をマスキングします。

ISUZUのエンブレム部を再度マスキングし、台に固定します。

本塗り前には勢いよくエアーブローをして埃を飛ばしますが、油膜が無くなった表面は多少ベタベタしてそれだけでは埃が飛ばない為、タッククロスを使ってそれらをしっかり除去します。

フチまでしっかりプラスチックプライマーを塗布します。

まずはベースコートの黒を塗布します。

ベースコートをウェットで塗ると乾いても半艶っぽい感じになり、

ギトギトっぽい質感になります。

この後艶消しクリアーを塗りますが、埃が着いていた場合塗り直しになるので、全体を軽く研磨してタッククロスで拭き取り、最後のベースコートを塗って微動だにせず表面が乾いたら、

続けてトップコート=艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

艶消しクリアーも艶ありと同様2コート塗っていて、その間15分程の乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けますが、その間にベースコートで使ったスプレーガンを洗ったりすると埃が身体に着いてしまうので、とにかく何もせず表面が乾くのを待ちます。こういう時にスマホやタブレットがあると便利ですね。

艶消しクリアーも艶ありと同様、ウェットに塗り込みます。

ここでドライコートにしてしまうと表面が凸凹になって傷が付き易い塗膜になってしまいますから、しっかりウェットに塗り込みます。

その後時間が経つと艶が消えます。

缶スプレーのラッカー艶消し黒であれば当に塗っても綺麗に仕上がりますし、ゴミが着いても修正が楽に出来ますが、塗膜の強度としては自家塗装のそれと同じなので仕事で使用する事はありません。

2液ウレタンの艶消しクリアーでゴミが着くと熱を入れて再度足付け処理からのやり直しなので非常に手間が掛かります。特に今回のように手で触れる物の場合、ちょっとのブツでも永遠に気になってしまいますから塗り直し確定=私の場合で3回くらい塗り直した事があります。日本でもトヨタで「マットストームグレーメタリック」( カラーコード:D08)が一部の車両(スープラ)に採用されたみたいですが、末端の現場(塗装屋さん)は地獄だったのではないでしょうか・・・。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ488リモコンキーカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたフェラーリ488のリモコンキーカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は2個お預かりしておりまして、赤い方は先に完成させ、

今回はこちらの、以前当店で塗装した物の一部に傷が付いた物を同色で補修塗装しました。

色はフェラーリ純正色「BLU POZZI」(カラーコード:520)となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!