OGメガネフレーム 本塗り

megane32 こちらもお待たせしました!OGメガネフレームも艶消し黒で無事本塗り完了しております。

megane33 今回のメガネフレームではカシメの小さな丸い飾り金具を残すよう承っていますので、そこ用の直径1.8mmの丸いマスキングシートを作りました。

megane34 マスキングをする丸いカシメ部は全部で12個ですが、そこに貼るマスキングシートは余分に50個くらい作成し、その中から綺麗にカットされている物を選んで使います。ここまでサイズが小さいと綺麗な円に切るのも難しいんですよね。

megane35 裏側のヒンジ部分もマスキングします。普通こう言う所はマスキングテープを貼ってカッターで切ったりするようなイメージがありますが、それだと綺麗なマスキングには出来ない場合もあるので、カッターで1ミリくらいの幅にカットした細いマスキングテープをピンセットで貼っていく方法がメインですかね。塗ったら直ぐに剥がせるようにもしておきます。

megane37 そして本塗り開始です。床が光っているのは水を撒いているからで、ホコリの飛散と静電気の防止の為です。

megane38 塗り方としては最初はカシメマスキング部を避けるように塗装し、マスキング部分は極力無駄な塗膜が付かないよう最後に丁寧に塗装します。隠蔽しているかのチェックの方法は強力なLEDライトを使います。

megane39 余りにも切羽詰まっていて途中の撮影を忘れたのですが(そもそも撮るつもりも無かったのですが)、カシメ部分のマスキングを剥がし、多少その辺りを追加で処理してカシメ部分に密着剤を塗り(これはもう仕方無いです)、全体に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

ちなみにプラモデルで「メタルプライマー」なる透明なプライマーがありますが、塗装屋的にはあれは密着剤と言う見解で、自家塗装であればわざわざあれを買わずミッチャク◇ンとかでも大丈夫だと思います。そもそも金属の酸化を抑えられるプライマーに無色透明な物はありませんからね(防錆顔料はどこに行ったって感じです)。

megane40 レンズが入る部分はやはり塗膜は薄膜になるように注意して塗っています。

megane42テンプルの方のカシメも何とかなったと思います(実はかなり疲れました・・・笑)。

後は完全硬化させて数日寝かした後、最後に仕上げにレンズの組み込みですね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!