CORSAIR用アルミ製フロントパネル サフェ入れ

 先日お預かりしておりましたCORSAIR900D用のアルミ製フロントパネルです。

ご依頼内容は裏表共「艶ありの黒」で、ただし表面は仕上がり重視での【標準コース】で、裏側はコストを抑えた【お任せコース】とそれぞれ違う仕様で承っております(前回のケース本体もそのような内容でした)。

恐らくこちらのフロントパネルはワンオフ(特注品)で、本体との接合にはスチール製のナットが埋め込まれています。

スチール製の埋め込みナットはアルミ板よりも若干飛び出ている為、シングルサンダーでツライチになるよう削り落とします。

 その後全体を#120のダブルアクションサンダーで足付け処理を行います。

 裏も同様に。

 良く脱脂清掃したらまずはプライマーを塗布します。

裏返して表面にもプライマーを塗り、さらにこちらには2液ウレタンサフェーサーを塗布します。ナット周りはアルミが歪んでいたので厚めに塗っておき、後のサフェ研ぎで平らに研ぎ出します。

参考までにこちらが前回完成してお納めした本体のケースで、今回のアルミパネルはこの手前部分に装着されるようになります。その他の完成画像は以下ページから御確認頂けますので宜しければご参照下さいませ。

CORSAIR PCケース塗装 完成

そして今回のフロントパネルのデザインはこのような内容で承っております。

二つ並んでいるのは、左側はオーナー様に作製して送って貰ったラスター画像(JPEG)で、右側が当店で作成したベクター画像です。一見すると同じように見えますが、ベクター画像は座標データで作られている為、幾ら拡大してもドットが大きくなったり輪郭が荒れたりする事はありません。塗装作業ではこのデータを使ってマスキングシートやデカールを作ります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!