アーケードコントローラーケース 本塗り

先日下準備を行っておいたアーケードコントローラーの筐体=ケースと、

その内部に装着されるプレート、

それにネジで固定されていた丸いパーツです。

内部に装着されるプレートは表面がザラザラとした梨地だったので、そのまま塗っても艶が引けたような仕上がりになってしまいますから、一旦クリアーで下塗り→完全硬化後に再度足付け処理をしてあります。

筐体の外側はそのまま上塗りを行うつもりでしたが、研磨してみると小さい凸凹が目立って気になったのでこちらも一緒にクリアーを下塗りしておきました。その後再び全体を足付け処理してあります。底のゴムマットはガッチリ接着されているので剥がさずマスキングで対応していて、途中ひっくり返す場面が出てくるかも知れなかったので板を貼ってあります。

プラスチック素地が露出している箇所は無いのでプラスチックプライマーは塗らず、そのままベースコートを塗布します。

色はトヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」となります。イエローパールとグリーンパールが入っています。

ゴムマット部外周のマスキングが壁の様に立っているのはマスキングテープを折れない為で、ゴムの厚みが約1ミリ、しかもテープがくっ付き難い素材なのでマスキングを折るとテープのフチが浮いてしまいますから、6ミリ幅のマスキングテープを立てたままの状態で固定→反対側からそれを抑えるように貼っています。

こちらのパーツは下塗りをしていないのでプラスチックプライマーを塗布しています。

ベースコートが終わったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

尚、本来なら今回の本塗りで筐体内側も一緒に塗ろうと思っていましたが、前記したようにゴム部のマスキングが難しい感じだったのでそれぞれ別けて塗る事にしました。先に内側を塗っても良かったのですが、タイミング的に先に外側を塗る事にしました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

集合体恐怖症だと見れないかもですね。

ゴムマットフチに貼っていたマスキングテープは2コート目のクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしてあります。

 この後一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。筐体内側の塗装はその後ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下準備

先日下塗りのクリアーを塗っておいたアーケードコントローラー筐体の中に装着されるプレートです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

ぱっと見は艶があるように見えますが、

よく見ると元々あったザラザラの梨地が残っていて艶が引けたような感じになっているのが判るかと思います。

その後表面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で軽く研磨し、

さらにウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで溝の部分を足付け処理します。

最初にも行った工程ですが足付け処理は全ての塗装前(接着前)の行程で必要な作業で、塗装に掛かる費用は塗るだけでは無く、むしろこういった地味な(時間の掛かる)作業に費やされていたりします。中々判り難いですよね。

その後流水とエアーブローでよく洗い流し、乾燥させたらマスキングを行います。尚本体(筐体)の方は水は使わず、ゴミが着いた箇所は#800相当でコシのある研磨剤=トレカットイエローで平滑に研ぎ、その後先ほどと同じアシレックスレモンで足付け処理を行っています。

昔、一緒に仕事をしていた自動車の板金屋さんの多くは「なんで直ぐ剥がすのに綺麗に貼らないといけないのか至極馬鹿らしいし面倒臭い」とマスキング作業が嫌いな人が多かったですが、塗装屋はそれが如何にに大事か(適当にやると後でとんでも無い目に遭うか)良く判っているので、時間が掛かってもこの辺は丁寧にやるようになります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下塗り

先日下準備=素地調整~足付け処理を行っておいたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。

そのまま本塗りを行う事も可能ですが、今回その前にクリアーの下塗りを行います。所謂「二度塗り」ですね。

元々はケース内部に入る画像左側のプレートのみ2度塗りを行う予定でしたが、

筐体を足付け処理した際に細かい凸凹が気になったので、

表面をダブルアクションサンダー#240→#320→#400で研磨しておきました。さらに細かい番手で研いでペーパー目を均すのも良かったのですが、どうせならと言う事で今回こちらもクリアーを下塗りしておく事にしました。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら、

クリアーを塗って下塗り完了です。

クリアーは本塗りと同様2コート塗っています。

ただしフチにクリアーが溜まるのを避けたかったので、通常使うスプレーガンより口径を小さく0.8mmを使いました。

尚、次に行う本塗りでは内側も一緒に塗装します。

内部に敷くこちらのプレートは表面がザラザラとした梨地で、

クリアーを塗った直後はそれを感じない状態になっていますが、この後完全硬化すると艶引けしたような仕上がりになります。今回それを防止する為の下塗りですね。勿論クリアーでは無くサーフェサーを使っても良いのですが、サフェはそれ自体で肌を荒らすので(凸凹になるので)この溝すべてをペーパー(研磨紙)で手研磨を行うのは現実的ではありませんから、肌を荒らし難く足付け処理だけで済むクリアー(上塗り)を採用しているという訳です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下準備

先日お預かりしておりましたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。

裏側のゴムマットは今回剥がさずマスキングで対応します。まずは作業時に汚れない為の養生ですね。

筐体は素材がABS樹脂でザラザラ感も少ないので研磨してそのまま上塗りを行う予定だったのですが、

当て板を使ってペーパー掛けをすると結構凸凹としたウネり(成型時の歪)があって、このまま艶が出るとそれがとても目立ちますから、

ダブルアクションサンダー#240→#320→#400をしっかり当てて凸凹を均しておきました。

また今回は内部=筐体内側の塗装も承っていますのでこちらも足付け処理を行います。まずは当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)を使います。#800相当となります。

ケース底に装着される網目状のパネルは二度塗りを行うので、こちらは少し番手が粗い#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行います。

ただこれだと表面だけしか研磨出来ないので、

ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)とナイロンブラシを使って溝の部分の足付け処理を行います。

同じく筐体内側のヘラが入り難い箇所もこの方法で足付け処理を行います。

予め外しておいた小さいパーツも同じ方法で足付け処理を行い、最後に流水でしっかり洗浄します。

その後エアーブローで水気を飛ばし、乾燥させます。

ケース内側は予定通り1回のみの上塗りですが、外側の凸凹が気になったのでこちらは2度塗りで行なおうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース塗装承ってます

先日到着しておりましたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼頂いているのはこちらの2部品で、左側がケース土台部分、右側の網目状になっているプレートはケース底に装着される構造になっています。

ご依頼内容はこれらをトヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。尚、画像の土台部分は外側・内側どちらも塗るよう承っています。

尚、土台部分の裏側には滑り止めのゴムシートが貼ってあって、

本来なら一旦剥がして塗装完了後に再び貼り付ける方法が望ましいのですが、かなり強固に接着剤でくっ付いているようで剥がすとゴムシートが破けてしまう恐れがあるので今回はマスキングでの施工となります。

側面のスイッチが装着される穴の所には文字がプリントされていますが、今回はそちらは一緒に塗り潰してしまいます。

ちなみにこれを残したい場合、白い部分だけをマスキングするというのは物理的に難しいので、その場合は塗装する前に各文字をデータ化→一旦ベースコートで塗り潰してクリアーを塗る前に塗装またはデカール等で再現します。似たような物としては以前塗装したロジクールのキーボードケースのような感じですかね。

また土台内側にはネジで止まった部品があるので、

こちらは事前にオーナー様に確認して取り外し→別体で塗装した後に再度同じ様に取り付けておくようにします。内側の塗装は表側より難しいので、ストレスになりそうな事は極力減らしておくようにします。

底に引く網目状のプレートは、

表面がザラザラとした梨地なのでこのまま上塗りをしても艶が引けたような状態になりますから、別途下塗りを行う「2度塗り」で対応しようと思います。尚、塗装するのは表側のみとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!