OAKLEYサングラスフレーム塗装 完成

oakley42 先日本塗りを終えていたオークリーのサングラスフレームの付属品パーツが無事届きました。お手数を頂き有難う御座います!

これらの付属品は元々オーナー様が外されていまして、今回のご依頼はフレームのみを送って頂いたのですが、どうせなら組み付けもこちらで行なうという事で後から発送していただきました。実際に組み付けてみて判りましたが、やはりこちらでやっておいて良かったと思います(レンズを入れる際に結構フレームを曲げたので普通は不安に思うかも知れません。ただ今回の塗装は軟化仕様になっていますので全く問題はありません)。

oakley35 と言う事で組み付け完了です。お待たせしました!

oakley36 色はBMW MINIの純正色「TRUE BLUE」(カラーコード:B17)で、こちらはオーナー様が所有する車とお揃いになります。クリアーは艶消し仕様で、強度としては車のボディの塗装と同じ物と考えて頂ければと思います(実際全く同じ物で、使っている材料はその中でも高品位な物となっています)。

oakley37 ちょっと画像が多目ですが、オークリーのサングラスの塗装はお問い合わせも多いので、他の方の参考の為に沢山撮っておきました。

oakley38 両サイドの「O」のエンブレムはシルバーの艶消し仕上げで、メタリックの粒子感が非常に細かく、正面が明るくスカシが暗いのが特徴のSTANDOX MIX818の原色をそのまま利用しています。比較的扱いが易しく金属っぽい質感の強いシルバーですね。

oakley39 フロントフレームとテンプルとの接続は嵌め込みとなっていて、取り付ける時は良いのですが、外す際には結構難しいと思います。無理に引っ張ると出っ張りが潰れてしまう可能性がありますので、ご依頼の際にはそのままか、或いは自家塗装を考えている方はプラスチック製のヘラ(ジコラヘラ60mm)を最低3本は用意して挑むのが宜しいかと存じます。

oakley40 今回の肝だったフロントの「OAKLEY」のロゴです。両サイドの「O」のエンブレムに合わせたシルバーのデカールで再現しています。

oakley41デカールは薄いといっても塗装の世界ではかなりの厚みとなりますので、そのまま貼っただけでは段差が見えてしまいますから、今回は「足付け処理→ベースコート塗布→デカール貼り付け→2液ウレタンクリアー塗布→完全硬化→研磨」といった工程でデカールの段差を平滑に仕上げてから改めて艶消しクリアー(2液ウレタン)で仕上げています。塗った本人も全く段差を感じられませんのでご安心下さいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!