オートサービスショー2019③試供品

 先日行って来たオートサービスショ―で頂いて来た試供品の紹介です。

ちなみに上の画像は入場時に受付で貰う名札なのですが、選ぶ項目で「小物塗装」と言うジャンルが無かったので、インチキ仕方なく板金塗装屋として入らせて貰いましたが、実際車関係からは離れているので会場ではちょっと疎外感を感じました(笑)。

 と言う訳ですが、こちらはSTANDOXを取り扱うアクサルタさんのブースで頂いて来た資料&試供品一式です。他のブースではビニールでしたが、こちらは布製でトートバック風になっています。普段使いはちょっと恥ずかしいので(笑)、通勤の時に寄っているOKストアーでうっかり材料を買い過ぎてリュックに入りきらない!と言う時の為に携帯しておこうと思います(OK安過ぎてついつい買い過ぎてしまいますよね)。

 オートサービスショ―では新製品をエンドユーザーに紹介する場なので、主にこういったパンフレット系の物を沢山頂く事になります。

 こちらは新しく出たVOCエクストリームクリアーのパンフレットで、以前デモマンに試供品を頂いているのですが、知り合いの塗装屋さんから「これ反応早いので開けたら一ヶ月で終わりですよ」と言う言葉を聞いてから怖くてまだ使えていません(笑)。

 デモマンの方も仰っていましたが、新しいクリアーは湿度で効果が促進されるらしく(まあイソシアネートが水分と反応し易いと言う点で当然の事ではあるのですが)、「とにかく速い!」と言うのを売りにしているようです。

ただこれって世界中の塗装屋さんが同一条件で使う訳では無いので、元々高温多湿な日本では過剰過ぎるのでは・・・?と思わざるを得ません。以前DUPONTの塗料(センタリ6000)を使っていた時に、クリアーが690から696Sに変更してHC(ハイパーキュア)なる促進効果が付加されましたが、それのせいで何度か酷い目に遭っているのでもう懲り懲りです。必要な人だけ後から入れられるように促進剤だけ別にして売ってくれていればそれで良いと思うのですが・・・。

 そしてこちらは当日ブースでも見かけたヘッドライトの補修用のキットですね。既にTDS(テクニカルデータシート)もありました。

 ただヘッドライトの塗装で一番大変なのは元々あったコーティング剤(ハードコート)を剥がす作業で、これを少しでも残すとエッジ部が見えてしまいますから、完全に削り落とすのは骨の折れる作業です。

しかもTDSには「素地が透明であり、サンディングマークがないかどうかを確認してください。」と記載されていますが、それって結局コンパウンドで磨かないと駄目なのでは・・・(この辺どうなんでしょう。バフレックスブラック仕上げで本当に大丈夫なのでしょうか)。

結局のところこれらの労力に見合った工賃が頂けるのかと言うとこれが中々難しく、新しい物に買い替えるか、ヘッドライトスチーマーみたいな簡易的の方が良いのでは・・・と思ってしまいます。

ちなみにキットに入っていたクリアーは2液缶スプレータイプのクリスタルクリアーで、これは面白いかなと(笑)。

 そしてこちらは当日のブースでは見れなかった製品です。

 どうやらスプレーするのではなく「手で塗るプライマー」みたいな製品のようです。そう言えば昔別のメーカーでもこんなのが出ていたような気が・・・。

 他の画像で見てみると、ウェットティッシュのような感じでプライマーが使えるようで、イメージとしてはドアモールを貼る時などに使う3MのK-500(こちらはプラスチックプライマー)の金属版!みたいな感じですかね。

 恐らくは金属面にプライマーを塗らず、いきなりサフェーサー(プラサフ含む)を塗るケースが多過ぎるので、メーカーとしてはなんとか面倒くさがらずにプライマーを塗って貰おう!と言う事から開発されたのではないでしょうか。

本当は板金屋さんにこれを使って貰い、パテの前にこれを塗って貰えると最高なのですが、残念ながら多分それは無理ですよね。

 他には製品カタログも!

各製品の紹介や、原色特性表なども入ってます。

ただ最近は極短期間でクリアーが変わりまくる為、こういった紙媒体は直ぐにゴミになってしまいますから、勿体ないと棚に仕舞うよりも現場に置いてバンバン使っていこうと思います。

 それにしても最近のSTANDOXは「究極の!」とか「パーフェクトな!」みたいに、安易なキャッチコピーが多用されていてちょっと心配になります。そんな事はどうやても無理なのも判っている筈なのに・・・。

 他には演色性検査カードが!?

 と思ったらポストイットでした(笑)。

 さらに同ブースで展示されていたSontaraのウェスを頂きました。

 こちらは塗装前に被塗面に着いたゴミを拭いて取り除くタッククロスなる製品で、不織布に粘着物質が付いた物です。今回一緒に行った塗装屋さんは普段これを愛用しているとの事で、確かに私も見た事があるような気が・・・!と思ったら、そう言えばSTANDOXのセットを買った時に一緒についてきた物かも知れません。ちなみに私は現在3M社の物を使っています。最近のは昔みたいにベタベタタイプじゃ無くなりましたよね。

 こちらは磨き(ポリッシュ)後に塗装面をクリーニングする際に使える使い捨てウェスとの事です。確かに高いウェスを洗って使い続けるよりも、毎回使い捨てにした方が無用な傷は防げるかもですね。ちなみに私はJワイパーで水拭きしてから水が完全に乾ききる前にソーラーのファインクロスで拭き取るスタイルです。

それにしてもタッククロスは凄い数が入っていて、そもそも小物の塗装ではここまでのサイズが必用ないのでいつも4つ切りにして使っていますから、12×4=48枚、一週間に一枚使い捨てるとしても一年持ってしまいます。大丈夫なのでしょうか・・・(笑)。

他のブースでもコンパウンド等を頂いていますので、機会があればそちらも紹介したいと思います。

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