OGネガネフレーム塗装 完成

megane44  大変お待たせしました!透明だったセルフレームは艶消し黒の塗装で本日完成となります。レンズも無事組み付け完了しました。

gold元の状態はこんな感じで、難しかったのはやはり各部のマスキングですね。

megane45セルフレームでよく見る造りなのですが、丸い部分は蝶番を固定する為のカシメがそのまま飾り金具になっています。今回はこれを残したいと言うご要望でした。初めてだったらちょっとアレですが、以前に一度か二度程施工事例があったので普通にお受付出来ました。

megane46 蝶番の部分は金メッキ(風)で、ペーパーが掛かると傷が付いてしまうので足付け処理時に傷が付かないよう注意して最後まで綺麗な状態で残せたと思います。

megane48 多分塗装屋さんが見てもマスキングで塗ったとは判らない程度の仕上がりになっていると思います。

megane49 飾り金具は全部で12個あり、ベースコート(黒)はマスキングをしていますがクリアー(今回は艶消し)自体は一緒に塗っているので表面を触っても塗膜の切れ目の段差など違和感は感じないと思います。

megane50 一番大変なのは実はレンズの嵌めこみで、今回の場合は特にレンズが小さいので曲げて差し込む事が出来なかった事と、フレームもしっかりし過ぎてしなりが無く、最後の最後で塗装がエグれたら一体どうなってしまうのか・・・とかなりの恐怖でした。

megane51が、事前のレンズの調整と中性洗剤(潤滑させる為)のお陰で何とか良い感じに出来たと思います。

最近メガネのお問い合わせが凄く増えて来ましたのでそろそろ専用のサイトページをちゃんとしないといけないかもですね(本当は老後の予定だったのですが・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

OGメガネフレーム 本塗り

megane32 こちらもお待たせしました!OGメガネフレームも艶消し黒で無事本塗り完了しております。

megane33 今回のメガネフレームではカシメの小さな丸い飾り金具を残すよう承っていますので、そこ用の直径1.8mmの丸いマスキングシートを作りました。

megane34 マスキングをする丸いカシメ部は全部で12個ですが、そこに貼るマスキングシートは余分に50個くらい作成し、その中から綺麗にカットされている物を選んで使います。ここまでサイズが小さいと綺麗な円に切るのも難しいんですよね。

megane35 裏側のヒンジ部分もマスキングします。普通こう言う所はマスキングテープを貼ってカッターで切ったりするようなイメージがありますが、それだと綺麗なマスキングには出来ない場合もあるので、カッターで1ミリくらいの幅にカットした細いマスキングテープをピンセットで貼っていく方法がメインですかね。塗ったら直ぐに剥がせるようにもしておきます。

megane37 そして本塗り開始です。床が光っているのは水を撒いているからで、ホコリの飛散と静電気の防止の為です。

megane38 塗り方としては最初はカシメマスキング部を避けるように塗装し、マスキング部分は極力無駄な塗膜が付かないよう最後に丁寧に塗装します。隠蔽しているかのチェックの方法は強力なLEDライトを使います。

megane39 余りにも切羽詰まっていて途中の撮影を忘れたのですが(そもそも撮るつもりも無かったのですが)、カシメ部分のマスキングを剥がし、多少その辺りを追加で処理してカシメ部分に密着剤を塗り(これはもう仕方無いです)、全体に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

ちなみにプラモデルで「メタルプライマー」なる透明なプライマーがありますが、塗装屋的にはあれは密着剤と言う見解で、自家塗装であればわざわざあれを買わずミッチャク◇ンとかでも大丈夫だと思います。そもそも金属の酸化を抑えられるプライマーに無色透明な物はありませんからね(防錆顔料はどこに行ったって感じです)。

megane40 レンズが入る部分はやはり塗膜は薄膜になるように注意して塗っています。

megane42テンプルの方のカシメも何とかなったと思います(実はかなり疲れました・・・笑)。

後は完全硬化させて数日寝かした後、最後に仕上げにレンズの組み込みですね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

メガネフレーム 下準備

megane29 オークリーのサングラスとこちらのメガネフレームも作業着手しておりますので御安心下さいませ。

こちらはまずはレンズの加工で、塗装後にレンズを取り付ける際、塗膜を傷付けないよう周りを削って入れられるギリギリのサイズに調整しておきます。

megane28手前のテンプルが最初の状態で、奥のフロントが足付け処理が終わった状態です。レンズが入る部分はしっかり傷(=足)を付けておきたいので#320で、その他は全体に#800を使い、金色に光らせて残すカシメ金具の所は#1200相当で仕上げています。

オークリーのフレームとこちらも今週中に本塗りを行う予定です。もう少々御待ち下さいませ!

メガネフレーム塗装 承ってます

gold こちらは先日お納めしたばかりのメルセデスC63テールランプスモーク塗装をご依頼頂きましたオーナー様で、今回はこちらのメガネフレームの塗装をご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

gold1 ご依頼内容としてはこちらのフレームをマットブラック(艶消し黒)で承っていまして、ただカシメの丸い飾り金具の部分は残して欲しいとのご希望となっています。「ここをマスキングするのかよ・・・」と思いそうですが、カッティングプロッターがあれば実はそんなに難しくはありません。

gold2 先ほどの裏側がこんな感じになっています。勿論蝶番の金具も取れませんのでこの辺もマスキングで対応します。

gold4 面白い事に気がついたのですが、フロントの金具に関してはカシメ(固定)の物では無く完全に飾りの為の物です。蝶番の金具も勿論着いていますがそれは単に溶け込ませて固定されているだけでこの丸い金具とはくっ付いていません。恐らくフレームが透明ですから、前から見えて蝶番の金具が見えてしまうのが美しくないのでそれを目立たなくする為に着けているのだと思います。サイドとお揃いならむしろ意匠性に優れていますしね。

gold5という事で早速分解しました。特徴としてはレンズが小さいので入れる時にシナリ量が少ないですから塗装を傷つけないように入れるのが難しそうです。事前の調整~練習を相当しておかないとですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介します。幸いにして別件でお預かり中のOAKLEYのサングラスフレームもマットブラックで承っていますので並行して作業する予定です。

では完成まで今しばらくお待ち下さいませ。この度も当店をご利用頂き有難う御座います!