先日お預かりしておりましたOliver Goldsmithのメガネフレームです。その後レンズを取り外し、足付け処理を行っておきました。
今回はカシメの丸い飾り金具部分8箇所を「金メッキ風」にと承っておりますので、まずはこちらの塗装を行います。全体を塗れるようにしていますが、塗るのはその周辺のみとなります。
当初は全部一度に塗ろうと思っていたのですが、カシメ部分の歪が酷かったので少しでもそれが軽減できるよう二回に別けて行う事にしました。
塗装するのは飾り金具周辺のみなので、裏側からマスキングテープを貼って固定しています。
プラスチックプライマーを塗布し、透過性のイエローを塗布します。イエローキャンディー:オレンジキャンディー=5:1の割合で混ぜた物を使用しています。
下地がシルバーの上に透明なイエローが重なるとゴールド=金メッキっぽい色味になります。
そしてクリアーを塗布します。一回目の状態でかなり段差があるのが判るかと思います。
途中クリアーを筆挿ししてさらに充填し、ある程度段差が目立たないようにしています。
当初はもっと段差は酷くて、それを研磨してある程度均してから塗装を行っています。
この後はいつも通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はこの部分をマスキングして全体に黒を塗装します。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!