トヨタ86テールランプ レッド&スモーク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタ86純正テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様なクリアーレンズだった物に、

透過性の赤=レッドキャンディーと薄いスモーク塗装を施しました。

ウィンカーとバックランプ部はマスキングして赤く塗らないようにし、その後スモークとトップコート(クリアー)は一緒に塗っています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

完成時の撮影に使用しているカメラは古いNIKONの一眼レフで(D200)、全体を写す場合は20mmのレンズを、上記のように部分的に撮りたい場合は40mm(マクロ)レンズを使っています。ホワイトバランスとフォーカスはオートでISOは250で固定、各種設定はノーマル(ニュートラル)、シャッタースピードと露出はマニュアル操作となっています。

最近のカメラのようにISOを上げれないので(ノイズが出るので)、シャッタースピードは1/15~1/50 秒、ただどちらのレンズも手振れ補正機能が無いのでこのシャッタースピードだと手振れが生じてしまいますから、枚数は多めに撮るようにしています。以前は趣味でPhotoshop Lightroomを使っていましたが、あれだと便利過ぎて後から編集加工で綺麗に出来てしまいますから、完成画像は「撮ったそのまま」を基本とする事にしました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

NDロードスターテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたNDロードスターの純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

今までご依頼頂いて来たNCロードスターのテールランプのスモークよりも濃い仕様「薄めと標準濃度の中間」としました。

塗り分けはせず、スモークべた塗りとなります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

透過性塗装は光の当たり方で濃さの見え方が大きく変わるので、多めの画像で紹介するようにしています(ただこれも大変なのでいずれはもう少し単純化しようかと考えてはいます)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました!

スイフトテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスズキスイフトスポーツ(ZC-33S)の純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様に派手な明るいレンズだった物に、

クリアーレンズと赤いレンズ部それぞれ違う濃度でスモーク塗装を施しました。

赤いレンズ部に対して、

バックランプのクリアーレンズ部は少し薄いスモークとしてあります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

車体に着いていると判り難いのですが、一般的なテールランプに比べるとかなり大きいサイズとなります(面積で言うと今回一緒に塗ったNDロードスターのテールランプの4倍以上はあるかと)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アウディエンブレム&内装パーツ 下塗り

先日お預かりしておりましたアウディクワトロのエンブレムと、エアコン吹き出し口の「つまみ」部のパーツ2セット分4部品、あと色の見本として一緒にお預かりしたエアコン吹き出し口のASSYパーツです。

エアコンつまみ部品は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨し、その後ナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)を使って足付け処理を行います。クワトロのエンブレムも同様に行います。

よく洗浄して乾かしておきます。

赤はこちらの吹き出し口パーツの塗装を見本として簡易的に作成します。

本来の調色作業は、スプレーガンに塗料を入れ、実際に色板に吹いてしっかり乾燥させてからさらにクリアーも塗って色の確認する必要がありますが、そこまでするとスプレーガンの洗浄作業等も含め結構な手間と時間が掛かってしまうので、今回のように近似色=「大体似たような感じでOK」という事で宜しければ、このようなコスト(費用)の掛からない方法での対応も可能です(ただ仕上がった色が結構違う!という場合もあります)。

それぞれのパーツは手で持って塗れるようワニクリップ等で芯棒に固定します。

エアコン吹き出し口のつまみパーツは動く部品なので、可動部に塗料が着かないようマスキングしています。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

こちらはメッキの上に艶消しクリアーが塗ってあると思われますが、そうではない場合も考え、

念のためプライマーを塗ってからの上塗りとしています。

まずはベースコートを塗布します。

今回は細かいザラザラ(サラサラ)なのでそのまま上塗りのみで大丈夫かと考えていましたが、実際に塗ってみると艶が引けて肌が悪いのが判ったので、二度塗りで対応しようかと考えています。本来下地が平滑ならこの時点でもう少し艶のある仕上がりになる筈なんですよね。

こちらも同様で、

どうもザラザラとした感じが残っているので二度塗りで対応しようと思います。

と言う訳で一回目の本塗り=下塗りが完了です。

塗装工程自体は通常の本塗りと同じですが、

完全硬化後にもう一度クリアーだけを塗ろうと思います。

というのも、現在テスト的に新しいクリアーを採用しています。

今回は通常通り(ご指定通り)クリスタルクリアーを使っていますが、

それとは別に、こちらのVOCエクストリームプラスクリアーを使おうと思っています。

こちらのエクストリームシリーズのクリアーは初期の頃にサンプルで貰っていて、さらにその後知り合いの塗装屋さんからこちらのマイナーチェンジ後の物を小分けして貰ってその後何度か趣味的な物(色見本キーホルダー)への塗装を行っていたのですが、使ってみて良かったので(問題も起きなかったので)本格的に導入しようと思った次第です。

ちなみに少し前に採用していたVOCエクストラクリアーはどうも使いきれない所があり、その後フェイドアウトしています(ただ密着性が非常に高いので、色見本キーホルダーに使うラメパウダーを塗着させる際にはこれを採用しています)。

ただ使用上のネックいうか面倒な点として、こちらのVOCエクストリームプラスクリアーを使う際に溶剤ベースコートの場合ではハードナーの添加が必須で(MSハードナーだと20%)、これをうっかり忘れてしまうとベースコートとクリアーコートとの密着不良、もしくはベースコートの反応不良が起きてしまう恐れがあり、なので使う用途は限定しようと思っています。

それが今回想定している「クリアー単体での使用」で、2度塗りでトップコート=クリアー塗装のみの場合はベースコートへのハードナー添加を考えなくて済みますからうっかりミスを防げるという算段です。

尚、クラス(品質)としてはクリスタルクリアーより上位になりますのでご安心くださいませ。

このクリアーの大きなメリットとしては「常温で完全硬化」が可能で、塗った数時間後には磨きが可能!というくらい反応が早いクリアーとなります。恐らくは環境負荷を考えての事で、ただこの点としては小物専門で行っている当店としてはほぼメリットは無いのですが(熱を入れる際もまとめて行うので、当工場で消費するエネルギーコストは一般的な普通家庭で使うよりはるかに少ないのです)、それでも用途によっては使い勝手が良かったりします。例えばスバルエンブレムを塗装する際にはクリアーの下塗りは必須としていますから、これを朝に塗って自然乾燥で午後には本塗り!なんて事も可能な訳です。普通は「チヂレ」が生じてしまうようなところ、全くその心配が無くなります。

デメリットとしては使用期限で、主剤・ハードナー共に開封後は一カ月という事ですが、幸いにして1リットル設定があるのでこの範囲内で使い切るようにし、もし余ってしまったら趣味的な物に使おうと思っています。

やはりというか素地の影響を受けて肌が悪いのが判るかと思います。

目立つ面としてはこちらの極小さい面積なので問題は無いかと思うのですが、

どのみちこちらのエンブレムはこの後凹み部を黒で塗り、再度全体にクリアー塗装を行うので、その時のついでとして2度塗りを行うような感じですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRXフロントグリルモール&カーボン枠 本塗り

先日一旦本塗りを終えた物を再度下地処理からやり直し、サーフェサーを塗っておいたスバルWRXのフロントグリルカーボン枠です。

左右グリルモールは問題無かったのですが、色ブレが生じる恐れがあったのでこちらも一緒に塗り直す事にしました。

前回の塗装をした後に60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、再び足付け処理をしてあります。

よく脱脂清掃後、下色としてベースコートの黒を塗布します。

同じく左右グリルモールにも黒を塗布します。

続けて粒子が細かく輝度感の高いSTANDOX原色JLM-906を塗布します。

こちらも前回と同様に原色そのままでは無く、ベースコート用の樹脂=MIX599を混ぜた物を採用しています。

全体的にムラ・ダマが無いよう塗り重ねていきます。

今回もガイド用(テスト用)としてベアブリックのフィギアを使って様子を見ながら塗装を進行しています。

ちなみにこちらは昔ペプシ?のおまけとしてついていたような物で、メルカリ等でまとめて20個¥1,000!みたいに安く販売されているのを見つけた時にまとめ買いをしています。単に平面的な板を塗るだけだとフリップフロップ感(見る角度によって色や陰影が変わる感じ)が判り難く、なのでこういった立体的な物を使うようにしています。

下色の黒を2コート、SPFシルバーを4コート程塗りました。ここまでがベースコートですね。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回はライン出し(研ぎ作業)を行ったので、純正部品と同様に違和感の無い仕上がりになったと思います。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

平面だとどうしてもコントラストが弱く感じますが、

こうやって立体的な形状で見ると、普通のシルバーメタリック塗装に比べて金属感があるのが判るかと思います。

さらに判り易い感じとしては、こちらの恒温器に入れた方が良いですかね。多少薄暗い場所の方がコントラストが強調されて判りやすいと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!