ランドクルーザーサイドマーカーシーリング

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズ系パーツの下準備となります。

画像はランドクルーザーのサイドマーカーで、ベースとレンズの間のシーリング作業も承っていましたので、塗装の前にこちらを行っておきます。

まずは塗装と同じく足付け処理→脱脂→プラスチックプライマーを塗布します。

表面のレンズはシーラーが着かないようマスキングしておきます。

塗装前に使うシーラーは主に黒・白・透明(変性とシリコーンそれぞれ)の4種類を使っていて、今回は表側からも透けて見えてしまうので変性シリコーンの透明タイプを使う事にしました。

隙間の上にシーラーを乗せ、

しっかり指で扱いて(しごいて)隙間の奥の方にシーラーを押し込むようにし、余分を拭き取ります。

ちなみに「シリコーンシーラー」は塗装が密着しないので今回のような使い方は出来ません。今回使っているのはこれとは違う「変性シリコーン」の方となります。

今回は裏側なので塗装後にシリコーンシーラーを塗っても良かったのですが、今回はこの上にトップコート(クリアー)も塗っておこうと言う事で先にやっておく事にしました。

全体を拭き取ったら、

レンズ面に貼ったマスキングを剥がして本塗り準備完了です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

先日に引き続き、次のレンズ系透過性塗装のターンで本塗り予定の下準備作業となります。

画像はキャデラックCTS用の テールランプで、透過性の赤=レッドキャンディー塗装で承っています。

バックランプ部はクリアー抜き=色を着けないようご指定頂いていて、ただここに嵌め込まれたレンズと内部反射板の穴とでは位置にズレがあり、継ぎ目でマスキングをしてしまうとちょっと不格好になってしまいますから、

正面から見た状態で内部反射板の穴の辺に合わせてマスキングテープを貼り、

その上に紙を置いてテープで固定→石刷りの要領で輪郭を転写します。

それをスキャナーでPCに読み込んで輪郭のベクター画像を作成、

サイズを測ってそれに合わせ、

カッティングプロッターでマスキングシートを作ります。

カットしたマスキングシートを貼ってデータを修正→カットを繰り返して実際の輪郭に合わせます。

これでマスキングシートが出来ました。左右対称のデータを作成し、改めて本番用のマスキングシートを作成しておきます。

TOYOTA86テールランプのマスキングシートは既存のデータがあるのでそちらからマスキングシートを作成します。

ちなみに車体を塗っていた時(自動車板金塗装屋だった時)はこういったカッティングプロッターやベクター画像作成ソフト(adobe Illustrator)などは勿論使っていなく、またYouTubeからの情報もほぼありませんでしたから、とりあえず安い中古品などを買って見様見真似の独学で始めていきました。デカールを自作するなんて事も当時は知らなく、市販のドライレタリング(文房具屋さんに売っていた、カセットテープのタイトルに使っていたアレです!)を使って内装部品の文字などを再現していました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルブレンボキャリパー磨き処理

先日本塗りを終えていたスバルブレンボキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

ぱっと見は綺麗に見えるのですが、近くで見ると艶が引け、またロゴの段差が残っているのが判ると思います。

塗装前にはサンダーで金属素地を研磨して均していますが、鋳造品は目では見えないような細かい気孔がある為、塗装後はその跡が目立ちますから、

#1500→#2000→#3000で水研ぎをして塗装面を均します。

入り組んだ箇所を磨くのは難しいですが、ロゴのある面は平らですし、ここの仕上がりが美しいと断然イメージが良くなりますから、

自動車ボディの場合と同様に磨き処理を行なうようにしています。

動画も撮影したので紹介します。

ちなみにキャリパーはその形状からして非常に塗り難く、なので肌が出来やすいクリスタルクリアーの使用が標準となっています。

ちなみにそれより高位に位置するVOCエクストリームプラスですが、こちら1kg缶の設定が廃盤となり、今回から5kg缶となりました。

材料費的にはエクストリームプラスの方が安いのですが、肌のコントロール性など使い勝手としてはクリスタルクリアーの方が良いので、このスタイルは今後も変わらず続いていくと思います。

ちなみにクリアー主剤とハードナーの保管についてですが、使用期限の短い物(エクストリームプラス)や湿度の高い夏場の場合は、各塗料を使い終わって蓋をする前に容器内に窒素を入れるようにしています(内部の空気を押し出すようなイメージです)。

尚、一応エクストリームプラスはフリーの状態(上記の対処をしない保管方法)で1年間問題無く使える事を実証実験で確認していますが、塗装は後から問題が起こる事があるので、大きなコスト高にならない範囲でやれる事はやっておくようにしています。DUPONT(現CROMAX)の時はS690というクリアーが、促進性の高いS696(ハイパーキュア)に変わった際に致命的なブリスターが発生するという事態を起こしたので、

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダNBOXミラーカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたN-BOXジョイのドアミラーカバー塗装、本日完成です。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様にホワイトパールに塗られていた物を、

ホンダ純正色「ミラノレッド」(カラーコード:R81)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回はクリスタルクリアーをご指定だったので2コート塗装としていますが、

【お任せ仕上げコース】でソリッドカラーの場合、クリアーを塗らない「1コートソリッド」で行う場合もあります。

1コートソリッドはそれ専用の塗料で(STANDOX 2Kエナメル)、イメージとしてはクリアーに直接顔料が入ったような感じです。勿論通常のクリアーと同様ハードナーを添加する2液ウレタンなので自動車外装用の塗膜としては問題ありませんが、コンパウンド等で擦るとウエスに色が移ったりします。

ただスタンドックスの2Kエナメルはかなり良い物なので、同じ1コートソリッドでも昔ながらの新車塗膜に使っていた塗料とはまるで違う物ですのでご安心くださいませ。身近なところだと郵便局の車などが分かり易いかと。

色褪せてしまった箇所は新車時の焼付塗装で、鮮やかなに残っている箇所は2液アクリルウレタン系で塗った箇所と思われます(特に樹脂製のバンパーは焼付塗装が出来ないので新車時からウレタンです)。2液ウレタン系は耐候性が良いのが特長なので、パナロックやPG80等の比較的安い塗料でもここまで酷くはなりません。

あとは最近よく見かけるのが水性塗料のトラブルで、昔酷かったメルセデスベンツ程では無いですが(この時は下地まで達していましたが)、やはりと言うか溶剤から水性ベースコートに切り替わったばかりの時の塗膜は色々問題が出るみたいです。

補修用の塗料でも水性化はかなり進んでいるようですが、当店の場合は対象となる被塗物は今後さらに小さくしていく予定なので、最後まで今のシステム(溶剤型ベースコート)でいければと考えています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

艶消しの色味簡易確認方法

御依頼が決定された方には色見本帳をお貸出ししていますが、そちらは基本的に「艶ありのみ」となりますので、これを艶消しにした場合の簡易的な色味の確認方法をご案内いたします。

こちらは当店で用意している「艶あり」と「艶消し」をセットにした色見本です(こちらはお貸出ししていません)。

どちらもベースカラーは同じ色ですが、トップコート=クリアーがそれぞれ違います。艶消しの方は表面がザラザラになる事に寄って白っぽく見えるのが特長です。

使うのは市販のメンディングテープで、

これなら綺麗に剥がせるので、紙製の色見本帳に貼っても問題ありません。

気泡やゴミなどを噛むんでどうしても綺麗には貼れませんが、色味の確認くらいであれば十分かと思います。

そもそも違う素材なので同じにとはいきませんが、深みのある紫色が白っぽい艶消しになり、隣の艶消しクリアー仕上げの色見本と似たような感じになるのが判るかと思います。

ホワイトパールなどは艶があるとキラキラして綺麗ですが、これを艶消しにするとパール感が無くなって判り難いので、それの目安として使って頂ければと思います。ご希望の方には色見本帳と一緒に同梱して送りますのでお気軽に申しつけくださいませ(ただし色見本帳のお貸出しは塗装の御依頼が決定された方のみとなります。ご了承くださいませ)。