先日下準備を行っておいたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点です。
プラスチック素地が露出している箇所にはプラスチックプライマーを塗布します。
ハンドルロックのパーツはギザギザ状になっているはサフェを塗らないようにしています。中途半端に埋まってしまうと変になってしまうからですね。
今回は黒とSPFシルバーの2色で承っていますが、SPFシルバーは下色に黒を塗るので、途中までは一緒に本塗りを行い、黒が塗り終わったら一旦それぞれを別けるようにします。
こちらの背面パーツは黒で承っています。いずれも艶あり、クリスタルクリアー仕様となります。
各パーツはフチまでしっかり塗れるよう、裏側に十分なスペースを確保して固定しています。昔(車体を塗っていた時)は段ボールの上にガムテープで固定しただけだったりしますが、そうすると横からだけしかスプレーが出来ず、フチの塗りが甘くなったりする為ですね(あと裏側がザラザラになって見た目と触感が悪い)。
しっかりウェットコートで「ツルン」とした肌になるようにしておきます。
一旦ここでブースから出し、埃が着かない安全なスペース=恒温器の中で保管しておきます。
そしてSPFシルバーです。こちらも肌を荒らすとこの後に塗るメタリックがガタガタになってしまうので、下色の黒が平滑になるようにしています。
ベースコート用の樹脂=STANDOX MIX599とSPFシルバーを4 :1の割合で混合しています。下地の黒を透かしてより陰影を強くする為ですね。
SPFシルバーはメタリック粒子が細かく輝度感が高いのが特徴です。原色名はJLM-906で、恐らく「JAPAN LIMITED METALLIC」(日本限定)の略では無いかと思っています。SPFはスーパーファイン(めっちゃ細かい)とかですかね。
通常メタリック粒子を細かくすると透かしも白くなるのが一般的ですが(STANDOX MIX591やCROMAX AM10のように)、
近年登場したメタリック原色は、粒子を細かくしつつ透かしを黒くしてコントラストを強調した表現を可能としています。これの究極がメッキ調塗装ですね。ただメッキ調塗装は全般的に密着性が著しく悪いので(弱いというレベルでは無く簡単に剥がれます)、現在当店ではお受付しておりません。
その後避けておいた黒パーツを合流し、クリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
高輝度メタリックはクリアーを塗ると金属感が低くなってしまうのが特徴というか弱点なのですが、
ベースコートそのままだと塗膜の強度が弱いのでこれは仕方ないですかね。
逆にそれを応用して、メッキそのままだとクドイところを、その上に艶消しクリアーを塗ってメッキ感を弱くする方法もあります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!






