先日お預かりしておりましたCOTTAのサムレスト(カメラ用部品)です。
「COTTA」のロゴはてっきり彫刻されて凹んでいると思っていたのですが、どうやらそうでは無かったらしく、印刷か何かで出っ張った物となります。
となると下地処理を行った際にこれは取れてしまいますので、
それをデカール用紙に印刷を行います。通常白を印刷するのは難しいのですが、ALPS社のドライプリンターであれば個人レベルでもそれが可能となります。
ドライプリンターを使ったデカールの作製については以下の記事が判り易いかと思いますので、宜しければご参照くださいませ。
ちょっと判り難いのですが、横幅9.6mmのロゴを白で印刷しました。後に黒を塗った上にこれを切り取って貼り、上からクリアーを重ねます。
そしてサムレスト本体です。塗らない部分はオーナー様にマスキングテープに貼って頂いていましたので、そちらを確認後、
よく脱脂清掃し、改めてマスキングテープ→ガムテープを貼ります。
小さいゴム板は接着剤で着いているようなので、そちらもそのままでマスキングを行っています。
そのままだと塗装が密着しない為、サンドブラストを行って既存の塗膜(またはアルマイト被膜)を剥がします。
マスキングの密着が悪いとサンドブラスト中に取れてしまうので、最初に脱脂をしたのはその為ですね。指定箇所と当たりゴム部分もしっかり残っていたので問題無く出来ました。
この後はリン酸処理→プライマーを塗装します。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!