先日到着しておりましたカメラの外装パーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
状態としては艶消し~半艶程度の黒が塗装されていて、一部塗装が剥がれて素地のアルミが露出した状態となっています。
既存の塗膜はアルミに密着していないように見受けられますので、一旦全部塗装を剥がし、リン酸処理→プライマー塗装(これを行わないとまた剥がれます)、そして調色と艶具合の調整(色板の作成)も行うよう承っています。
以前の施工事例を紹介しますね。
例えばこちらは以前当店で塗装したBMWのパニアケースで、「当店規定の艶消し黒」となります。黒は原色そのまま(STANDOX MIX571)、艶具合も当店規定の「艶消し」となります。事前の確認などはしていません。今回のカメラのパーツに比べると艶が消え過ぎているのが判るかと思います。
こちらはフォレスターのフロントバンパーフォググリルで、メッキモール部を「当店規定の半艶黒」で塗っています。カメラのパーツの塗装に比べると艶があり過ぎるのが判るかと思います。
こちらのスバルインプレッサのステアリングスイッチパネルを塗った時は、左の塗装を参考にして調色を行い、さらに艶具合も併せるよう調整作業を行ないました。左が見本、右が当店で塗装した物となります。
艶消し~半艶クリアーも艶ありと同様2液ウレタン系の塗料なので、塗り終わってから熱を入れて完全硬化させないと艶具合がどうなるのか判りません。ですのでこの時は調色し終わった色を色板(色見本)に塗装し、それぞれ違った配合のクリアー(艶消しクリアー+半艶クリアー)を塗って完全硬化→見本と艶具合が最も合っている物を選んでそれを再現するといった方法となっています。また塗る環境(塗装時の雰囲気温度によるハードナーの選択や塗り方の違い)によって艶具合も変わるので、それらも踏まえて作業を行なう必要があります。
今回は見本となる物が被塗物となるので、旧塗膜を剥離する前にこれらの作業を行なって色見本を作製、その後それに合わせて本塗りを行うといった方法になります。パーツ自体は小さく個数も一個だけですが、作業時間は本塗りの数倍の時間と手間を要する為、費用もそれだけ大きくなります(塗装するだけの3倍~5倍といった感じになります)。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!